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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
日本経営史a/BUSINESS HISTORY OF JAPAN(A)
開講所属
/Course Offered by
経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水1/Wed 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
平井 岳哉

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
平井 岳哉 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
本授業は、江戸期から現代に至るまでの日本企業の経営面からみた発展要因を学ぶものである。学生たちには、時代の変遷に左右されない普遍的な経営システム、あるいは逆に、時代によって変化している経営システムの存在とその内容を学んでほしい。

経営学科の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)にあるように、歴史観や倫理観などの教養的素養に加えて、個人や組織の活動を向上させて社会的責任を果たす能力、および市場環境や企業経営などの変化を洞察する能力の涵養をめざす。
また、カリキュラム・ポリシーおよび履修系統の関連からみると、歴史分野の学科専門科目として、ビジネスの歴史に関係する専門的知識の提供を行う。
本科目の履修により、将来に実務経験にあたって役立つ企業の専門的知識の習得が期待される。
春期は、江戸期から開始して第2次大戦以前までの企業経営を予定している。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業方法は、対面での講義形式を想定している。(授業方法について備考欄で追記)
資料の事前配布を行う場合は、manabaでの掲示を予定している。

各回とも、まず時代の経済環境を概観するとともに、主人公となる企業の成長過程とその要因を説明して、履修者の理解を深める。同時に、成功企業における経営面での革新性の抽出も行っていきたい。
授業で課題の設定を行った場合には、次回の授業においてその内容をフィードバックする形で概要の解説を行うつもりである。
授業では、履修者同士によるディスカッションの時間を随時設けるつもりなので、成功要因などについて自分たちから発見・考察する積極的な授業参画意識を履修者にはもってほしい。

事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前事後の学修における合計時間は、4時間である。
履修者には、次回の授業項目について参考文献等の該当箇所を事前に読んでおいてほしい(1時間)。
事後学修においても、授業ノートおよび参考文献等を読んで、内容を理解してほしい(1時間)。
上記以外に、経済雑誌、新聞等における企業の最新情報を日常的に入手しておくことが求められる。各回の授業内容に関連すると思われる経済雑誌、新聞等の該当箇所を授業の事前・事後のどちらでもかまわないので、最低でも2時間程度をかけて読んでおいてほしい。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
教科書は特に指定しない。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
日本経営史 新版
著者
/Author name
宮本又郎ほか
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4-641-16300-3
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
期末に試験もしくはレポートを行う。

試験(レポート)の結果(90%):論述式の問題を数問出題する。企業経営に関する知識と考察力を備えたかどうかを評価します。具体的な評価のポイントは、①授業内容に基づいていること、②各企業の成長に関する概要把握および成功した要因、その後の変化の動向などを一連の流れの中で理解していること、③説明における論理性があることなどである。
授業への参加・貢献度(10%):受講態度、授業中における発言・質疑応答での具体的な参加などから総合的に評価する。
関連科目
/Related Subjects
外国経営史、日本経済史、経営戦略論、経営組織論、経営財務論、人的資源管理論、国際経営論、企業論、ベンチャー企業論など。
備考
/Notes
感染症の流行状況をみながら、授業方法については臨機応変に対応していくつもりである。
対面での授業が不可能になった場合には、遠隔(Zoom)によるリアルタイム配信と録画配信の実施を想定している。
到達目標
/Learning Goal
日本経営史に関する専門知識を習得し、日本の企業経営の形成・発展の歴史等について分析のうえ、解説できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 経営史学の有効性 時間軸を使った研究分析アプローチ方法などを提示するとともに、過去の歴史的研究が現代の企業経営分析になぜ有用なのかなど経営史学の有効性について、履修者の理解を深めていきたい。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
2 江戸期の商家経営①(経営戦略) 江戸期の商家経営の状況について、三井の越後屋を主たる事例にして理解を深める。パート①では、後発であった越後屋の成長過程と成長要因を考察する。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
3 江戸期の商家経営②(家産継承) 江戸期の商家経営の状況について、三井の越後屋を主たる事例にして理解を深める。パート②では、家産継承の方法について理解を深める。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
4 明治期の近代企業 江戸期の商家経営の状況について、三井の越後屋を主たる事例にして理解を深める。パート③では、従業員の雇用・採用などに焦点をあてて理解を深める。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
5 紡績業 明治期前半に成長した産業として紡績業を取り上げて、その成長過程と成功要因を説明する。明治期における近代産業の離陸がなぜ可能であったかについて理解できるようにする。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
6 財閥①三井 三井財閥の成長過程と成功要因を考察する。あわせて三井の構成企業群の概要と財閥としての特色を理解できるようにする。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
7 財閥②三菱 三菱財閥の成長過程と成功要因を考察する。あわせて三菱の構成企業群の概要と財閥としての特色を理解できるようにする。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
8 財閥③住友ほか 財閥として同じ事業から出発するとともに傘下構成企業もほぼ同じである住友と古河の2つの財閥を取り上げ、その成長の明暗の比較を行い、財閥成長の要因を理解できるようにする。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
9 重化学工業の発展 財閥のとりまとめとして、明治期に財閥が出現した理由と財閥が日本産業にもたらした役割等を考察して、日本の企業経営における財閥の位置づけを理解できるようにする。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
10 新興財閥 明治後半期から大正期にかけて日本の重化学工業化をリードした新興財閥企業群を考察して、新興財閥企業の概要と特色を理解できるようにする。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
11 総合商社 三井物産と鈴木商店(急成長後、昭和初期に倒産)を事例に、日本における総合商社の誕生・成長要因を考察し、総合商社の経営史を理解できるようにする。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
12 都市型産業 大正期、都市部の会社・工場で働く就業者が増加し、その結果として都市型産業が出現し成長していった。この都市型産業の概要と成長過程を理解する。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
13 不況下の企業経営 第一次大戦後の長期不況下、日本企業はどのような変化を求められたかなど、不況下の企業経営について理解できるようにする。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)
14 企業合同、産業寡占 不況脱出ならびに戦時体制への対応として、昭和10年代に企業間では合併・統合などが行われた。この時期の企業経営について理解できるようにする。 事前・事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間)
このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間)

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