基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	専門英語b(持続可能な開発目標(SDGs))／ENGLISH FOR SPECIFIC PURPOSES(B)
開講所属 ／Course Offered by	経済学部／ECONOMICS
ターム・学期 ／Term・Semester	2022年度／2022 Academic Year　　秋学期／FALL SEMESTER
曜限 ／Day, Period	金4／Fri 4
開講区分 ／semester offered	秋学期／Fall
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	3,4
主担当教員 ／Main Instructor	長瀬　理英

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
長瀬　理英	国際環境経済学科／ECONOMICS ON SUSTAINABILITY

授業の目的・内容 ／Course Objectives	学科専門科目として、英語の文献その他の情報を正確かつ批判的に読解し、環境に対する責任と正しい認識に基づき、持続可能な社会の実現を目指して、地域社会や国際社会に貢献できる実践的な能力を身につける。特に「持続可能な開発目標」（SDGs）について基本的な理解があることを前提に、この授業ではSDGsの達成に向け何ができるかを中心テーマとして、各アクターの取り組みに関してより良く評価できることを目指す。 　政府／地方自治体、企業、市民社会／学生がとる全般的アプローチについて理解を深めることができる。 　地方自治体のアプローチの基本を理解することで、現実の取り組みを包括的に分析でき、課題を克服するための提案ができる。 　市民社会／学生向けの英語テキストをもとにグループで議論し、不平等と公平/公正の違いなど基本的概念の理解や欧米式授業について学ぶことができる。 　企業のアプローチと批判的な分析を理解することで、複眼的な見方ができるようになる。
授業の形式・方法と履修上の注意 ／Teaching method and Attention the course	基本的には対面形式授業とオンライン形式授業とを交互に行うハイブリッド授業形態をとる(ただし、対面授業の場合でも、オンライン参加可能)。これにオンデマンド形式を含めた3つの選択肢の中から各受講生の事情に合わせて選択できる。 テーマに応じて、講義形式とグループ討論形式を併用するが、受講生の選択する授業形態や新型コロナウイルス感染状況によっては講義形式中心となる可能性がある。全般的なアプローチの分析については、講義形式が中心となる。受講生には要約を中心に発表してもらう。可能な範囲で、Zoomの投票機能を通じた問題回答を行う。 　市民社会・学生向けの英語テキストに沿ってグループ討論形式を基本とする。 　毎回の授業で出す課題については、可能な限りグループ討論により意見交換したうえで、各受講生にmanabaのレポート機能を通じて回答を提出してもらい、講師は同レポート機能を通じて各回答にフィードバック（コメント）するとともに、次回授業内で全体的なコメントを行う。 　受講生は内容を理解するだけでなく、批判的（内省的）に読解し、自分の考え・意見を持ち、討論に参加することが求められる。 　専門英語a（持続可能な開発目標(SDGs)）を履修していることがのぞましいが、受講の前提としない。したがって、専門英語aを受けていなくても受講できる。
事前・事後学修の内容 ／Before After Study	上記「授業の形式・方法」に沿って、内容を要約し、発表できるように、また、討論に参加できるよう予習しておくこと（約1時間）。復習をしながら毎回の授業課題に回答する（約2時間）。復習や課題への取り組みを通じて理解できないことがあれば、質問できるようにしておくこと（約1時間）。
テキスト1 ／Textbooks1	書籍名 ／Title Learning Module 1: Localizing the SDGs/ Introduction 著者 ／Author name UCLG 出版社 ／Publisher UCLG ISBN ／ISBN その他（任意） ／other https://www.learning.uclg.org/sdg-learning-modules
テキスト2 ／Textbooks2	書籍名 ／Title Empowering Students to Improve the World in Sixty Lessons Version 1.0 著者 ／Author name Fernand M. Reimers, et.al. 出版社 ／Publisher CreateSpace Independent Publishing Platform ISBN ／ISBN 9781546456773 その他（任意） ／other 2017
テキスト3 ／Textbooks3	書籍名 ／Title The Trillion Dollar Shift: Achieving Sustainable Development Goals 著者 ／Author name Marga Hoek 出版社 ／Publisher Routledge ISBN ／ISBN 9780815364313 その他（任意） ／other
参考文献等1 ／References1	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title Empowering Global Citizens: A World Course 著者 ／Author name F.M. Reimers, V. Chopra, C.K. Chung, J. Higdon & E.B. O'Donnell 出版社/URL ／Publisher CreateSpace Independent Publishing Platform ISBN ／ISBN 9781533594549 その他（任意） ／other 2016
参考文献等2 ／References2	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title Overview:Business and the UN Global Goals 著者 ／Author name Aim2Flourish 出版社/URL ／Publisher Case Western Reserve University ISBN ／ISBN その他（任意） ／other https://aim2flourish.com/un-global-goals-resources
参考文献等3 ／References3	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 僕たちはどう生きるか：言葉と思考のエコロジカルな転回 著者 ／Author name 森田真生 出版社/URL ／Publisher 集英社 ISBN ／ISBN 9784087717570 その他（任意） ／other 2021
評価方法 ／Evaluation	平常点：60％（毎回授業の課題への回答）、期末レポート：40％（授業で扱った課題の延長として、複数の課題からひとつを選んで回答する） 他人の発言や文章を参考にする場合には、発言者の氏名や出典／出所（文献、記事、グループ討論など）必ず明示すること。しない場合は「盗用」として扱うので注意のこと。 評価基準は主として、①設問に対する応答が適切かどうか、②適切な形式が採用され、論理的ならびに説得力のある文章が展開されているかどうか、③読解が正確で、批判的な考察がなされているかが中心となる。
関連科目 ／Related Subjects	専門英語a（持続可能な開発目標(SDGs)）
備考 ／Notes
到達目標 ／Learning Goal	経済・経営・国際環境経済の各分野で用いられる専門英語を習得し、各分野について英語で理解を深め、専門英語を運用できるようにする。

回 ／Time	授業計画（主題の設定） ／Class schedule	授業の内容 ／Contents of class	事前・事後学修の内容 ／Before After Study
1	イントロダクション／オリエンテーション	授業の概要、進め方。SDGsの背景とミレニアム開発目標（MDGs）との関連。	授業内容を復習すること。 課題に回答すること。
2	「持続可能な開発目標」（SDGs）達成のためのアプローチ：地方自治体(1)ローカライゼーション	Localizationとは何か。なぜ大切か。意識の向上。Learning Module 1: Localizing the SDGs/ Introduction（pp.18~28)	"Learning Module 1"の該当箇所を読んでおくこと。課題回答。
3	「持続可能な開発目標」（SDGs）達成のためのアプローチ：地方自治体(2)啓発とアドボカシー	Advocacyの目的。方法。可能となる環境整備。Learning Module 1: Localizing the SDGs/ Introduction(pp.28~38）	"Learning Module 1"の該当箇所を読んでおくこと。課題回答。
4	「持続可能な開発目標」（SDGs）達成のためのアプローチ：学生・市民社会（1）不平等	Grade 1 Lesson 3 "Inequality"（p.55~57）にしたがったグループ討論・発表	”Empowering Students to Improve the World in Sixty Lessons Version 1.0”の該当箇所を読んでおくこと。課題回答。
5	「持続可能な開発目標」（SDGs）達成のためのアプローチ：学生・市民社会（2）平等と公平/公正	Grade 1 Lesson 4 "Equalirty and Fairness"（p.59~60）にしたがったグループ討論・発表	”Empowering Students to Improve the World in Sixty Lessons Version 1.0”の該当箇所を読んでおくこと。課題回答。
6	「持続可能な開発目標」（SDGs）達成のためのアプローチ：学生・市民社会（3）統計数字からの現状把握	Grade 4 Lesson 4 "World-SDGs and Actionable Steps"（p.115~118）にしたがったグループ討論・発表	”Empowering Students to Improve the World in Sixty Lessons Version 1.0”の該当箇所を読んでおくこと。課題回答。
7	SDGs達成のためのアプローチ：学生・市民社会（4）ジェンダー不平等と権利獲得運動	Grade 9 Lesson 1 "Women's Rights Movements: Positioning/ Dive into Literature"（p.197~198）同上	”Empowering Students to Improve the World in Sixty Lessons Version 1.0”の該当箇所を読んでおくこと。課題回答。
8	SDGs達成のためのアプローチ：学生・市民社会（5）歴史的・世界的視野からの文献分析	Grade 9 Lesson 2 "Literature Analysis- How Women are Portrayed in their Community "（p.199~200)同上	”Empowering Students to Improve the World in Sixty Lessons Version 1.0”の該当箇所を読んでおくこと。課題回答。
9	SDGs達成のためのアプローチ：学生・市民社会（6）文献を踏まえた現状分析	Grade 9 Lesson 3 "Making Connections from Literature to Current Realities: Women in Our "（p.201~202）	”Empowering Students to Improve the World in Sixty Lessons Version 1.0”の該当箇所を読んでおくこと。課題回答。
10	SDGs達成のためのアプローチ：学生・市民社会（7）アクションに向けて	Grade 9 Lesson 4 "Desigining a Project to Address Gender Inequalities"（p.203~204)同上	”Empowering Students to Improve the World in Sixty Lessons Version 1.0”の該当箇所を読んでおくこと。課題回答。
11	「持続可能な開発目標」（SDGs）達成のためのアプローチ：企業(1)基本的枠組み	企業のアプローチの概要と"落とし穴"およびベストプラクティス	"Overview:Business and the UN Global Goals"および BUSINESS AND THE SUSTAINABLE の予習。課題回答。
12	「持続可能な開発目標」（SDGs）達成のためのアプローチ：企業(2)概念的理解	”2.1 THE CALL TO BUSINESS AND CAPITAL”、2.2 THE NEW MEANING OF GROWTH”	MARGA HOEK.The Trillion Dollar Shift(p.46~61)の予習。課題回答。
13	「持続可能な開発目標」（SDGs）達成のためのアプローチ：企業(3)共有価値モデル	“2.3 The Shared Value Model”、“2.4 Unlocking SDG Markets and their Potential”	MARGA HOEK.The Trillion Dollar Shift（p.62~79）の予習。課題回答。
14	「持続可能な開発目標」（SDGs）達成のためのアプローチ：企業(4)企業規模からみた取り組み	“2.4 Unlocking SDG Markets and their Potential”、“2.5 A Call to All Businesses (Large, SMEs, Start-up	MARGA HOEK.The Trillion Dollar Shift（p.80~95）の予習。課題回答。