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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
日本経済史b(18以前)/ECONOMIC HISTORY OF JAPAN(B)
開講所属
/Course Offered by
経済学部/ECONOMICS
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
月4/Mon 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
市原 博

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
市原 博 経済学科/ECONOMICS
授業の目的・内容
/Course Objectives
1929年の世界大恐慌を機に、世界の資本主義経済は、経済活動への政府の介入を前提とする経済構造へと変貌しました。この段階の資本主義経済は「現代資本主義」と呼ばれてきました。本講義は、「日本経済史a」を踏まえて、「現代資本主義」に移行する前後からの日本経済の成長・発展の過程を考察します。この時期の日本は、経済面のみならず、社会のあらゆる面で大変動を経験しました。政府の財政政策による恐慌からの脱出、第二次世界大戦による戦時統制経済への移行、敗戦後の経済改革と経済復興を経て、日本を根本から変えた高度経済成長が始まり、その終焉後に「経済大国」ともてはやされる時代が到来し、そしてバブル経済とその崩壊後の長期不況を経験しました。講義では、1980年代に日本が「経済大国」になり、やがてバブル経済に篤入していくまでを取り上げます。
「学科専門科目」として、現代日本の経済社会が形成されてきた歴史や諸制度の変遷を理解し、現代の社会経済を相対化して認識する能力を身に付けて、経済社会の諸問題を深く洞察できるようになることを目的とします。豊かな歴史観を身に付け、多文化・異文化を理解する能力を目指します。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
毎回プリントを配布します。それと、PPTのスライドを使って講義します。
毎回質問の時間を設けるか、チャットで質問を受け付けて回答します。
単位取得には三分の二以上の出席が必要です。私語が摘発された場合、欠席となることがあります。
対面授業を基本とするが、感染状況により、ライブ型オンライン授業を実施することがある。その際にはZoomを利用する。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前に入手する配布プリントをよく読み、キーワードについて調べてください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
とくになし
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
日本経済史
著者
/Author name
武田晴人
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
日本経済史
著者
/Author name
沢井実・谷本雅之
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
1回実施する小レポート10%、定期小レポートは講義内容の基本的理解が出来ているか、定期試験はそれに加えて、専門用語を理解しているか、論理的に明確に問題を論述できているかを評価します。小レポートは6月に実施する予定です。期末試験はすべて論述式です。試験90%で評価します。
関連科目
/Related Subjects
「社会経済史」「社会史」
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
日本経済の歴史について専門知識を習得し、日本経済の成長過程やその要因等について分析のうえ、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 1. イントロダクション 現代資本主義という概念の内容について解説する
2 2. 金融恐慌の発生 1920年代の金融不安と1927年の金融恐慌の原因を学ぶ
3 3. 金解禁と井上財政 金輸出解禁を実施した井上準之助の経済思想を学ぶ
4 4. 昭和恐慌と高橋財政 高橋是清の財政政策の内容とその効果について学ぶ
5 5. 戦時統制による計画経済への移行 戦時期の経済統制政策の内容と社会的影響について学ぶ
6 戦後経済改革の歴史的意義 財閥解体・農地改革・労働改革を中心に戦後改革がもたらした経済変革を学ぶ
7 7. 経済復興政策の展開 敗戦後のインフレ対策、生産復興、ドッジラインなどの経済政策を学ぶ
8 8. 高度経済成長のメカニズム(1) 「投資が投資を呼ぶ」と言われた高度成長のメカニズムを学ぶ
9 8. 高度経済成長のメカニズム(2) 高度成長を可能にした技術革新について学ぶ
10 10. 高度経済成長と日本社会の変容 「高度成長」が日本社会をどのように変えたのかを、働き方と教育から考える。
11 通貨危機と石油危機ー1970年代の日本経済ー 2つの経済危機により高度経済成長が終わりを告げる過程を学ぶ
12 安定成長と「経済大国」の時代 1980年代の安定成長と「経済大国」化が可能になった理由を学ぶ
13 平成バブル経済の膨張と破綻 1980年代後半にバブル経済が生まれた理由を学ぶ
14 日本経済史から何を学ぶか 明治期から平成バブルまでの日本経済史を振り返り、何を学ぶべきかを考える。

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