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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
特殊講義b(生命における水・環境における水)/SPECIAL LECTURE(B)
開講所属
/Course Offered by
経済学部/ECONOMICS
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火2/Tue 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
濱 健夫

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
濱 健夫 国際環境経済学科/ECONOMICS ON SUSTAINABILITY
授業の目的・内容
/Course Objectives
「水」は我々の生命活動にとって、また環境の形成にとって欠くことができない重要な物質です。水は様々な物質を溶かす能力に優れており、これが、生物体や環境中での物質の輸送や物質の化学反応に大きな役割を果たしています。更に、水の温度が変化する時、あるいは水蒸気や氷に変わる時には、大きなエネルギーを必要とするため、生物そして環境の恒常性の維持における水の役割は大きいものです。
本授業では、普遍的に存在するが、特殊な性質を有する「水」に関して、化学、生物学、地球科学、環境学など、多方面からわかりやすく解説します。特に、ミネラルウォーターや水資源など、我々の生活に関係の深いトピックスにも言及する予定です。
この授業を通して、「水」に関する分子レベルから地球レベルにわたる広い知識を習得し、生命現象や環境における「水」の重要性を理解します。これにより、現代社会に対処できる豊かな自然観を育成し、幅広い教養を身につけることを目的とします。
尚、講義期間中に新たなトピックスが見出された場合には、追加して解説します。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
本授業は受講者数が多数のため、manabaを用いた授業資料・課題提示によるオンデマンド授業を実施します。manadbaのコンテンツに公開するURLからZoomに接続し、動画を通して内容を理解してください。
各週の授業内容に関する課題についてレポートを完成し、manabaを通して提出してください。この際、質問や要望等も受け付けます。質問、要望等に対しては、必要に応じて次回の授業で解説するほか、manaba上でレポートへのコメントとして返答します。
詳細は、第1回の講義の際に説明します。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学習:各週の授業内容について、書籍やweb等を通して概要を把握しておくこと(2時間)
事後学習:授業内容の復習を行うと共に、毎週の課題レポートとしてまとめて、manabaのレポートシステムで提出すること(2時間)
その他:授業内容に関連し、web等を通して得られる情報について随時紹介しますので、積極的に学修してください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
テキストは使用せず、授業用に作成した資料を使用します。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
水資源の科学
著者
/Author name
鹿園直建
出版社/URL
/Publisher
オーム社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
水システム講義
著者
/Author name
古米弘明・片山浩之(編)
出版社/URL
/Publisher
東京大学出版会
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎週レポート(50%)と学期の最後に実施する総合レポート(50%)により、授業内容を正しく理解し、水に関わる現象を論理的に説明できるかを評価します。
関連科目
/Related Subjects
特殊講義a、同bおよび、総合講座a、同bが本授業と関連します。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
経済・経営・環境分野の現場で活躍する人々の講演を通じて、それらの現場の実態および今後の展望等について理解・分析し、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 水惑星地球 授業計画を説明するとともに、地球に液体の水が存在する理由について考察します。
2 水の特性 水の特殊な性質とそれをもたらす理由について説明し、生物および環境における水の働きを考えます。
3 様々なミネラルウォーター 市販されるミネラルウォーターの水質の違いと、その水質が決まる理由について検討します。
4 生命活動と水-植物 植物における水の重要性と植物体内における水の移動について解説します。
5 生命活動と水-動物 動物と水の関係について、ヒトを例にとり、水の摂取から排泄の過程について解説します。
6 地球上の水循環 地球における水の存在状態と、それらがどのように循環しているかについて理解を深めます。
7 世界の河川と水 河川と流域の特性を決める要因について解説するとともに、国際的な水問題について考えます。
8 地下水とその利用 地下水の流動に関する情報を学ぶとともに、地下水の利用と関連する環境問題について解説します。
9 緑のダム森林 治水、利水における森林の役割を、ダム建設の歴史とともに考察します。
10 湖沼・河川水の汚染 湖沼・河川の環境基準と人間活動による汚染過程について総合的に考えます。
11 海洋の汚染 海洋の汚染の概況を説明するとともに、近年注目される海洋プラスチック汚染について理解を深めます。
12 上下水道と水の浄化 家庭や事業所で利用される上下水道について解説し、そこで利用される水の浄化の現状を考察します。
13 水資源の持続的利用 世界的な水問題と水資源の持続的利用に関して、具体例をあげて解説します。
14 まとめ 水に関わる諸課題について、授業を復習しながら理解を深めます。

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