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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
特殊講義a(生命を造るしくみ・生命が造るしくみ)/SPECIAL LECTURE(A)
開講所属
/Course Offered by
経済学部/ECONOMICS
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火2/Tue 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
濱 健夫

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
濱 健夫 国際環境経済学科/ECONOMICS ON SUSTAINABILITY
授業の目的・内容
/Course Objectives
20世紀後半から現在までの生物科学は、めざましい進展をとげています。その進展は、多様な生命活動の分子レベルでの解明から、地球環境が生命活動により形成される機構まで、多様なスケールに及んでいます。本授業では、生命活動がどのようなしくみにより成り立っているのか、「生命を造るしくみ」について、特に我々の生活に関わりのある現象に焦点をあてて解説します。また、生物は集団として地域環境から地球規模の環境の形成にどのような役割を果たしているのか、「生命が造るしくみ」について考察します。
本授業を通して、私たちの体を中心とした生命現象の仕組みについて正しい知識を得るとともに、環境の維持・改善に必要となる生命現象について理解を深めます。これにより、現代社会に対処できる豊かな自然観を育成し、幅広い教養を身につけることを目的とします。
尚、講義期間中に新たなトピックスが見出された場合には、追加して解説します。特に、新型コロナウィルスに関しては、随時新しい情報について説明します。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
本授業は受講者数が多数のため、manabaを用いた授業資料・課題提示によるオンデマンド授業を実施します。manadbaのコンテンツに公開するURLからZoomに接続し、動画を通して内容を理解してください。
各週の授業内容に関する課題についてレポートを完成し、manabaを通して提出してください。この際、質問や要望等も受け付けます。質問、要望等に対しては、必要に応じて次回の授業で解説するほか、manaba上でレポートへのコメントとして返答します。
詳細は、第1回の講義の際に説明します。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学習:各週の授業内容について、書籍やweb等を通して概要を把握しておくこと(2時間)
事後学習:授業内容の復習を行うと共に、毎週の課題レポートとしてまとめて、manabaのレポートシステムで提出すること(2時間)
その他:授業内容に関連し、web等を通して得られる情報について随時紹介しますので、積極的に学修してください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
テキストは使用せず、授業用に作成した資料を使用します。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
現代生命科学の基礎
著者
/Author name
都築幹夫(編)
出版社/URL
/Publisher
教育出版
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
生物環境の科学
著者
/Author name
加藤和弘
出版社/URL
/Publisher
放送大学教育振興会
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎週レポート(50%)と学期の最後に実施する総合レポート(50%)により、授業内容を正しく理解し、生命現象を論理的に説明できるかを評価します。
関連科目
/Related Subjects
特殊講義a、同bおよび、総合講座a、同bが本授業と関連します。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
経済・経営・環境分野の現場で活躍する人々の講演を通じて、それらの現場の実態および今後の展望等について理解・分析し、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 授業計画・ヒトと感染症 授業計画について説明するとともに、ヒトの感染症の歴史を学びます。また、新型コロナウィルスについての理解を深めます。
2 遺伝子の発現 子が親に似る遺伝の仕組みの基礎を、分子レベルで解説します。また、最新のゲノム編集技術についても理解を深めます。
3 細菌とウィルス ヒトの感染症を生じさせる細菌とウィルスについて、その生物化学的な違いを、具体的な例を含めて学習します。
4 免疫と生体防御 体に入る「異物」に対する生物の防御機構について理解するとともに、我々の健康と密接に関係する免疫について考えます。
5 細菌と抗生物質 ヒトの健康にとって、抗生物質の発見、利用は大きな役割を果たしてきました。抗生物質の働きとともに、耐性菌を生むなど、その危険性についても解説します。
6 遺伝子組換え 作物をはじめとして、遺伝子組換えは身近な技術となっています。その方法や利用の広がりについて検討します。
7 発生と分化 一つの細胞から、多様な形や機能をもつ器官から成る生体に、どのように成長するのか。様々な生物を例にして解説します。
8 生物と環境の進化 地球環境と生物は相互に影響を及ぼしながら、長い時間をかけて進化してきました。その相互の深い関係について検討します。
9 地球上の生物分布 地球上の生物の分布はどの様にして決まるのか。大気や海水の上下の循環が生物量を決めている「しかけ」について考えます。
10 生物の多様性と外来生物 人間活動により低下する生物多様性の現状について学ぶとともに、外来生物の影響を具体例を通して検討します。
11 地球上の物質の循環 地球上に生育する生物により、様々な物質が循環しています。特に、地球温暖化と関係する「炭素」の循環について、人間活動の影響を含めて理解を深めます。
12 土地利用の変化と生態系 人間活動による土地利用の変化は、生態系の大きな変化をもたらしつつあります。具体的な例を学びながら、人間活動の影響の大きさを検討します。
13 地球温暖化と生態系 地球温暖化が進行することにより、生態系が様々な変化を生じています。生態系の「これまで」と「これから」を考えます。
14 まとめ 授業全体を振り返り、生物の、そして生物が関わる現象について理解を深めます。

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