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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
精神保健福祉論b/MENTAL HEALTH(B)
開講所属
/Course Offered by
経済学部/ECONOMICS
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火4/Tue 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
伊藤 晋二

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
伊藤 晋二 経済学科/ECONOMICS
授業の目的・内容
/Course Objectives
精神保健(メンタルヘルス)や精神障害の問題は現代社会においては喫緊の課題であることは言うまでもない。自閉症スペクトラムなどの発達障害、学校でのいじめや不登校の問題、非行やひきこもり、自傷行為などの思春期・青年期の問題、核家族化・保育所不足の子育てに関する影響、児童虐待の問題、産後抑うつなどの女性の精神保健の問題、労働災害としての精神障害、異常犯罪、超高齢化社会における認知症の問題など、メンタルヘルスの問題は個人的な問題ではなく、解決すべき社会的問題ととらえるべきである。本講義は、経済学部学科専門科目群として人口・保健・医療について、特に精神保健に焦点を当て、精神保健福祉論aを踏まえて(精神保健福祉論bのみを履修することも可能である)、現代の精神保健についての課題と現状、それを解決するための法律や制度について理解し、精神保健にかかわる問題を解決するための方策を立てることができるようになることを目的とする。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業はオンライン(オンデマンド型)で実施する。毎回指定された期日内にmanaba内に指定されたパワーポイント(音声付き動画)を視聴し、manaba内の小テストを受験する(小テストは出席の確認を兼ねている)。小テストの解説は翌回の授業内で行う。質問や疑問点はmanaba内の掲示板を用いて意見交換を行う。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
本講義は単に精神保健についての知識を得ることだけでなく、現在社会の中で生じている様々な問題を精神医学・精神保健の面から理解することが目的であるので、シラバスにある毎回のテーマに関連した社会的な問題に関して事前に学習することが必要である。(2時間程度)。また、授業後には小テストの振り返りを兼ねて関連する図書などで学習をする(2時間程度)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
テキストは使用しない。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
新・精神保健福祉士養成講座 第6巻
精神保健福祉に関する制度とサービス
著者
/Author name
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟
出版社/URL
/Publisher
中央法規出版
ISBN
/ISBN
978-4-8058-5596-6
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
新・精神保健福祉士養成講座 第2巻
精神保健の課題と支援
著者
/Author name
日本精神保健福祉士養成校協会
出版社/URL
/Publisher
中央法規出版
ISBN
/ISBN
978-4-8058-3575-3
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
manaba内で実施される以下の点数から総合的に評価する。
小テスト(全14回)         50%
講義で示された精神保健の課題についての基本的な知識を獲得しているかを評価する。
毎回授業後に実施する。
期末レポート(600字程度)    50% 
精神保健に関する問題について基本的に理解し、社会的な問題として適切な考察ができるかを評価する。
学期後半に出題する。
関連科目
/Related Subjects
精神保健福祉論a
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
精神保健福祉に関する専門知識を習得し、現代社会のストレス発生要因、およびその対処法等について分析のうえ、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 オリエンテーション:現代社会と精神保健 現代社会において精神保健を決定する要因と予防医学の観点からのメンタルヘルスを理解する。
2 ライフサイクルと発達段階 ライフサイクルについて、エリクソンとフロイトの学説を対比して理解する。
3 乳幼児期の精神保健 乳幼児期の愛着について理解し、発達障害や被虐待児の症状について理解する。
4 学校の精神保健(小学校・中学校) 小学校や中学校場面における不登校やいじめについて概観し、対応について理解する。
5 学校の精神保健(高校・大学) 青年期に起こりやすい統合失調症、摂食障害などの精神障害に加え、スチューデントアパシーなどの大学生によくみられる状態について理解する。
6 職場の精神保健(法律・制度) 職場のメンタルヘルスの基礎となる、労働基準法、労働安全衛生法について概観し、労働者の心の健康保持のための方策について理解する。
7 職場の精神保健(予防・復職支援) ストレスチェック制度や精神的な疾患で休職した労働者の復職支援について理解する。
8 女性のライフサイクルと精神保健 歴史的な女性のライフサイクルの変化、女性が抱えやすい精神保健的な問題について理解する。
9 高齢者の精神保健 認知症について理解するとともに、高齢者に特有の心理的特性について把握する。
10 地域の精神保健(法律・制度) 精神保健福祉法の成り立ちについて学び、精神障害者の社会復帰について理解する。
11 地域の精神保健(地域精神保健資源) 地域における精神保健福祉センターや保健所、保健センターなどの役割について学び、障害者雇用促進法などの支援リソースについて理解する。
12 ストレスと身体の関連 ストレスにより心身に生じる反応について理解し、心身症の基礎となる理論を学ぶ。
13 タバコ・アルコール・依存性物質について タバコやアルコールによる依存症について学び、その危険性を理解する。
14 対人援助サービスとは 対人援サービスとしての精神保健についての原則と、そのプロセスを理解する。

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