シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
基礎演習Ⅰ/INTRODUCTORY SEMINAR I
開講所属
/Course Offered by
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水1/Wed 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
花本 広志

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
花本 広志 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
 この授業は、秋学期配当の基礎演習Ⅱと合わせて、外国語学部交流文化学科の学位授与方針(DP)が示す「国際的・越境的(トランスナショナル)な視点から世界に対する概括的な教養を持って、地球市民としての社会的責任を自覚し、これを果たす能力」の養成に資するため、その基盤となるべき3つのスキル(「学ぶスキル」、「書くスキル」、「調べるスキル」)の基礎を学ぶとともに、「学びの共同体」を形成すること、そして、「学びの共同体の一員として自らの責任を果たし、自分と仲間の向上に貢献する態度」を身に付けることを目的としています。大学での学びで求められることは(それは実は社会で求められている能力でもあるのですが)、自ら問題を発見し、それを整理・分析し、他者との対話を繰り返しながら、自分なりに考えて答えを導き出すことです。上記のスキルと態度は、そのような「大学での学び」のベースとなるものです。この授業では、そのような、大学で学ぶ土台の構築を目指します。
 なお、「書くスキル」については、最終的には、「自ら問題を設定してその問題に答えるタイプのレポート(論証型レポート)」の書き方をマスターすることが目標ですが、1年次春学期配当のこの授業において、そこまで目指すには無理があります。そこで、この授業では、論証型レポートの「基本の型」の習得までを目標とし、論証型レポートの「書くスキル」については、秋学期の基礎演習IIの到達目標とします。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 この授業では、上記の3つの「スキル」の基礎と態度の習得を獲得目標としています。スキルの習得には練習とフィードバックが欠かせません。態度も実践を通じてしか身につきません。そこで、この授業では、いわゆる「反転学習」の方法を取り入れます。すなわち、スキルに関わる知識やスキル自体の説明については、オンデマンド教材(文献資料又は動画教材)により授業外で学習してもらったうえで、授業では、グループワークやディベート、ディスカッションなどのアクティブラーニングの手法により、主にスキルの練習とフィードバックを行います。また、グループワークなどアクティブラーニングの手法の多くは、「学びの共同体の一員として自らの責任を果たし、自分と仲間の向上に貢献する態度」を学ぶためにも有効です。毎回、何らかの宿題や課題が課されますが、授業を充実したものするためには、受講生のみなさんが宿題や課題をキチンとこなしたうえで、授業に積極的に参加することが必要不可欠です。そのつもりで履修してくださるようお願いします。
 なお、授業は原則として対面で行う予定ですので、各自が確実に感染対策を行ったうえで参加して下さい。ただし、感染症拡大の状況によってはリアルタイムオンライン型に切り替えることもあります。その場合、manabaを通じてお知らせしますので、少なくとも各授業の前日には確認するようにして下さい。なお、対面授業への参加が難しい事情がある場合は、できるだけ早期に(初回授業開始前は教務課を通じて)担当教員に相談してください。事情に応じて対応策を考えます。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 事前学修としては、主にオンデマンド教材による自習と授業での活動の前提となる予習課題が、事後学修としては、授業内容の振り返りや復習のための課題が課されます。事前・事後学修の時間的目安は1授業あたり平均2時間程度を想定しています。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
『18歳からの「大人の学び」基礎講座 学ぶ、書く、リサーチする、生きる』
著者
/Author name
向後千春
出版社
/Publisher
北大路書房
ISBN
/ISBN
9784762829543
その他(任意)
/other
授業の過半は本書をベースにしていますので、必ず購入してください。ただし、補充的又は代替的に他の教材を使用することがあります。その場合は、コピーを配布するか、PDFをmanabaで配信します。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門(第3版)』
著者
/Author name
佐藤望/湯川武/横山千晶/近藤明彦
出版社/URL
/Publisher
慶応義塾大学出版会
ISBN
/ISBN
9784766426564
その他(任意)
/other
補充的又は代替的な教材の参考にしています。
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
ア 原則: 下記の条件をすべて充足する限り、A(優)の評価とします。
① 正当な事由のない欠席が2回以内であること(遅刻・早退は、0.5欠席とする〔以下同じ〕)。
② 正当な事由のあるものも含めて、欠席が4回以内であること。
③ 宿題や課題の期限内提出率が80%以上であること。
④ チームへの貢献度相互評価がA以上であること。
⑤ 口頭発表を行っていること。
⑥ 期末レポートの総合評価がA以上であること。
⑦ ラーニング・ポートフォリオを期限までに提出していること。
イ AA(特優): AA(特優)は、下記の条件をすべて充足する場合とします。
① 正当な事由のない欠席が1回以内であること。
② 正当な事由のあるものも含めて、欠席が4回以内であること。
③ 宿題や課題の期限内提出率が90%以上であること。
④ チームへの貢献度相互評価がAA以上であること。
⑤ 口頭発表を行っていること。
⑥ 期末レポートの総合評価がAAであること。
⑦ ラーニング・ポートフォリオを期限までに提出していること。
ウ その他: ア、イ以外で、下記の条件をすべて充足する場合は、B(良)、1つでも充足しない場合は、F(不可)とします。ただし、①③④のいずれか1つのみわずかに不足する場合で、かつ、宥恕すべき特段の事情があるときに限り、C(可)とすることがあります。
① 正当な事由のない欠席が3回以内であること。
② 正当な事由のあるものも含めて、欠席が4回以内であること。
③ 宿題や課題の期限内提出率が70%以上であること。
④ チームへの貢献度相互評価がB以上であること。
⑤ 口頭発表を行っていること。
⑥ 期末レポートの総合評価がB以上であること。
⑦ ラーニング・ポートフォリオを期限までに提出していること。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
レポートの書き方、プレゼンテーションの仕方といった、基礎的なスタディー・スキルを習得し、実践できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 オリエンテーション オリエンテーション(授業のねらいと獲得目標、成績評価の基準と方法、授業の進め方などに関する説明と質疑)とアイスブレーキング(兼グループ活動の練習) 事前: シラバスを一読する。
事後: 「履修ルール等に関する覚書」を完成させる。
2 学びの共同体(1) 自己紹介と「学びの共同体」のための組織作り(チーム編成と役割分担の決定) 事前: 指示に従って自己紹介の準備を行う。
事後: チームのメンバーの顔と名前を一致させる。チーム連絡網の構築。
3 調べるスキル(1):図書館活用法 図書館ガイダンス 事前: 文献資料(参考文献45~73頁)を一読する。
事後: 授業で取ったノートを整理する。
4 学ぶスキル(1): ノートの取り方 各自が授業で取ったノートを比較して、どのようなノートの取り方をすればよいか考える。 事前:  指示に従って、チーム内でbest & worstノートを選定し、選定過程報告の準備をする。
事後: オンデマンド教材(LTDを支える教育理論と技法)を視聴して、ノートを作成する。
5 学ぶスキル(2)&学びの共同体(2): グループワーク(協同学習)① LTD話し合い学習法とそのやり方(予習とミーティングの方法)を協同学習の技法(ジグソー法)で学ぶ。 事前: 文献資料(LTD話し合い学習法の予習とミーティングの方法)のうち各自の担当部分をよく読んで、予習メモを作成する。
事後: 練習用課題文について、LTDの予習を行い、予習ノートを作成する。
6 学ぶスキル(3): グループワーク(協同学習)②
LTDミーティングの練習をする。 事前: LTDミーティングの準備をする。
事後: チームで授業日誌を作成する。
7 学ぶスキル(4):読むスキル① LTD話し合い学習法により、「批判的に読む」方法を学ぶ。 事前: 課題文についてLTDの予習を行って予習ノートを作成し、LTDミーティングの準備をする。
事後: チームで授業日誌を作成する。
8 調べるスキル(2): 情報の収集と整理 各自作成の読書ノートと情報カードを比較して、読書ノート・情報カードとはどのようなものかを考える。
ブレイン・ストーミングと思考マップ・構想マップの作成により、期末レポートのテーマを決めて構想を練る。
事前: オンデマンド教材(情報の収集と整理)を視聴して、第7回のLTD用課題文について読書ノートと情報カードを作成する。
事後: チームで手分けして、できるだけ多くの情報カードを作成する。
9 書くスキル(1): 情報の分析とアウトライン レポートの構成について理解を確認したうえで、チームで、集めた情報をKJ法を使って分析し、仮のアウトラインを作る。 事前: オンデマンド教材(情報の分析、レポートの構成とアウトライン)を視聴する。
事後: 仮のアウトラインを基に、各自で期末レポートのアウトラインを作成する。
10 書くスキル(2): 論証の基本型、序論の書き方 論証の基本型(三角ロジック)の練習問題にチームで取り組む。
序論のドラフトを相互評価する。
事前: オンデマンド教材(論証の基本型、序論の書き方)を視聴したうえで、期末レポートの序論のドラフトを書く。
事後: 序論のドラフトを見直して修正する
11 書くスキル(3): 本論、結論の書き方、パラグラフ・ライティングの基本 チームで課題文のパラグラフ構造を分析する。
期末レポート第1稿を論証とパラグラフ・ライティングの観点から相互評価する。
事前:オンデマンド教材(本論・結論の書き方、パラグラフ・ライティング)を視聴したうえで、期末レポート第1稿を書く。
事後:論証とパラグラフ構造の観点から期末レポート第1稿を見直して第2稿にする。
12 書くスキル(4): 文章の推敲 「一語一義」、「一文一義」、「一パラグラフ一話題」の練習問題にチームで取り組む。
期末レポートの第2稿を上記3つの観点及び日本語表記について相互評価する。
事前: オンデマンド教材(文章を推敲する)を視聴する。
事後: 期末レポート第2稿を推敲して第3稿とする。
13 書くスキル(5): プレゼンテーション 2チームずつ2グループに分かれ、1人8分の持ち時間で、期末レポート第3稿を基にしたプレゼンテーション(3分)と質疑(5分)を行う。 事前: オンデマンド教材(プレゼンテーションの仕方)を視聴して、期末レポート口頭発表の準備をする。
事後: 期末レポート第3稿を見直して完成版とする。
14 授業のまとめと振り返り 授業のまとめと振り返り
ラーニング・ポートフォリオについて
夏休みの課題について
事前: なし
事後: ラーニング・ポートフォリオを作成する。夏休みの課題をこなす。

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