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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
フランスの美術Ⅰ/FINE ARTS IN FRANCE I
開講所属
/Course Offered by
外国語学部フランス語学科/FOREIGN LANGUAGES FRENCH
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
月3/Mon 3
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
阿部 明日香

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
阿部 明日香 フランス語学科/FRENCH
授業の目的・内容
/Course Objectives
16世紀から19世紀までのフランス絵画史のなかから、各時代を代表するような画家・作品を取り上げ、ルネサンスから、バロック、ロココ、新古典主義、ロマン主義、レアリスム、印象派に至るまでの美術史の大きな流れを概観します。同時に、西洋美術において主要な位置を占めてきた「ギリシア神話」や「聖書」を主題とした絵画の「読み方」を学ぶことで、絵画作品をより楽しむことができるようになるでしょう。
時代背景や当時の美術制度について知識を深め、歴史的コンテクストのなかで、それぞれの画家と作品について理解・分析し、論理的に論述・議論する能力を身に付けることを目的とします。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
この講義は「録画された動画のオンデマンド配信(Youtube使用)」によって行います。
動画のスライドをPDF化したものを資料として別途配布します。

各自動画を視聴したのちに、授業の要約・設問回答などの課題を提出します(全4回)。
質問・コメントはmanabaの掲示板またはメールにて受け付けます。
質問への回答・課題へのフィードバックはmanabaに掲示します。

事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学修:参考文献等を参照し、作品が制作された時代について大まかに把握する(1時間)。
事後学修:授業の内容をPDF資料で確認し、要約をまとめる。課題提出の指示がある回については、指示にしたがって論述する(3時間)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
テキスト:PDFを配布します。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
世界美術大全集(15: マニエリスム;16-17:バロック;18:ロココ;19: 新古典主義と革命期美術;20:ロマン主義;21:レアリスム;22:印象派時代)
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
小学館
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
フランス絵画史:ルネッサンスから世紀末まで
著者
/Author name
高階秀爾
出版社/URL
/Publisher
講談社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
絵画と受容:クーザンからダヴィッドへ
著者
/Author name
田中久美子ほか
出版社/URL
/Publisher
ありな書房
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
課題:100%
授業3回に対して1回の課題提出(全4回)が求められます。授業の内容を適切に整理・理解した上で、作品について自分の言葉で論述できているかという観点から評価します。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
時代的背景を捉えながら、代表的な芸術家や作品など、フランスの美術に関する専門知識を習得し、鑑賞のうえ批評できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション 授業で扱うテーマについて概説し、この授業の目的について確認する。また授業の進め方、課題、評価方法について説明する。
2 フォンテーヌブロー派《ガブリエル・デストレとその妹》 フランスへのルネサンス(マリエリスム)の伝播と、フランソワ1世やフォンテーヌブロー宮殿について学びつつ、この謎めいた作品を読み解く。
3 プッサン《詩人の霊感》 ギリシア・ローマ神話の神アポロンが登場する作品を取り上げ、アポロンを描いた他の作品も参照しつつ作品の意味を読み解く。
4 ヴーエ《賢明の寓意》 「寓意画」の読み方について学ぶ。
5 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール《大工の聖ヨセフ》 聖書に主題を取った作品を取り上げる。またフランスにおけるカラヴァッジョの影響についても学ぶ。
6 ブーシェ《水浴のディアナ》 ギリシア・ローマ神話の女神ディアーナが登場する作品を取り上げる。またロココ絵画の特徴についても学ぶ。
7 シャルダン《食前の祈り》 「風俗画」を取り上げ、その成り立ちについて解説する。また美術アカデミーの制度や絵画のジャンルによるヒエラルキーについても学ぶ。
8 ダヴィッド《ホラティウス兄弟の誓い》 古代ローマ史に主題を取った作品を取り上げる。また新古典主義の成り立ちについても学ぶ。
9 アングル《アガメムノンの使者を迎えるアキレウス》 アングルがローマ賞コンクールで大賞を取った作品を取り上げ、美術アカデミーが規定した理想的な絵画のあり方や、美術制度について学ぶ。
10 ドラクロワ《民衆を率いる自由》 七月革命という同時代の事件を主題にした作品を取り上げ、同作品の特徴について解説する。またロマン主義について学ぶ。
11 クールベ 《オルナンの埋葬》 1850年のサロンで論争を呼んだ作品を取り上げ、当時の美術制度、絵画の規範、同作品の意義について学ぶ。
12 ミレー《落ち穂拾い》 同作品の主題や構図などについて多角的に分析すると同時に、農村を描いた作品が当時どのような意味を持っていたか学ぶ。
13 ルノワール《船遊びの昼食》 パリ郊外での人々の余暇の場面を描いた作品を取り上げ、近代都市パリの成立と印象派の誕生について学ぶ。
14 まとめ 授業で扱ったテーマを振り返り、まとめとする。

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