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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
フランス語圏の現代社会Ⅱ/AREA STUDIES IN CONTEMPORARY FRANCOPHONE SOCIETY II
開講所属
/Course Offered by
外国語学部フランス語学科/FOREIGN LANGUAGES FRENCH
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金4/Fri 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
根木 昭英

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
根木 昭英 フランス語学科/FRENCH
授業の目的・内容
/Course Objectives
「フランス」は、ヨーロッパ大陸に位置する西欧の一国家ですが、「フランス語」が用いられている国や地域の範囲はそれを大きく超えています。フランスの海外県や海外領土にはじまり、ヨーロッパ諸国(ベルギー、スイスなど)、植民地であった北アフリカのマグレブ諸国、西アフリカ、中央アフリカの諸国やマダガスカル、北米カナダのケベック州、カリブ海のハイチ、旧委任統治領の中東地域などです。その土地固有の風土や文化とフランス語使用とが併存しているこれらの国・地域は、しばしば「フランコフォニー(la francophonie)」とも呼ばれる、緩やかな文化圏を形作っています。
 本講では、こうしたフランス以外の語圏諸国・諸地域の現代社会について、それぞれの特徴や、それらが直面している問題などを学んでゆきます。世界大に広がるこの文化圏は、言うまでもなく非常に多様です。そこで、1)イスラームに関わる問題(イスラーム圏のフランス語圏)、2)植民地主義とその負の遺産に関わる問題(おもにアフリカのフランス語圏)、3)多文化・多言語に関わる問題(おもにヨーロッパ・北米のフランス語圏)をおもな考察の柱として、授業を進める予定です。
 秋学期には、おもに2)植民地主義とその負の遺産に関わる問題(おもにアフリカのフランス語圏)、3)多文化・多言語に関わる問題(おもにヨーロッパ・北米のフランス語圏)の観点から語圏社会について学びます(春学期履修は前提ではありません)。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 講義形式を基本としつつ、発言やコメントペーパー提出を通じたみなさんの積極的な参加を求めます。教員からは授業中の解説・コメントという形でフィードバックを行います。
 対面授業(+zoomでの同時配信、録画配信)を想定していますが、状況によってはオンライン授業(zoomでのリアルタイム授業、録画配信)に切り替える可能性もあります。授業連絡や資料配布(対面の方はプリント配布)、課題回収などはmanabaで行います。受講者のみなさんと相談しながら、授業形式や方法を変更することもありえますので注意してください。
 初回の授業は対面授業(+zoomでの同時配信、録画配信)を予定しています。オンライン参加を希望する方は、理由と合わせて事前に連絡してください(Porta IIで教員連絡先を公開しています)。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前配布する資料を読んで予習してください。授業後には要点の復習を行い、課題のペーパー作成を行ってください(事前学習2時間、事後学習2時間を目安とする)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
レジュメを配布します。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
毎回の講義のなかで紹介していきます。
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
レポート:70%、コメントペーパー、発言などを通じた授業への貢献度:30%
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
現代フランス社会の独自性や現在抱える諸問題など、フランス語圏の現代社会に関する専門知識を習得し、分析のうえ見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 導入:「フランコフォニー」とはなにか 「フランコフォニー」について考察する
2 アフリカの植民地化と「部族」の創出 アフリカの植民地化と「部族」の創出について学ぶ
3 「ネグリチュード」の称揚から独立へ 「ネグリチュード」の称揚と植民地独立について学ぶ
4 新植民地主義と「フランサフリック」 独立後のアフリカにおける新植民地主義について学ぶ
5 アフリカの紛争問題 アフリカの紛争問題について学ぶ
6 ルワンダのジェノサイド(1):背景と経緯 ルワンダのジェノサイドについて、背景と経緯を学ぶ
7 ルワンダのジェノサイド(2):その実際 ルワンダのジェノサイドについて、その実態を学ぶ
8 EUの言語政策と「CEFR」 EUの言語政策と「CEFR」について学ぶ
9 欧州のフランス語圏(1):ベルギーの連邦化と分裂危機 ベルギーの連邦化と分裂危機について学ぶ
10 欧州のフランス語圏(2):「永世中立国」スイス スイスの「永世中立」について学ぶ
11 カナダの「ケベック・ネイション」(1):歴史 ケベックが「ネイション」とみなされるにいたる歴史的経緯について学ぶ
12 カナダの「ケベック・ネイション」(2):課題 ケベックが直面する課題について学ぶ
13 ケベックの「間文化主義」 ケベックの「間文化主義」について学ぶ
14 まとめ まとめの考察を行う

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