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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
フランス語コミュニケーション各論Ⅰ/STUDIES IN FRENCH COMMUNICATION I
開講所属
/Course Offered by
外国語学部フランス語学科/FOREIGN LANGUAGES FRENCH
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
木2/Thu 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
木田 剛

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
木田 剛 フランス語学科/FRENCH
授業の目的・内容
/Course Objectives
コミュニケーションは様々な形で様々な場所に存在し、その場の社会文化的な制約を受けている。授業ではグループ議論や発表、共同作業等を通して、マネージメント能力、協働スキル、発言力、創造力、情報リテラシーなどを涵養しつつ、公共空間にあるフランス語でのコミュニケーションの諸相に対する「気付き力」を身に付ける。具体的な内容として、主要テーマは言語景観、つまり公共空間にみられる言語で形成されている状況を扱う。日本における外国語(特にフランス語)の状況に着目し、フィールドワーク等でデータを収集しながら、傾向や様々な規則性を見出していく(前半)。また、日本社会における異文化受容をアンケートやインタビュー形式で調査する(後半)。学期末には学修成果をまとめた発表を行う。

※本科目は、学科の学位授与方針(DP)ならびに教育課程の編成・実施方針(CP)にある、「メディアのフランス語・コミュニケーションなどに関する講義および講読」であり、とくに「メディアなど多角的な側面について分析して自らの見解を提示できる能力」を涵養することを目的とする。卒業後キャリアパスとして、広報・広告や文化発信、ならびに商品開発やマーケット調査に関わる職種を想定しており、実務上の能力の伸長に資するように設計されている。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業はPBL(Project-based learning)形式。受講生各自がフィールワークで収集したデータを他の受講生と共有し、与えられたテーマに沿って議論を行いながら発表へ向けて作業を進めるグループワークが特徴。データを共有するためにはタブレット型端末やノート型パソコンなど持参することが望ましい。学期中に2回の発表があり、その場で参加者の意見をもらう。発表は建設的なコメントを行う訓練の場でもある。学期末には学修成果をまとめたレポートを提出する。課題、疑問点、質問等に対するフィードバックは授業中ならびにmanabaやメールを通して行う。

※初回授業から指定の教室。本年度は対面授業を基本するが、感染状況の進展によりオンライン授業になる可能性はある。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前にはデータを収集して他者と共有をする準備を行い(3時間前後)、事後には行われた議論や調査結果、気付き等をまとめる(1時間前後)。計4時間前後の授業外学修時間が望まれる。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
フィールドワークを含むPBL型授業なので、テキストはなし。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
都市のイメージ
著者
/Author name
ケビン・リンチ
出版社/URL
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
978-4000014663
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
欲望する「ことば」ー「社会記号」とマーケティング
著者
/Author name
嶋浩一郎、松井剛
出版社/URL
/Publisher
集英社新書
ISBN
/ISBN
978-4-08-721011-8
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
Sociolinguistic Patterns
著者
/Author name
William Labov
出版社/URL
/Publisher
University of Pennsylvania Press
ISBN
/ISBN
0-8122-1052-2/0-8122-7657-4
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
平常点(授業中の積極性、課題への取り組み等)を40%、発表を40%、レポートを20%の配分を目安に評価。平常点には各授業回において議論への参加や教員への質問の回数(5点x8回)、発表は1)スライドの見やすさ、2)発表の聞きやすさ、3)チームワーク、4)総合の4つの指標(各10点で40点満点)、レポートは1)明確な問題設定・テーマの一貫性、2)データのフィールド性、3)調査の実証性、4)総合の4つの指標(各10点で40点満点)で評価する。詳細は初回授業で説明します。
関連科目
/Related Subjects
コミュニケーション講読I-II(20357・20786)、文章理論I-II(20375・20406)、コミュニケーション各論II(20787)、演習(木田ゼミ)。文章理論I-IIでは商品デザインと建築・都市空間の文化広報活動の実践、コミ講読I-IIでは広告マーケティングと組織広報・PRの理論と動向、コミ各論IIではフランスの社会文化的な背景について学ぶ。
備考
/Notes
科目の副題:「日本の公共空間におけるの広報戦略と言語景観の調査分析」。とくに公共空間・商業空間のフランス語を中心に分析に取り組みます。
到達目標
/Learning Goal
フランス語学の各論に関して専門知識を習得し、分析のうえ見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 授業オリテ+データ収集戦略(ブレインストーミング) 授業の進め方や扱うテーマ、評価方法やレポートについて概説。収集するデータの方向性について議論する。 事前は学期中に扱うテーマを考え、事後にはそれに関するデータ収集を開始する。
2 データ収集(フィールドワーク) データ収集に関する戦略について議論する。 事前は収集するデータを具体的に考える。事後はワークショップの論点を整理する。
3 収集データの摺り合わせ 収集したデータの摺り合わせを行う。 事前はデータ収集を具体化する。事後はワークショップの論点を整理する。
4 データの整理と法則性の議論 データを整理しながら法則性について議論する。 事前は集まったデータを整理する。事後はワークショップの論点を整理する。
5 データの補足と仮説の再検討 データの補足を行い、仮説の再検討を行う。 事前は全体データについて必要であれば補足する。事後はワークショップの論点を整理する。
6 発表の準備 発表へ向けて最終調整を行う。 事前は発表のドラフトを作成する。事後は発表ファイルを完成する。
7 成果の発表(プレゼン1) これまでの成果を発表する。他者の発表を聞きながら、改善のヒントを探る。 事前は発表を準備する。事後は授業中に得たコメントを参考にレポート作成を進める。
8 成果の発表(プレゼン2) これまでの成果を発表する。他者の発表を聞きながら、改善のヒントを探る。 事前は発表を準備する。事後は授業中に得たコメントを参考にレポート作成を進める。
9 受け取り方調査の関する議論 受け取り方調査の関する議論を行う。 事前は調査について準備する。事後は授業中に得たコメントを参考にレポート作成を進める。
10 個々の調査結果の摺り合わせ 個々の調査結果の摺り合わせを行う。 事前は調査結果を整理する。事後は発表ファイルを完成する。
11 発表の準備 発表へ向けて最終調整を行う。 事前は発表のドラフトを作成する。事後は発表ファイルを完成する。
12 調査の結果(プレゼン3) これまでの成果を発表する。他者の発表を聞きながら、改善のヒントを探る。 事前は発表を準備する。事後は授業中に得たコメントを参考にレポート作成を進める。
13 調査の結果(プレゼン4) これまでの成果を発表する。他者の発表を聞きながら、改善のヒントを探る。 事前は発表を準備する。事後は授業中に得たコメントを参考にレポート作成を進める。
14 学期のまとめ 学期中に扱った内容を振り返りながら、レポートについて疑問点を解決しておく。 事前はレポートに関して質問があれば用意しておく。事後はレポートを完成する。

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