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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
フランス語言語教育論Ⅰ/FRENCH EDUCATION THEORY I
開講所属
/Course Offered by
外国語学部フランス語学科/FOREIGN LANGUAGES FRENCH
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水1/Wed 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
中村 公子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中村 公子 フランス語学科/FRENCH
授業の目的・内容
/Course Objectives
この授業では、フランス語教育を中心に外国語教育について、「学ぶ立場」と「教える立場」の両方からアプローチしながら
考えます。「学ぶ立場」からでは見えない外国語学習(教育)を「教える立場」から眺めることで、自分自身にとってのより
効果的な外国語学習法を模索することを目的としています。また、外国語学習においてのみならず、他分野科目の学習や大学
卒業後に社会人となって仕事をする際にも役立つ自分自身の学習方法を身につけることを大きな目標としています。
この授業の大きなテーマは「学習ストラテジー」と「自律学習」です。授業ではそれに関する理論を随時紹介しながら、
実際にいくつかのフランス語学習のポイントを設定した実践を行います。また最後には自分で題材を決め、教えることを
前提とした学習活動を実際に組み立てることにチャレンジします。
今学期は外国語学習の一つの鍵とも言える「聴く・聞く」をテーマに進めます。

この科目は、フランス語学科の学位授与方針(DP)の学位の裏付けとなる能力2及び4の養成を目的とし、教育課程の編成・実施方針(CP)の専門教育のフランス語コミュニケーションコースに属するフランス語言語教育論の科目に相当します。
フランス語学科履修系統図では「専門科目」の「フランス語コミュニケーションコース」2学年3学期以降に位置します。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
今年度のこの授業は Zoom リアルタイム授業とオンデマンド型で実施します。(授業内容により回によって変更する。)
この授業は2年生から4年生まで履修することができ、例年多くの受講者がいるため、現時点では教室での対面授業の予定は
ありません。(ただし、状況が許すようであれば対面授業を実施する可能性はあります。)
今学期は「聴く・聞く」をテーマとして授業を進めます。授業は、講義、個人作業や様々な練習、課題への取り組みなどで
進めます。春学期最後の課題は「聴く・聞く」学習活動を自分自身で作成することです。それができるように、授業では
講義だけではなく、実際にどのようなところに注意すればよいのかなどについて自分自身で考え、実際に学習活動作成の
ための練習も行います。(なお、もし対面での授業が可能になった場合には、ペアワークもしくはグループワークも取り
入れる予定です。)配布される資料などをしっかり読み、個人での練習や作業には積極的に取り組んでください。
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授業についての連絡は PorTa II と PorTa II 経由での Webメールで行います。
(なお、質問は原則としてWebメールで私に送ってもらい、その次の授業時に授業内で回答させていただきます。)
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また、この授業では毎回、聴解練習 (compréhension orale)と音読練習(シャドーイング)を実施します。
テキストや音声は、授業のお知らせとして当日朝までに PorTa II で配布しますので、必ず、ご自分のコンピューターに
保存し、必要であれば各自でプリントしておいてください。
配布されたテキストや音声を使って、各自で聴解練習と音読練習に取り組んでください。
ちょうど今学期は「聴く・聞く」がテーマですので、どちらも講義の内容ともつながります。

今学期中にシャドーイングのテストを(Zoom のリアルタイム授業内で一人ずつブレイクアウトルームにて)
2回実施する予定です。音読は聴解練習問題に対しても有効ですので、各自、じっくり時間をかけて取り組んでください。



事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前に配布されている聴解練習と音読練習のテキストに目を通しておおよその意味を理解し、下読みしておく。
(テキストや問題、音声など、配布されているものを自分のコンピューターに保存し、必要な方はプリントを準備する。)
前回までの講義内容を自分でまとめているノートを元に振り返り復習しておく。(2時間)
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授業後は、音読(シャドーイング)をさらに実施して音声と同時に読める(発音できる)状態にする。
また、講義で受けた内容や授業内での作業などについて、自分でノートにまとめる。
課題が出されている場合には課題に取り組む。(2時間)

テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
決まったテキストは使用しません。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
フランス語をどのように教えるか
著者
/Author name
中村啓佑、長谷川富子
出版社/URL
/Publisher
駿河台出版社, 1996
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
閲覧希望者は担当教員にご相談ください。
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
シャドーイング・テスト(2回) 40%
授業期間中の提出課題          30%
学期末の課題                30%
関連科目
/Related Subjects
フランス語言語教育論 II
備考
/Notes
必要な時に、1年生の時に使用していた「文法」と「総合」の教科書を持ってきていただきます。
その他、必要に応じてプリントを配布します。
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教職履修者でなくても履修していただけます。
到達目標
/Learning Goal
「教える側」と「学ぶ側」との両方から、言語教育一般、とりわけ、フランス語教育に関する専門知識を習得し、実践できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 今学期の授業についてのガイダンス
シャドーイングの練習方法の紹介
授業の進め方、シャドーイングの練習方法、聴解練習について説明。
2 自分自身の外国語学習、「聴く・聞く」学習の方法を知る今学期、自分への課題 これまでの自分自身の外国語学習について振り返り、
今学期の作業の流れと授業の概要について。
3 「聴く」と「聞く」 この二つの違いとそれぞれの特徴、またその特徴を学習に活かす方法を考えます。
4 「聴く・聞く」ための訓練
   ー 簡単なものから「きいて」みましょう ー
いろいろな「きき方」がありますが、どのように「きき取れる耳」を作っていけばよいのかを探ります。
5 「聴く・聞く」ためのストラテジー 外国語を「聴く」「聞く」ために、どのような方法があるのか、目的に応じた「きき方」を考えます。
6 「聴く」「聞く」の色々な練習方法 具体的な「ききとる練習」練習方法を実践してみましょう。
7 「聴く・聞く」学習活動についての課題取り組み
(個人作業)
講義で知ったことや自分で気づいたことを元に各自で課題に取り組みます。
8 シャドーイング・テスト1回目 (個別にテスト) ここまでの音読(or シャドーイング)練習のテキストから指示された箇所を読むテスト
9 Documents authentiques について 「聴く・聞く」ための学習活動で Documents authentiques を使用することについて考察します。
10 Compréhension orale について Compréhension orale とは何かを考えます。
11 Documents authentiques を用いた「聴く・聞く」
学習活動
Documents authentiques を使った学習活動について考えます。
12 「聴く・聞く」学習活動を作成する 実際にいくつかの例を示しながら、どのように学習活動を組み立てるのかを考えます。
13 Documents authentiques を使った学習活動の作成
(個人作業で課題取り組み)
Documents authentiques を使って「聴く・聞く」学習活動を作成します。
14 シャドーイング・テスト2回目 後半に扱った音読(シャドーイング)練習のテキストから指示された箇所を読むテスト

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