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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語圏の社会と思想 b/SOCIETY AND THOUGHT IN BRITAIN AND AMERICA(B)
開講所属
/Course Offered by
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
月2/Mon 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
前沢 浩子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
前沢 浩子 英語学科/ENGLISH
授業の目的・内容
/Course Objectives
この授業は、英語学科の教育家庭の編制・実施の方針(CP)や学位授与方針(DP)が示す「英語の運用能力を養成し、英語圏の言語・文学・文化・社会・国際関係などを理解するための専門知識を身につけた、国際的視野にたつ教養人を育成する」ことを念頭においたうえで、以下のように目的・目標を設定する。

16世紀後半から21世紀までのイギリスにおけるシェイクスピア受容の歴史をたどりながら、シェイクスピアという作家と彼の作品がイギリスのナショナリズムとどのように関わってきたかを考察する。ルネッサンスが遅れてたどり着いた小国イングランドが大英帝国へと拡大する間に、シェイクスピアは「大衆演劇」の劇作家から「国民作家」へと変貌した。本来は大衆的な作家であったシェイクスピアが、500年の歴史の中で、国民意識の形成、国家威信の高まり、帝国主義支配とどのように関わっていたのかを探ることが本講義の目的である。あわせてシェイクスピアの代表作についても理解を深めることを目指す。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
(1)講義ノートの読み込み、(2)課題への回答、(3)授業への参加という3つの学習形態を組み合わせて1回分の講義とする。学期末には、提示されたブックリストの中から1冊を選んでブックリポートを課す。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
授業の前にmanabaを通して配布される講義ノートをよく読み、課題に答えておく。
授業後は再度、講義ノートを読み、キーワードの整理をする。
             
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
manabaを通して講義ノートを配布する。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
授業中に指示する
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
平常点(50%)、学期末レポート(50%)
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション 講義の概要、進め方、目的の説明。
Shakespeareの生涯とその時代についての概説。
授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
2 Wooden O: ロンドンの劇場と近代英語 近代英語の成立と演劇文化の関係について考察する。ロンドンの大都市化は、近代英語の成立とともに、演劇という大衆文化の隆盛をもたらした。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
3 This England: 歴史劇と国民意識 Shakespeareの歴史劇とチューダー朝の国家統治のためのイデオロギーの関係を考察する。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
4 Hollow Crown: 王権と大衆 Shakespeareの時代の王権は中世の神学的概念と近代的な世俗君主の両面を併せ持つ。その王権が大衆演劇でどのように表現されたかを考察する。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
5 We Band of Brothers: イングランドのナショナリズム Shakespeareの時代の大衆の愛国心と国家意識がどのように形成されていったかを考察する。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
6 Truth and Virtue: ハッピーエンドの『リア王』 Shakespeareの悲劇King Learの執筆背景にどのようなイングランドの政治的緊張があったのか、またイングランド内乱を挟んでこの劇の解釈がどれほど変わったかを考察する。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
7 Irregular plays of Shakespeare: フランス文化とイギリス 王政復古後の詩人・批評家であるDrydenがShakespeareをどのように評価したかを通して、フランス文化の英国に対する影響を考察する。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
8 The God of our Idolatry: 国民作家の神格化 18世紀、フランスとの第二次百年戦争を通して強化されたイギリスのナショナリズムとShakespeareの関係を考える。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
9 Shining Monsters of Shakespeare: ヴォルテールとシェイクスピア フランス人の作家・哲学者であるヴォルテールのShakespeare批評とイギリスの文化的独自性の関係を考察する。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
10 Shakespeare Becomes American: アメリカ独立革命とシェイクスピア 独立後のアメリカで、当初のShakespeareへの反発から、次第に自国の文化的核心としてShakespeareを取り込んでいくプロセスを概観する。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
11 Your Indian Empire or Your Shakespeare: 書斎のシェイクスピア ロマン派の潮流とともに、Shakespeareが知的エリートのための世界文学へと高められていくプロセスを概観する。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
12 Indian in Blood, but English in Intellect: 植民地の沙鷗 イギリスのインド支配とShakespeareがいかに関わっているかを考察する。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
13 Shakespeare’s own kindred, whatsoe’er their speech イギリスの世界支配とともに、英語圏を超えてShakespeareが受容されていく現象を、日本の近代史とともに考察する。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。
14 Iles of Wonder: イギリス文化産業とシェイクスピア Shakespeareがイギリスの文化産業における資産価値のある文化記号として活用されている状況を考察する。 授業前に講義ノートを読み、課題に答える。
授業後はキーワードを整理し、内容の復習をする。

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