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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ドイツ語圏歴史概論 a/INTRODUCTION TO GERMAN HISTORY a
開講所属
/Course Offered by
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火4/Tue 4
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
古田 善文

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
古田 善文 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
この授業は、外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成・実施方針(CP)の示す、ドイツ語圏の言語・文化・社会を理解するための専門知識や交流する文化の諸相を理解するための専門知識を習得した国際的視野に立つ教養人の育成を目指すためのファースト・ステップとなる入門的歴史講義である。本講義は、近代以降のドイツ語圏(ドイツ以外にオーストリアも含む)の歴史の流れを受講生にわかりやすく解説することを最重要課題としており、受講生は、この授業を通じて主にフランス革命以降、この地域で発生した主要な歴史的事象についての基礎知識と歴史的な「ものの見方」の修得をめざすことになる。
講義内容:
春学期は、まずドイツ近現代史解釈をめぐる主要理論を紹介する。その後、フランス革命期から第一次世界大戦までを主要な対象時期に設定し、近代ドイツ国家成立のプロセスとその問題点を整理していく。授業では映像資料を使用し、解りやすい解説を心がける。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
教室における対面授業方式を基本とする。新型コロナウィルスをめぐる状況によっては適宜ZOOM配信およびその録画によるオンデマンド授業方式も併用する(対面授業では状況が許せばグループ・ディスカッションなどの手法も採用する)。
毎回の講義テーマに関するレジュメは予めオンライン(manaba)で受講生に配信される。各受講生は、レジュメをプリントアウトするか、PCあるいはタブレットなどの情報端末にダウンロードして授業に持参すること。
授業後、各受講生にはmanabaに掲載される「リアクションペーパー」に「授業のポイント(必須事項)」と「不明点」(任意事項)について記述し、担当教員に返信することが求められる(授業翌日の23:55締め切り)。受講生が提出した任意の質問事項については翌週の授業の冒頭、担当教員が必ず回答する(フィードバックの実施)。

事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学修:受講生には、高校世界史教科書あるいは参考書を紐解き、次回の授業内容に該当する箇所を熟読し、あらかじめ基本的な知識の確認につとめることが求められる(週2時間)。
事後学修:受講生には、授業後、参考文献1『図説オーストリアの歴史』および参考文献2『図説ドイツの歴史』の中から授業で学んだ箇所を熟読してテーマに対する理解を深めることが求められる(週2時間)。さらに余裕があれば、各回の授業レジュメに記載された参考文献一覧の中から関連文献を読みすすめ、授業テーマについての理解をさらに深めるための自習が推奨される。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
テキストは使用しない
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
図説オーストリアの歴史  
著者
/Author name
増谷英樹・古田善文
出版社/URL
/Publisher
河出書房新社
ISBN
/ISBN
2011
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
図説ドイツの歴史
著者
/Author name
石田勇治編著
出版社/URL
/Publisher
河出書房新社
ISBN
/ISBN
2007
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎回授業後、受講生にはmanaba経由で配信される「リアクションペーパー」に各テーマについて学習した内容に関する重要ポイントと質問を記入し、担当教員に返信することが求められる。評価はこのリアクションペーパー(14回分)の内容(50%)と学期末に教室で実施される定期試験(50%)の結果を総合して決定される。ただし、状況によって定期試験が実施できない場合はこれに代えてレポートの提出が求められる。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
テキストは使用しないが、毎回授業レジュメをあらかじめPorTaII経由で配信する。
到達目標
/Learning Goal
ドイツ語圏の歴史に関する概論的な知識、分野特有の思考・研究方法の基礎を習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス「歴史とは何か?」 担当教員の自己紹介、授業計画・評価方法・参考文献等についての解説をおこなう。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
2 「歴史とは何か?ドイツ現代史の見方」 連続と非連続という視点からドイツ現代史の見方を解説する。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
3 「記憶」をめぐる論争(1)ドイツ  ベルリンのホロコースト記念碑論争を紹介しつつ、ドイツにおける「記憶」継承政策の在り方を検討する。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
4 「記憶」をめぐる論争(2)オーストリア/日本  ウィーンのユダヤ広場のホロコースト記念碑と東京九段の「昭和館」を参考にしつつ、オーストリアと日本における「記憶」継承政策の在り方を検討する。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
5 マリア・テレジア以前  ゲルマン民族の大移動からマリア・テレジアの時代にいたる中欧史を概観する。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
6 マリア・テレジア時代  マリア・テレジアの統治システムの特性を紹介するとともに、プロイセンとの確執とその原因を検討する。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
7 19世紀史(1):ナポレオンとドイツ語圏  フランス革命史を概観したのち、ナポレオン統治時代のプロイセンを中心とするドイツ語圏の動きを検証する。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
8 19世紀史(2):1848年革命  「近代の幕開け」として位置づけられる1848年革命の実態と影響をベルリンとウィーンの事例を参考にしながら解明する。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
9 19世紀史(3):若きヒトラーと世紀末ウィーン  1867年以降のオーストリア=ハンガリー帝国とその首都ウィーンの政治社会状況を概観した後、若き日のヒトラーの内面に迫る。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
10 現代の開幕(1):ドイツ統一と世界帝国への夢 宰相ビスマルクと皇帝ヴィルヘルムII世の外交政策の相違点を明らかにしつつ、ドイツ帝国主義の世界進出の背景を探る。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
11 現代の開幕(2):第一次世界大戦(原因)  1914年に勃発する第一次世界大戦の原因を検討する。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
12 映像で見る第一次世界大戦  NHK『映像の世紀』を参照しつつ、第一次世界大戦を映像を通じて体感する。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
13 現代の開幕(3):第一次世界大戦(経過)  1918年11月に終結するまで4年間も継続した第一次世界大戦の経過を追いながら、戦後世界にこの大戦が与えた影響を検討する。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)
14 まとめ  春学期の講義の流れを追いながら、まとめを行う。 事前:高校世界史教科書を再読し、講義で扱う時代の世界の動きついて基本的知識の確認につとめる(2時間)。事後:参考文献及びその他関連図書から授業で学んだ箇所を熟読して講義テーマの理解を深める(2時間)

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