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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ドイツ語圏現代社会概論 b/INTRODUCTION TO GERMAN MODERN SOCIETY b
開講所属
/Course Offered by
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金5/Fri 5
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
秋野 有紀

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
秋野 有紀 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
 この授業は、外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成・実施方針(CP)の示す、ドイツ語を用いる地域を対象とする「概括的な国際教養を持って、国際的な市民としての社会的責任を果たす能力」を身に付けることに資するため、専門教育への導入として、「歴史・文化、社会に関する概括的な知識の理解、およびその文化的背景」に関する体系的な知識の修得を目指すものである。

講義目的
この講義の目的は、現代のドイツ語圏の社会と文化を理解するために必要な基本情報を受講生に提供することである。また、ドイツ語圏で現在何が問題となっており、それはどのような歴史に基づいているのかについても検討する。

講義概要
秋学期は、多様な視角からドイツ語圏の社会問題とその背景(歴史・統計等)を扱う。
春学期が「現代の政治・制度」を主に扱ったのに対し、秋学期は現代の制度の背景にある「歴史」を振り返ることをメインとします。歴史を知っておくこと、日本との比較をしながらドイツを観察することで、ドイツの現代の政策が、なぜそのような姿勢をとっているのか、日本と異なる特色を持っていると我々が感じるのはなぜなのか?を考える手がかりを得ることを目指します。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
形式:基本的に2022年度春学期同様に「資料・課題配信型遠隔授業」で行います。

方法:manabaにその回の授業内容をアップロードします。パワーポイントあるいは動画です。その内容を授業時間に見た後で、残りの時間を使って、manabaの「小テスト」から確認問題を指定されている締め切りまでに解き、提出してください。
授業内容である資料あるいは動画は、確認問題を解くために、何度見返しても構いません。
その回の課題を、説明に書いてあるしめきり日までに提出したことをもって<出席>とします。

履修上の注意:manabaを通じて、事前・事後に教材(見てほしいドイツのニュース番組、読んでおいてほしい記事や政府機関のリンクなど)を連絡することがあるため、連絡を見落とさないように定期的に確認してください。必ずしもドイツ語が出来る必要はなく、他学科からの受講も歓迎します。
*受講生の理解度により、進度や構成を変える可能性があります。
*掲載されているテキストは全て参考文献です。購入する必要があるという意味ではありません。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学修:
manabaから送られた資料や参考文献を読んでおいてください。日ごろからドイツ語圏の新聞記事、雑誌記事などを自分の関心のあるものからでよいので、読んでみるようにしてください。
事後学修:
授業で扱った内容を復習し、その日のテーマについて調べ、自分なりのその問題についての意見をまとめることを習慣化させてください。manabaの確認問題で、理解度を把握してください。

出席に関する注意:
出席は、基本的に、授業回ごとに指定されたmanabaの課題を締切日までに指定の方法で提出したことをもって、出席とカウントします。
* 課題提出回数が9回以下の場合は、成績評価の対象になりません。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
Fit fürs Abi Express Politik und Wirtschaft
著者
/Author name
-
出版社
/Publisher
westermann
ISBN
/ISBN
9783742601193
その他(任意)
/other
参考文献
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
Grundlagen der nationalen und internationalen Politik
著者
/Author name
-
出版社
/Publisher
STARK
ISBN
/ISBN
9783849037147
その他(任意)
/other
参考文献
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
授業の課題提出(manabaで解く小テスト・確認問題)の点数を100%として、評価します。

*授業の配信資料・配信動画の視聴期間、manabaでの各回の確認問題の提出締切は、ガイダンスでお伝えします。
前後の時間帯に大学で対面授業があり、自宅に戻って学修することができない学生もいると思いますので、資料・動画の公開期間とmanabaでの課題提出のしめきりはある程度、授業時間前後にまで、幅を持たせます。
ただし、まとめて数週間分視聴し、問題を提出するということは、基本的にはできませんので、毎週、定期的に学修を進めるよう、注意してください。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
参考文献は必要に応じて指示します。

到達目標
/Learning Goal
ドイツ語圏の現代社会に関する概論的な知識、分野特有の思考・研究方法の基礎を習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 授業の進め方、参考文献について説明する。 manabaの配付資料を確認してください。
2 現代社会を知るための映画ー戦後ドイツにおける「過去の反省」以前ー 「過去の反省」をテーマに、知識を深めることのできる映画を紹介し、どのシーンがどのような歴史や現代社会の実際の出来事を表しているのか、説明します。映画を通じて背景を理解しさらに専門的に学ぶ準備とします。 指定した映画などを事前に見ることができれば見て、授業後に自分の認識がどう変わったか、確認してください。
3 現代社会を知るための映画ードイツにおける「過去の反省」の始まりー 「過去の反省」をテーマに、知識を深めることのできる映画を紹介し、どのシーンがどのような歴史や現代社会の実際の出来事を表しているのか、説明します。映画を通じて背景を理解しさらに専門的に学ぶ準備とします。 指定した映画などを事前に見ることができれば見て、授業後に自分の認識がどう変わったか、確認してください。
4 現代社会を知るための映画ー立ち上がった学生たちー ドイツの文化政策や環境政策は「進歩的」と言われることが多いですが、その出発点となった68年運動について、理解を深めます。 指定した映画などを事前に見ることができれば見て、授業後に自分の認識がどう変わったか、確認してください。
5 現代社会を知るための映画ー東ドイツはどういう国だったのかー 「東ドイツ」をテーマに、知識を深めることのできる映画を紹介し、どのシーンがどのような歴史や現代社会の実際の出来事を表しているのか、説明します。 指定した映画などを事前に見ることができれば見て、授業後に自分の認識がどう変わったか、確認してください。
6 現代社会を知るための映画ー東ドイツと芸術家ー 「東ドイツ」をテーマに、とくに芸術家と政治の関係について、知識を深めることのできる映画を紹介し、どのシーンがどのような歴史や現代社会の実際の出来事を表しているのか、説明します。 指定した映画などを事前に見ることができれば見て、授業後に自分の認識がどう変わったか、確認してください。
7 その他の映画とそれに関わる各種テーマ・都市の解説 その他のドイツ語圏の理解に役立つ映画を紹介し、それぞれがどういうテーマ現代のドイツの政策はなぜ日本人から見るとわかりにくく、解釈も誤解されがちなのか、その背景にあるドイツの経験と政治理念をまとめます。 これまでの授業に関して、自分で一旦情報を整理復習し、理解を深める。
8 近代国家形成までのドイツ語圏 ザクセンを例に、地方色豊かなドイツの各都市が、なぜ形成されたのかを考えて行きます。 指定した映画などを事前に見ることができれば見て、授業後に自分の認識がどう変わったか、確認してください。
9 地方色豊かなドイツの芸術文化―近代国家形成前の芸術文化振興 プロイセンを例に、地方色豊かなドイツの各都市が、なぜ形成されたのかを考えて行きます。 指定した映画などを事前に見ることができれば見て、授業後に自分の認識がどう変わったか、確認してください。
10 地方色豊かなドイツの芸術文化―近代国家形成前の芸術と王 バイエルンを例に、地方色豊かなドイツの各都市が、なぜ形成されたのかを考えて行きます。 指定した映画などを事前に見ることができれば見て、授業後に自分の認識がどう変わったか、確認してください。
11 クリスマスに見るドイツの慣習と多文化共生 クリスマスのドイツの慣習を紹介し、この時期の過ごし方と多文化共生について考える素材を提供する。 ドイツのクリスマスについて、イメージを考えてくる。
12 現代的課題:ドイツ型国際文化交流ー何のために、どんな仕組みで行っているの?- ドイツ語圏の対外文化政策について、資料を使いつつ、理解を深め、論点は何かを考える。政策がどのようになっているのかを理解する。 新聞記事を予め、読み、何が問題かを考えてくる。
13 現代的課題:ドイツ型対外文化政策ー何のために、どんな仕組みで行っているの?- 近年のドイツ語圏の対外文化政策について、資料を使いつつ、理解を深め、論点は何かを考える。政策がどのようになっているのかを理解する。 新聞記事を予め、読み、何が問題かを考えてくる。
14 現代ドイツの重要な論点の整理 政治システムや歴史の日本との違い、時の流れと政治的重点の推移など、秋学期に学んだことををまとめ、「現代ドイツ」の重要なポイントを押さえる。 これまでの授業を復習しつつ、ドイツ語圏を理解するための自分なりの視点を見出せるよう、考えを整理して授業にのぞんでください。

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