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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
交流文化論(地域開発論)/STUDIES IN TOURISM AND TRANSNATIONAL
開講所属
/Course Offered by
外国語学部/FOREIGN LANGUAGES
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
月2/Mon 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
北野 収

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
北野 収 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
本授業のねらいは、経済指標や人口指標だけでなく、地域づくりのプロセスという視点から人々のコミュニケーションと学習を分析的に捉える視点を養うことにあります。地域づくりという言葉から何を連想しますか。道路やビルを造ること,景観を整備すること,商店街を活性化させること,等々。本講義では,「地域づくり=人々の間のコミュニケーションの総和」として捉えます。なぜ地域づくりおいて、「市民参加」「住民参加」が重要なのでしょうか。それは互いに異なる者同達が,コミュニケーションする場と空間が必要だからです。日本と海外,都市と農村など地域や分野を横断的に取り扱い,そこにある普遍的な理論や問題を考えます。主たる対象はコミュニティ開発(地域づくり)ですが、都会の事例のみならず、地方都市、過疎農村、開発途上国のコミュニティ開発などの事例を含みます。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
対面が可能な場合、ズームライブ併用
★教室内での講義が中心:映像、教室内ディスカッションを一部併用する。

コロナが悪化した場合
★オンデマンド録画に移行することがある。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
予習:テキスト該当章の熟読
復習:レジメと自分のノートに基づいた復習
質問:
①随時メールによる積極的な質問を歓迎。
②特定回でMANABA等での質問・回答の検討。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
共生時代の地域づくり論―人間・学び・関係性からのアプローチ
著者
/Author name
北野収(編)
出版社
/Publisher
農林統計出版
ISBN
/ISBN
978-4897321547
その他(任意)
/other
大学書店で購入可能
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
学期中の課題
①学期中の小課題(質問&フィードバック)、2~4回(60%)
②ケースメソッドに関するレポート、教室内ディスカッション参加(40%)※コロナが悪化した場合は、代替課題に変更する可能性がある。
関連科目
/Related Subjects
開発文化論
トランスナショナル文化特殊講義(豊かさを考える「国際開発」学)
経済学部、法学部の地域振興、地方行政に関係する科目。
開発経済学、行政学の基礎科目。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
交流文化に関する各種分野について特定の専門知識を習得し、分析のうえ見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 講義の概要 全体ガイダンス 配布資料の確認
2 地域の発展を理解するための視座 経済・環境・公正性という「3つのE」、市場・政府・市民社会という3つのセクター論、人的資源の重要性 教科書1章の熟読
教科書をもとにミニディスカッションをする可能性有。以下同様。
3 住民参加(participation)の意義と多義性 参加と出席の違い、手段と目的、参加の7段階、主体性と自立性 教科書2章の熟読
4 地域づくりの組織化・制度構築 山形県長井市の事例(資源リサイクル・システム)にみる組織学習とその成果の制度化、学習課程アプローチ、青写真アプローチ、キーパーソン 教科書3章の熟読
5 内発的発展におけるキーパーソン 兵庫県小野市の事例(希少生物保護、環境教育、特産品開発)にみる地域リーダーとしてのキーパーソンの役割の検証 教科書4章の熟読
別途、課題提示(ケースメソッド、熊本県住民参加まちづくり)
6 共益から公益の創出へ:NYと東京のドッグランを例として アメリカと日本のドッグランを事例として、愛犬家と一般住民の対立・棲み分け・共生という3つのシナリオを検証、共生の手掛かりを探る 教科書10章の熟読
7 スラムとコミュニティ開発―ブラジル・リオデジャネイロの事例 ブラジル大都市における治安問題とオリンピック等開発による住民立ち退き問題に関する映像資料 メモをとりながら映像を観ること
8 過疎地の地域づくりと外部者のまなざし 島根県浜田市の過疎地域を事例に、過疎地域住民のリアリティと外部移住者のリアリティの相違から、コミュニティ内に同居する多様な思いを考える 教科書7章の熟読
9 事例研究:参加型開発 教室内グループ・ディスカッションと発表
熊本県の町の事例から、住民の声を行政に反映させることの困難さを理解する
ケースメソッド課題の提出
10 コミュニティ開発とコミュニケーションエラー インドネシア村落開発に関わった国際協力NGOの事例から、外部者と内部者の問題共有、コミュニケーションの困難さを理解する、援助におけるノーマル・アクシデントについて考える 教科書11章の熟読
11 手作りのまちづくりと大規模観光開発 ビデオ『湯布院癒しの里の百年戦争』 メモをとりながら映像を観ること
特に、キーパーソンの役割に注目
12 「ユニバーサル交流」とアクセシブル観光 障がい者、高齢者、外国人にやさしいグリーン・ツーリズムのあり方を先進事例から考える 教科書8章の熟読
13 ソーシャルキャピタル 信頼、規範、つながりが地域の発展の資本となることを理論的に理解、ロバート・パットナムのソーシャル・キャピタル理論 ダウンロード資料の熟読
14 まとめ 質疑応答(予定)

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