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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
交流文化論(ツーリズム特殊講義(紛争事例から学ぶ旅行契約法入門))/STUDIES IN TOURISM AND TRANSNATIONAL
開講所属
/Course Offered by
外国語学部/FOREIGN LANGUAGES
ターム・学期
/Term・Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
月4/Mon 4
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
花本 広志

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
花本 広志 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
この授業は、外国語学部交流文化学科の学位授与方針(DP)及び教育課程の編成・実施方針(CP)が示す「ツーリズムに関する専門知識」の修得と「現代のツーリズムが抱える諸問題に対し自らの 見解を提示できる能力」の養成に資するため、旅行契約に関わる法的紛争事例を検討することを通じて、①旅行契約法に関する基礎知識を習得するとともに、②市民社会における法(主に民法)の役割に関心を持つこと、③市民社会における法(主に民法)について基礎知識を習得し、基本的な考え方を理解すること、④②及び③を通じて、私たちが市民社会の構成員であることを自覚すること、⑤自立的に学習する態度と方法を身に付けることを目的としています。
 そして、この授業の獲得目標は、①市民社会における法(主に民法)の役割について、誰かに説明したいと思うようになる、②旅行契約に関わる紛争事例のうち1事例を取り上げ、その事例に関して、法律学を学習したことのない人向けに、簡潔で分かりやすい「Q&A」(3000字程度))を作成できる、③学びの共同体の一員として自らの責任を果たし、自分と仲間の向上に貢献する、④自らの学習プロセスを振り返り、学習の改善に活かすことができる、の4つです。
 授業では、受講者は、旅行契約に関わる紛争事例について法律相談を受けたという設定の下、弁護士になったつもりで「弁護団」を結成し、紛争事例の解決策を考えます。全部で2つの紛争事例の解決にあたることを通じて、上記の目標の獲得を目指します。
 授業は原則として対面で行う予定ですので、各自が確実に感染対策を行ったうえで参加して下さい。さし当たり初回の授業は対面で行う予定ですが、感染症拡大の状況によってはリアルタイムオンライン型に切り替えることもあります。その場合、manabaを通じてお知らせしますので、少なくとも前日には確認するようにして下さい。なお、対面授業への参加が難しい事情がある場合は、できるだけ早期に(初回授業開始前は教務課を通じて)担当教員に相談してください。事情に応じて対応策を考えます。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 上記のとおり、受講者は、旅行契約に関わる紛争事例について法律相談を受けたという設定の下、弁護士になったつもりで「弁護団」を結成して活動を開始し、紛争事例の解決策について検討します。授業では、まず、法的紛争事例の分析と検討に一般的に必要な知識と技能について学んだ後、各事例の分析と検討に入りますが、各事例の解決に必要な法的知識については、「LTD話し合い学習法」(以下「LTD」という。)により、協調的・自立的に学習します。1つの紛争事例について、LTDによるグループ学習1回、紛争事例の分析と検討2回、各当事者代理人間での模擬裁判風ディベート1回の授業4回で構成します。テーマ学習では、ほぼ毎回、予習ノートやグループ課題等の提出を求められるほか、最後に総仕上げとして口頭発表会を開催して、個人又はグループごとに(どちらにするかは受講者数によります)学習成果を発表します。また、口頭発表の結果を受けて、受講者各自は期末レポート(旅行契約に関する紛争事例Q&A〔3000字程度)を作成して提出します。
 具体的な授業の進め方や成績評価の方法と基準などについては、第1回のオリエンテーションで詳しく説明します。受講者のみなさんの主体的な参加が必須となる授業ですので、受講希望者は、可能な限り第1回目のオリエンテーションに出席して、どのような授業か理解したうえで履修してください。
 なお、オンデマンド講義を使用しますが、授業はオンラインではなく対面で行います。また、受講の前提として、法的な知識は一切不要です。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
ほぼ毎回、何らかの事前課題又は事後課題が課されるほか、事後課題としてグループ課題が課されることがあります。その他、事前・事後学修の詳細については、授業計画詳細情報を参照してください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
 特に指定しません。
 紛争事例の分析・検討に必要な知識や情報については、manabaを通じて文献資料又はオンデマンド講義を配信します。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
ア 原則:  下記の条件をすべて充足する限り、A(優)の評価とします。
 ① 正当な事由のない欠席・遅刻・早退が2回以内。
 ② 正当な事由のあるものも含めて、欠席が4回以内。
 ③ 3回の基礎知識確認テストにすべて合格していること。
 ④ 予習ノート等個人課題を期限内に4回以上提出し、かつ、グルー プ課題のうち4つ以上の作成に十分な貢献をしていること。
 ⑤ 口頭発表を行っていること。
 ⑥ 最終レポート(個人「Q&A」)を所定の期限までに提出し、その評価が70 点以上。
 ⑦ ラーニング・ポートフォリオを所定の期限内に提出し、その自己評価が80 点以上 。
イ AA(特優): AA(特優)は、下記の条件をすべて充足する場合とします。
 ① 正当な事由のない欠席・遅刻・早退が1回以内。
 ② 正当な事由のあるものも含めて、欠席が4回以内。
 ③  3回の基礎知識確認テストにすべて合格していること。
 ④  予習ノート等個人課題を期限内にすべて提出し、かつ、グル ープ課題すべての作成に顕著な貢献をしていること。
 ⑤  個人発表を行っていること。
 ⑥  最終レポート(個人「Q&A」)を所定の期限までに提出し、その評価が80 点以 上。
 ⑦ ラーニング・ポートフォリオを所定の期限内に提出し、その自己評価が 80 点以上。
ウ その他:
ア、イ以外で、下記の条件をすべて充足する場合は、B(良)、1つでも 充足しない場合は、F(不可)とします。ただし、①③④のいずれか1つのみわずか に不足する場合で、かつ、宥恕すべき特段の事情があるときに限り、C(可)とすることがあります。
 ① 正当な事由のない欠席・遅刻・早退が 3回以内。
 ② 正当な事由のあるものも含めて、欠席が4回以内。
 ③ 3回の基礎知識確認テストにすべて合格していること。
 ④ 予習ノート等個人課題を期限内に3回以上提出し、かつ、グループ 課題のうち3つ以上の作成に何らかの貢献をしていること。
 ⑤ 口頭発表を行っていること。
 ⑥ 最終レポート(個人「Q&A」)を所定の期限までに提出し、その評価が60 点以上。
 ⑦ ラーニング・ポートフォリオを所定の期限内に提出し、その自己評価が70点以上。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
各事例の具体的な内容は、事例を検討する際の手がかりとなるので、授業当日までのお楽しみとします。
テキストはありません。その他、紛争事例の分析・検討に必要な文献や資料のうち基本的なものについては、manabaを通じて、資料又はオンデマンド講義を配信しますが、それ以外のものは、原則として受講者自身が協力し合って調査・収集するものとします。
到達目標
/Learning Goal
交流文化に関する各種分野について特定の専門知識を習得し、分析のうえ見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 オリエンテーション アイスブレーキング、授業の概要、ねらいと獲得目標、成績評価の基準と方法、授業の進め方、グループ分けなど。 なし
2 この授業で必要な技能と基礎知識(1)
 IRAC(法的思考方法)
IRACに関する確認テスト(個人及びグループ)を行って理解度を確認したうえで、グループで練習課題に取り組む。 事前:IRACに関するビデオ講義を視聴して内容の理解に努める。
事後:グループで練習用課題を完成させる。
3 この授業で必要な技能と基礎知識(2)
 民法及び契約法の基礎知識
民法及び契約法の基礎知識に関する確認テスト(個人及びグループ)を行って理解度を確認したうえで、グループで練習課題に取り組む。 事前:民法及び契約法の基礎知識に関するビデオ講義を視聴して内容の理解に努める。
事後:グループで練習用課題を完成させる。
4 この授業で必要な技能と基礎知識(3)
 法的議論の方法
法的議論の方法に関する確認テスト(個人及びグループ)を行って理解度を確認したうえで、グループで練習用の模擬裁判風ディベートを行う。 事前:法的議論の方法に関するビデオ講義を視聴して(又は資料を読んで)内容の理解に努める。
事後:グループで練習用課題を完成させる。
5 この授業で必要な技能と基礎知識(4)
 LTD話し合い学習法
練習用課題文についてLTDミーティングを行ってみることで、LTD話し合い学習法のやり方を学ぶ。 事前:LTDの予習及びミーティングのやり方に関する資料を読んで、練習用課題文について予習を行い、予習ノートを作成する。
6 テーマ1(その1)
 第1事例の分析・検討に必要な基礎知識を学ぶ。
課題文についてLTDミーティングを行って、紛争事例について分析し、解決策を考えるうえで必要な基礎知識について理解する。 事前: 課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成する。
事後:LTDミーティングを受けて、予習ノートを見直す。
7 テーマ1(その2)
 第1事例について分析し主張を検討する。
原告班、被告班に分かれて、それぞれの立場から、紛争事例について分析・検討する。 事前:紛争事例について、個人で分析し、主張を検討して、予習ノートを作成する。
8 テーマ1(その3)
 第1事例について分析し主張を検討する(前回の続き)。
原告班、被告班に分かれて、それぞれの立場から、主張を組み立てる。反論を想定し、再反論を考える。 事前: グループで模擬裁判風ディベートの戦略を練り、戦術を検討して準備メモを完成させる。
9 テーマ1(その4)
 第1事例について模擬裁判風ディベート
 教員による講評と解説・解題
原告班、被告班に分かれて模擬裁判風ディベートを行う。
教員による講評と解説・解題。
事後:テーマ1について、グループで協力して「授業ジャーナル」を書く。
10 テーマ2(その1)
 第2事例の分析・検討に必要な基礎知識を学ぶ。
課題文についてLTDミーティングを行って、紛争事例について分析し、解決策を考えるうえで必要な基礎知識について理解する。 事前: 課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成する。
事後:LTDミーティングを受けて、予習ノートを見直す。
11 テーマ2(その2)
 第2事例について分析し主張を検討する。
原告班、被告班に分かれて、それぞれの立場から、紛争事例について分析・検討する。 事前:紛争事例について、個人で分析し、主張を検討して、予習ノートを作成する。
12 テーマ2(その3)
 第2事例について分析し主張を検討する(前回の続き)。
原告班、被告班に分かれて、それぞれの立場から、主張を組み立てる。反論を想定し、再反論を考える。 事前: グループで模擬裁判風ディベートの戦略を練り、戦術を検討して準備メモを完成させる。
13 テーマ2(その4)
 第2事例について模擬裁判風ディベート
 教員による講評と解説・解題
原告班、被告班に分かれて模擬裁判風ディベートを行う。
教員による講評と解説・解題。
事後:テーマ2について、グループで協力して「授業ジャーナル」を書く。
14 口頭発表会(個人又はグループ)
授業全体のまとめと振り返り
旅行契約に関する紛争事例Q&Aについて、個人又はグループで口頭発表を行う。
授業全体のまとめと振り返り
事前:口頭発表会の準備
事後:期末レポート及びラーニング・ポートフォリオの作成

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