基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	民事法総合研究／CIVIL LAW
開講所属 ／Course Offered by	大学院／
ターム・学期 ／Term・Semester	2021年度／2021 Academic Year　　春学期／SPRING SEMESTER
曜限 ／Day, Period	火3／Tue 3
開講区分 ／semester offered	春学期／Spring
単位数 ／Credits	3.0
主担当教員 ／Main Instructor	小野　秀誠
科目区分 ／Course Group	大学院科目　講義科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
小野　秀誠	法律学科／LAW

授業の目的・内容 ／Course Objectives	民法の重要判例と最近の重要判例を習得します。最近の判例の形成した判例法理の内容を的確に理解し、判例分析の基本的な手法を身に着けることを目的とします。
授業の形式・方法と履修上の注意 ／Teaching method and Attention the course	受講生の予習してきたことに基づき、議論し、問題点と解決を探ります。本授業は、原則として講義形式とするが、履修者が少ない場合にはゼミナール形式とし、受講者は、毎回、報告と発言が必要です。毎回主要な１判例を検討します。テキスト記載のもののほか、最高裁の最新判例（判決の出た場合）も扱います。
事前・事後学修の内容 ／Before After Study	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告します（最高裁および関連の判例の現物を判例集にあたって調査し、関連する文献も検討することが必要です）。事後、応答を踏まえたレポートを作成し、提出します。予習に３時間、復習３時間を目安とします。
テキスト1 ／Textbooks1	書籍名 ／Title 民法判例百選I-III 著者 ／Author name 潮見佳男　 道垣内弘人ほか編 出版社 ／Publisher 有斐閣 ISBN ／ISBN 9784641115378 その他（任意） ／other 2018年
テキスト2 ／Textbooks2	書籍名 ／Title 法律学習入門 著者 ／Author name 小野秀誠 出版社 ／Publisher 信山社 ISBN ／ISBN 9784797227857 その他（任意） ／other 2019年
テキスト3 ／Textbooks3	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等1 ／References1	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等2 ／References2	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等3 ／References3	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
評価方法 ／Evaluation	毎回の報告および授業の際の応答による。5割ずつを目安とします。
備考 ／Notes	テキスト・参考文献：最高裁民事判例集に搭載の最新判例も対象とします。
関連科目 ／Related Subjects
到達目標 ／Learning Goal	民法の分野における特定の研究課題に関連して、総合的、専門的かつ学際的な見地から、独自の視点を有する学術性の高い研究を行うことができるようにする。

回 ／Time	授業計画（主題の設定） ／Class schedule	授業の内容 ／Contents of class	事前・事後学修の内容 ／Before After Study
1	最高裁民事判例集登載判例の検討 民法総則の判例1	宇奈月温泉事件　大判昭10・10・５民集14巻1965頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
2	民法総則の判例2　信義則	信玄公旗掛松事件　大判大８・３・３民録25輯356 頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
3	民法総則の判例3　公序	公序良俗違反・包括遺贈　最判昭61・11・20民集40巻7 号1167頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
4	民法総則の判例4　差別問題	男女若年定年制　最判昭56・3 ・24民集35巻2 号300 頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
5	物権法の判例1　物権法定主義	物権法定主義　大判昭15・ 9・18民集19巻1611頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
6	物権法の判例2　物権変動	物権変動の時期　　最判昭33・ 6・20民集12巻10号1585頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
7	物権法の判例3　　第三者	177 条の第三者　　最判平18・ 1・17民集60巻 1号27頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
8	債権法の判例1　履行補助者	履行補助者の過失　大判昭4 ・3 ・30民集8 巻363 頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
9	債権法の判例2　　安全配慮義務	安全配慮義務　最判昭50・2 ・25民集29巻2 号143 頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
10	債権法の判例3　契約交渉	契約交渉の破棄　最判昭59・9 ・18判時1137号51頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
11	債権法の判例4　弁済	ATM による払戻　最判平15・4 ・8 民集57巻4 号337 頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
12	債権法の判例5　債権譲渡	将来債権の譲渡　最判平11・1 ・29民集53巻1 号151 頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
13	親族法の判例　夫婦	再婚禁止の合憲性　　最判平27・12・6 民集69巻 8号2427頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。
14	相続法の判例　遺産分割	遺産分割と利益相反　最判昭49・ 7・22判時 750号51頁	毎回、教材を予習し、メモを作成したうえで授業で報告。応答を踏まえたレポートを作成し、提出してもらう。