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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
地域研究論/AREA STUDIES
開講所属
/Course Offered by
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
月4/Mon 4
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
浦部 浩之

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
浦部 浩之 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
 学問の世界には、特定の事象を分析するうえで有用な、地理学、歴史学、政治学、経済学、文化人類学といった個別のディシプリン(専門分野と方法論)がある。しかし、ある特定の地域の本質を理解しようとする場合、これらの個別的な研究手法に依拠するだけでは必ずしも十分でない。自然環境、歴史、宗教、思想、政治、経済、言語、芸術、文化など、広範な学問領域を横断して、総合的に対象に迫ることがきわめて重要になってくる。
 本講義では、事例としてはラテンアメリカを取り上げ、地域を総合的に理解することの意味を考えたい。「地域研究」であるから、この地域への理解を深めることは本講義の目的の一つである。ただ、それを超えて狙いとしているのは、受講生の履修言語や関心地域に関わらず、「地域」への総合的なアプローチを体感し、地域理解のために必要な基本的な視座と応用力を身につけてもらうことである。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
【重要な注意事項】 ※2021年度のこの授業の形式について
 この授業は大学(学部)全体の方針に従い、初回の授業はオンライン(オンデマンド)形式で、2回目以降は教室での対面形式で実施する。
 14回ある授業のうちの8回は、教室での対面授業と並行してYouTubeでの動画配信も行う。教室での授業を収録したものではないが、取り上げる内容はほぼ同じである。きちんと動画を視聴すれば教室での授業とほぼ同等の授業効果が得られるはずなので、どちらの形式の授業を受講してもよい(詳しくは初回の授業で説明する)。これ以外の回については、対面でのやり取りを重視するので、教室で受講すること(ただし何らかの事情があって教室で受講できない者に対しては、別の課題を提示することによって対応する)。

【第1回授業の配信】
 上述のとおり、第1回の授業はオンライン形式で行う。授業を選択するか否かの判断材料となるよう、第1回授業(前半は授業ガイダンスが中心)を履修登録期間前および同期間中に、授業担当者の下記のホームページでも案内する。
 https://www2.dokkyo.ac.jp/rese0008/
 授業動画は4月3日から視聴可能にする予定である。必要であれば参照してほしい。

【毎回の授業の予告】
 授業予定の案内を、授業実施日の3日前(金曜日)までにmanabaに掲載する。毎週必ず確認すること。

                         〔2021年3月15日最終更新〕
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 授業効果を高めるための課題(基本事項の事前確認や事後の文献講読)について毎回指示する。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
なし
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
参考文献は授業で随時紹介する。
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎回の授業後に提出してもらうレポートで評価する(100%)。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
各地域独自の社会文化が成立した過程や要因、および各地域の特徴等について分析し、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 地域研究とは何か:
 個別の学問と学際研究
地域研究と個別の学問との関係を考える。 「詳細情報」欄に記載のとおり(以下同じ)
2 自然環境と生活(1):
 アンデス地域の自然・生業・食
地理学的視点を軸として地域を学際的・総合的に視ることの意義を考える。
<地理学・環境生態論と地域研究>
3 自然環境と生活(2):
 アマゾン地域の自然・生業・食
地理学的視点を軸として地域を学際的・総合的に視ることの意義を考える。
<地理学・環境開発論と地域研究>
4 歴史と社会(1):
 植民地社会の形成
歴史学的視点を軸として地域を学際的・総合的に視ることの意義を考える。
<歴史学(前近代)と地域研究>
5 歴史と社会(2):
 ラテンアメリカ諸国の独立と近代化
歴史学的視点を軸として地域を学際的・総合的に視ることの意義を考える。
<歴史学(近代)と地域研究>
6 人と文化(1):
 ラテンアメリカの人種と民族
人類学論的視点を軸として地域を学際的・総合的に視ることの意義を考える。
<人類学・民族学と地域研究>
7 人と文化(2):
 ラテンアメリカの宗教・家族・価値規範
人類学的視点を軸として地域を学際的・総合的に視ることの意義を考える。
<人類学・宗教学と地域研究>
8 近代化と政治(1):
 ナショナリズムとポピュリズム政権
政治学的視点を軸として地域を学際的・総合的に視ることの意義を考える。
<比較政治学と地域研究>
9 近代化と政治(2):
 軍事政権と国家発展の追求
政治学的視点を軸として地域を学際的・総合的に視ることの意義を考える。
<政治発展論と地域研究>
10 現代社会の形成(1):
 経済危機と民主化
政治経済学的視点を軸として地域を学際的・総合的に視ることの意義を考える。
<民主主義論と地域研究>
11 現代社会の形成(2):
 市場経済化と地域統合
政治経済学的視点を軸として地域を学際的・総合的に視ることの意義を考える。
<国際政治経済学と地域研究>
12 グローバル課題への取り組み(1):
 貧困・格差と教育・人間開発
経済学的視点を軸として地域を学際的・総合的に視ることの意義を考える。
<経済学・開発論と地域研究>
13 グローバル課題への取り組み(2):
 医療・社会保障制度と感染症
経済学的視点を軸として地域を学際的・総合的に視ることの意義を考える。
<経済学・社会保障論と地域研究>
14 地域研究とは何か:
 地域を総合的に捉えることの意義
地域を学際的・総合的に視ることの意義、および世界の諸地域の研究のための汎用性について考える。

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