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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
日本特殊研究(日本史研究a)/SPECIAL STUDIES IN JAPAN: HISTORY (a)
開講所属
/Course Offered by
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水3/Wed 3
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
丸浜 昭

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
丸浜 昭 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
1945年に終わった戦争はアメリカの強大な軍事力で日本が大きな被害を受けて敗北した「太平洋戦争」といわれるが、それを事実に照らして見直したい。対米開戦前に泥沼の日中戦争が続き、さかのぼれば1931年の満州事変にいきつく。足かけ15年、日本が一番長く戦った国は中国である。朝鮮半島は植民地として日本に組み込まれていた。中高では原爆や空襲などの被害を重点に学ぶことが多いが、被害面だけでなく加害面にもしっかり目を向けたい。見るのがつらいところもあるが、映像をかなり使う。そして、当時の教育や社会の状況、経済との関わりなども含めて戦争の全体像を考えたい。今、中国や韓国と「対立」がつくられている。だからこそ、この戦争はどういうものだったかの事実をしっかり知っておきたい。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
毎時配布するプリントを中心に授業を進める。次の時間に、前の時間に使用したプリントを振り返ることもあり、意見・感想や簡単なレポートを授業の中で交流することを検討したい。その際、オンライン授業で使用した「manaba」が使えると交流の準備がやりやすいので、使用が可能かどうか、受講者と相談をしたい。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
毎時間のプリントを事後に振り返ってほしい。参考文献はプリントの中で紹介する。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
事前出題による論述形式で定期試験を実施90% 平常時の意見・感想など10%
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
テキスト:毎時間プリントを配布する
参考文献:上記のほかは、講義の中で紹介する
到達目標
/Learning Goal
「日本研究科目群」の他科目では触れることが難しい分野や領域にわたって日本を研究分析し、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 1945年に終わった戦争の相手・呼称をめぐって 小中高までの学習でこの戦争をどうとらえているかを見直してみる。
2 1941年12月8日―真珠湾からかコタバルからか この戦争が実際に広がるのは、真珠湾からではなくコタバルからであることをみる。
3 総力戦と民衆の被害―空襲は何を示すか 空襲が生まれた歴史、空襲の広がりの意味を、世界史の中で考える。
4 戦争をみる視点―原爆投下をどうとらえるか アメリカの韓国の高校生・若者の原爆投下の学び方やとらえ方と、その変化をみて考える。
5 15年戦争の開始―満州事変から日中戦争へ 中国との戦争がどのように起こされてきたかをいろいろな面から学び、考えてみる。
6 加害の問題―731部隊と南京事件 細菌を兵器にするとは?また、日本軍兵士が残した記録から南京事件を考える。
7 日本の戦争とドイツの戦争、そしてアメリカ 日本はどういう見通しを持ってアメリカと戦争をしたのか。ドイツの影響は?
8 対米英戦争下の中国―「尽滅掃討」作戦 対米戦争が中心になったと思われている時期の中国での日本軍の動きを具体的に学ぶ。
9 日本軍隊の特徴をみる 前時と関わらせて、ある兵士の戦争体験から日本軍と日本の戦争を考えてみる。
10 戦時下の社会―戦争への動員・女性と戦争他 学校教育、子どもの歌から戦争を考える。また、女性がどう戦争と関わったかをみる。
11 日本の戦争と植民地朝鮮 日本はどのように朝鮮を植民地支配したか。日本の戦争が朝鮮に何をもたらしかをみる。
12 敗戦をめぐって①―本土決戦体制の構築と沖縄 絶望的抗戦期といわれる戦争の状況と、その中での本土決戦体制・沖縄戦を学ぶ。
13 敗戦をめぐって②―ポツダム宣言とその受諾 日本の支配層が何を考えどのように敗戦を迎えていくかをみる。
14 「15年戦争」を振り返る 日本人のとらえ方、教育の中での扱いを含めて、「15年戦争」を振り返ってみる。

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