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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
日本文化論a/INTRODUCTION TO JAPANESE CULTURE a
開講所属
/Course Offered by
法学部総合政策学科/LAW POLICY STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金1/Fri 1
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
平田 彩奈惠

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
平田 彩奈惠 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
本講義では日本文学について、通史的に概観するとともにそれぞれのかかわりを知り、現代に生きる自分たちの文化にどのように繋がっているのかを考えることを目的とする。さらに、古典文学・伝統文化は、現代にどのような形で継承されているのか、継承される中でどのように変容したのかについても考察を深める。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
※この授業は原則としてオンライン授業(You Tubeでの講義コンテンツ視聴とmanabaでのリアクションペーパー提出)を行う。したがって、授業時限は金曜1限であるが、この日を基準として前後4日間ほどの間に受講すればよいものとする。
事前の学習による疑問点はmanabaの掲示板に、受講後の疑問はリアクションペーパーに記すこととし、それぞれ次の授業配信機会にフィードバックする。

※古典の読解能力について
受講にあたり、高度な古文の読解力は必要としない。一方で、古典文学から現代の作品までさまざまな作品にふれるため、授業時に配布された資料を自分できちんと読む姿勢が求められる。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学習としては、各回で扱う教科書の該当箇所を読み、自分なりに調べ、考えをまとめておく。授業後は、疑問に思った点を翌週までに調べて自分なりの答えを見つけておく。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
古典文学の常識を疑う
著者
/Author name
松田浩・上原作和・佐谷眞木人・佐伯孝弘 編
出版社
/Publisher
勉誠出版
ISBN
/ISBN
9784585291473
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
授業時のリアクションペーパー(50%)
学期末にオンライン上で実施する試験(50%)

リアクションペーパーは、授業のまとめや単なる感想ではなく、事前学習を通して考えたことや、解決されていない疑問など、主体的に考えているものを評価する。
上記をもとに、AA、A、B、Cの4段階で評価する。
関連科目
/Related Subjects
日本研究概論Ⅰでは主に文学分野を、Ⅱでは主に史学分野を扱う。あわせて受講することが望ましい。
備考
/Notes
テキストの他に、適宜プリントを配布する。
参考文献は授業中に紹介する。
到達目標
/Learning Goal
日本文化の歴史的沿革、日本文化の特徴などを正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 授業の進め方や参考資料の紹介をするとともに、日本文学史の基礎知識を理解する。
2 上代(1)記紀神話 『古事記』『日本書紀』の特徴と差異を知った上で、神話を読む。神話には西洋の神話とつながる面があることを知り、その「型」について考察する。
3 上代(2)万葉集 『万葉集』の概要を知り、和歌を鑑賞する。
4 中古(1)和歌と歌合 『古今集』などの勅撰和歌集の概要を学び、おおまかな特徴を把握する。歌合を再現した動画や、曲水の宴の動画などを見ながら、どのような遊戯なのか、判定の基準のおもしろさなどを考える。
5 中古(2)物語 『伊勢物語』『大和物語』などの歌物語の特徴について理解する。また、『源氏物語』などの物語の研究について知り、文学を「研究する」ことについて考える。
6 中古(3)枕草子 『枕草子』の諸本について知ることで、前回の『源氏物語』の成立の論ともあわせながら「原文」「本文」の研究について考える。
7 中世(1)中世の和歌 武士が活躍するようになった時代に、どのような和歌が詠まれたのかを見る。
8 中世(2)軍記物語 『平家物語』『太平記』などの軍記物語の特徴をとりあげながら、そこに描かれる物語を読みこむ。
9 近世(1)出版文化の発展と西鶴 近世に入って版本が普及し、本の流通は飛躍的に発展した。その様子を知り、版本とはなにかを知る。
10 近世(2)国学者たちの研究と『源氏物語』 本居宣長、賀茂真淵といった国学者たちによって『源氏物語』の研究が進められてゆくさまを読み解く。
11 近世(3)上田秋成 近世に書かれた『雨月物語』を読み、江戸時代の怪談とその流行について知る。
12 近代 谷崎潤一郎と『源氏物語』 近代における『源氏物語』受容の一端として、谷崎潤一郎の諸作品について知る。
13 現代 現代文化の中の古典文学 古典文学を素材とした現代の小説や漫画について知り、現代文化の中で古典がどのように享受されているのかを知る。
14 まとめ 講義ではふれられなかった日本文化についてフォローアップを行う。その上で、発信するためにはより深く日本文化を理解することが必要だという自覚を持つ。

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