シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ドイツ法a(18以前)/GERMAN LAW a
開講所属
/Course Offered by
法学部法律学科/LAW LAW
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水1/Wed 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
安原 陽平

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
安原 陽平 法律学科/LAW
授業の目的・内容
/Course Objectives
 本講義は、法学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成・実施方針(CP)が示す、法学の専門的知識やグローバルな思考力を身につけること、また、問題点を発見しその解決策を見出す能力や文章の作成能力および表現力を身につけることに関連し、法学の視点からドイツの学校法制に関する専門的知識を獲得すること、時事的・国内・国外の教育に関する様々な問題を自ら発見し解決策を考えることなどを目指す。
 本講義の内容は、ドイツ法におけるSchulrecht(学校法・教育法)を主たる対象とし、ドイツの学校法制の概要を扱う。目的は、ドイツの学校法制の概要を理解することである。また、ドイツの学校法制との比較を通して、日本の教育法制の諸問題を発見し、解決策を考えることも目指す。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 基本的には、レジュメを配付して、講義を進める。可能な限り学生が発言できるように心がけ、一方的でないインタラクティブな講義をおこないたいと考えている。また、リアクションペーパーの一部を講義内で共有し、他の学生がどのように考えているかなどを通じ、講義内容の理解をより深められるようする。
 ドイツ語の語学力は必須ではないが、専門用語などをそのまま扱うこともある点に注意すること(その場合でも、日本語でどのような概念かは説明する)。なお、学生の興味・関心や理解度などによって授業計画を変更する可能性がある。

※2021年度は対面での講義を予定しているが、コロナ禍の状況等に応じて講義形式が変更する可能性があることに注意すること。

※教育法a、教育法bを履修したうえで、本講義を登録することが望ましい。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
【事前学習】シラバスを確認のうえ、参考書の該当箇所を読み、講義に臨むこと。
【事後学習】配付したレジュメや参考書の該当箇所等を見直すこと。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
Schulrecht 6.Auflage
著者
/Author name
Johannes Rux
出版社/URL
/Publisher
C.H.BECK
ISBN
/ISBN
978-3406709760
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
ドイツ法入門〔改訂第9版〕
著者
/Author name
村上淳一=守矢健一/Hans-Peter Marutschke
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4-641-04822-5
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
ドイツの学校法制と学校法学
著者
/Author name
結城忠
出版社/URL
/Publisher
信山社
ISBN
/ISBN
9784797254860
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
〇リアクションペーパーの提出(20%)
主に講義後にリアクションペーパーの提出を求める。講義の理解度等を確認する。

〇試験(80%)
論述式の問題を出題する。講義の理解度や文章の論理性を評価のポイントとする。

※詳細な評価基準等は講義内で確認する。
関連科目
/Related Subjects
教育法a、教育法b、公法系の各科目

※教育法a、教育法bを履修したうえで、本講義を登録することが望ましい。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
ドイツ法の基礎、ドイツ法の様々な学問分野に触れ、ドイツ法に関する事例について重要な判例・学説を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 成績評価について 本講義の概要 成績評価、本講義の概要について把握する。
2 ドイツにおける憲法(基本法、GG)の諸原理 連邦主義、民主主義、法治国家など、ドイツにおける憲法(基本法、GG)の概要を理解する。
3 基本法上の基本権保障 基本権の具体的な内容、基本権の分類、第三者効などを理解する。
4 基本法上の国家機関 議会、政府、裁判所など、ドイツ基本上の国家機関の組織と権限を理解する。
5 文化主権 ドイツの教育の重要な特徴である文化主権について理解する。
6 学校制度 複線型学校体系など、ドイツの学校制度の概要を理解する。
7 教科書をめぐる法制 教科書検定、教科書採択、教科書をめぐる法制における親や生徒の地位などを理解する。
8 公立学校と宗教教育/倫理教育 基本法における宗教教育条項、宗教教育をめぐる親や子どもの権利、あるいは宗教教育に対する教師の法的地位などの宗教教育法制について理解する。
9 学校経営法制 学校自治や校長の法的地位など、学校経営法制について理解する。
10 教師の教育の自由 教師の教育の自由における学説や判例を理解する。
11 生徒の学校参加 生徒の学校参加の法的構造や生徒代表制などを理解する。
12 親の教育権 基本法にも明示的に根拠を有する親の教育の規範的構造を理解する。
13 障害をもつ子どもと学校法制 教育法制の歴史的展開や修学義務など、障害をもつ子どもと学校法制について理解する。
14 移民背景をもつ子どもと学校法制 ドイツ語促進コースなど、近年の教育法制を中心に、移民背景をもつ子どもと学校法制について理解する。

科目一覧へ戻る/Return to the Course List