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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
情報通信ネットワークb/INFORMATION NETWORK(B)
開講所属
/Course Offered by
経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
木4/Thu 4
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
三宅 真

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
三宅 真 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
情報通信ネットワークは,社会の重要なインフラストラクチャとして発展を続けています。第4次産業革命の時代となり,携帯電話・スマートフォンは第5世代(5G)の時代となり,ソサエティ5.0 の時代を迎えています。これからも社会のさまざまな分野において,新しいソリューションの開発と新しい価値の創造が続いてゆくでしょう。
 情報・統計分野の学科専門科目の授業です。授業の目標は,ソサエティ5.0の社会に必要な情報通信のリテラシーを身に付けることです。情報通信ネットワークの全体像を学び,情報通信を正しく,有効に活用できる知識を身に付けることが目標です。携帯電話・スマートフォンなどの身近な実例を取り上げて,情報通信のシステムとテクノロジーの基本的なことがらを,ていねいに解説します。情報通信と社会の関係,私達人間の関係についても考察を行います。加えて,情報と確率の関係を統計力学の視点から解説します。
 電気・電子・情報技術の世界最大の学会であるIEEEは,「Advancing technology for humanity(全人類のための技術革新)」という理念を掲げて活動しています。また経営学科では,情報の原理および情報を扱う人間社会を理解して,データとツールを使って各種の問題解決につなげる能力を身に付けることをめざしています。私たちの日常生活と社会との関係を含む広い視野で情報通信を活用することが大切な時代です。情報通信の知識と視野を広げましょう。
 他学部の学生諸君の受講も歓迎します。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
対面授業を行います。ただし,初回の授業は,遠隔授業(資料配布型)によって授業全体のガイダンスを行います。
 第1回の遠隔授業の教材は,manabaとPorta IIで配布します。
 第2回以降の対面授業は,教室で教科書を使って講義を行うと共に,manabaを使って講師と受講生諸君とのコミュニケーション,受講生諸君の間のコミュニケーションを行います。manabaを使って授業の疑問点を質問し,意見交換を行いましょう。
 授業で学びながら,情報通信ネットワークについての調査研究を行って,結果をレポートにまとめて提出してください。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
毎回の授業に先立って,manabaを使ってレジュメを配布します。教科書の指定された箇所とレジュメを読んで事前学習を行ってください。
 授業後に,学んだ内容を確認し,疑問点を復習と質問で解決してください。manabaを使って疑問点を質問し,講師の回答を確認してください。受講生諸君の共通する質問をまとめて,回答をmanabaで公開します。他の受講生諸君の質問と回答も併せて読んで,知識を確実なものとしてください。
 事前学習と事後学習は,それぞれ1時間程度を目安に行いましょう。事後学習によって新たな疑問点が見つかれば,次回の授業で質問を繰り返してください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
Q&Aで読み解く情報通信技術の進化
著者
/Author name
三宅 真
出版社
/Publisher
近代科学社
ISBN
/ISBN
978-4-7649-6005-3
その他(任意)
/other
2019年11月初版発行
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
情報通信白書〈令和2年版〉ICT白書―5Gが促すデジタル変革と新たな日常の構築
著者
/Author name
総務省
出版社/URL
/Publisher
日経印刷
ISBN
/ISBN
978-4865792263
その他(任意)
/other
総務省のホームページでPDF版が公開されています。
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/r02.html
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
・調査研究レポート(60%):情報通信ネットワークについての分析力と考察力を評価します。
・授業への参加度(40%):質疑応答,授業アンケートへの回答,課題への回答によって評価します。
関連科目
/Related Subjects
授業で取り上げるテーマについて,それぞれの右側に関連科目を示します。
・情報通信と社会→「情報と職業」,「情報メディア論」
・2進数,2進法→「コンピュータ・アーキテクチャ」
・通信プロトコル,待ち行列理論→「情報通信ネットワークa」,「経営意思決定論a」
・情報と確率,情報の推定→「アルゴリズム論b」,「オペレーションズ・リサーチa」
関連科目を履修して,知識と視野を広げましょう。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
21世紀の重要なインフラストラクチャとなった情報通信ネットワークに関する専門知識を習得し、情報通信技術の活用ならびにネットワーク環境の構築について分析のうえ、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス(情報通信ネットワークとは) 授業全体のガイダンスを行います。初回は,遠隔授業(資料配布型)で行います。
2 情報通信ネットワークと社会の発展 情報通信ネットワークの発展と社会の発展との関係を取り上げます。
3 情報通信の信号 (1):ディジタル信号 ディジタル信号と2進数の関係を取り上げます。
4 情報通信の信号 (2):正弦波信号とフーリエ変換 情報通信の信号と周波数の関係を取り上げます。
5 情報通信の信号 (3):電波と周波数 さまざまな周波数の電波を利用して信号を伝送する仕組みを取り上げます。
6 情報通信システム (1) :システムの構成 情報通信システムの構成とその働きを取り上げます。
7 情報通信システム (2) :システムの進化 5Gに至る携帯電話システムの進化と高速伝送を支えるテクノロジーを取り上げます。
8 情報伝送 (1):ディジタル信号伝送 情報通信システムにおいてディジタル信号を作って伝送する仕組みを取り上げます。
9 情報伝送 (2):パケット通信とインターネット パケット通信の仕組みとインターネットのプロトコルを取り上げます。
10 情報理論 (1):情報と符号 情報理論に基づいて,正確な情報を効率的に伝送する仕組みを取り上げます。
11 情報理論 (2):情報と確率 ベイズ推定など,確率を使って情報を分析する手法を取り上げます。
12 暗号通信 暗号を使って情報を安全に伝送する仕組みを取り上げます。
13 ソサエティ5.0の情報通信 (1):AI AIの進化と情報通信の関係を取り上げます。
14 ソサエティ5.0の情報通信 (2):量子情報通信 量子力学を使って行われる量子情報通信の仕組みを取り上げます。

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