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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
マクロ経済学a(13以降_必修)/MACROECONOMICS(A)
開講所属
/Course Offered by
経済学部/ECONOMICS
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火2/Tue 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
須藤 時仁

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
須藤 時仁 経済学科/ECONOMICS
授業の目的・内容
/Course Objectives
個人による消費、企業による生産・投資・輸出入を一国の集計ベースで見たときに、それらはどのような要因で決まるのだろうか。また、それらを合計した一国経済の活動水準はどのように決まるのだろうか。そこには当然、政府や中央銀行による財政・金融政策もかかわってくるが、それらの経済政策は経済活動にどのような影響を及ぼすのだろうか。こうした問題を扱うのがマクロ経済学である。
本講義では、まず、一国経済の全体像を表す国民経済計算を説明する。次いで、家計による消費と貯蓄、企業による設備投資がどのように決まるのかを考える。最後に、こうした家計や企業の経済行動をベースとしたとき、一国経済の生産規模がどのように決まるのかを示す。また、講義ではマクロ経済理論の説明だけでなく、現実の日本経済にも言及しながら進めていく。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業は遠隔授業形式で行う。授業形式の詳細は学期初めにPorTaⅡに掲示するので受講者は必ず読んでおいてほしい。なお、秋学期のマクロ経済学bとあわせて受講することが望ましい。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
講義資料を事前にPorTaⅡにアップしておくので、履修者は各回の授業内容に関連する箇所を読んで、わからない箇所は参考文献で調べることが要求される。それでも不明な場合はメールなどで逐次質問を受け付ける。さらに、各章の練習問題のうち、毎回の授業に関連する問題を解いて、理解度のチェックをする必要がある。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
講義資料を配布する。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『マクロ経済学・入門(第5版)』、2016年
著者
/Author name
福田慎一・照山博司
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4641220669
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
期末のレポート(100%)で評価する。
関連科目
/Related Subjects
金融論a、財政学a、上級マクロ経済学a
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
学部中級レベルのマクロ経済学の知識を習得し、様々な経済事象を理論的に分析のうえ、解説できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション 家計、民間企業、政府といった経済主体が一国経済の中でどのような経済行動を行っているかに関連付けながら、マクロ経済学とはどのような学問なのかについて概説する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
2 国民経済計算とは 粗付加価値の意味を理解し、その合計によって一国経済の規模が決まることを理解してもらう。また、その詳細な統計データとして国民経済計算体系があることも説明する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
3 三面等価の原則 一国経済は、生産・分配・支出の3つの面からとらえられることを説明するとともに、その構成項目について概説する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
4 消費関数 家計の消費行動を説明するもっともポピュラーな理論として、ケインズ型消費関数の概念を説明する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
5 ライフサイクル仮説 家計は現在の所得だけではなく、将来の稼得所得も視野に入れたうえで消費行動を決定していることを説明する。その考え方を取り入れた理論の一つとしてライフサイクル仮説を説明する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
6 恒常所得仮説 将来の稼得所得も視野に入れたもう一つの代表的な消費理論としての恒常所得仮説を説明する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
7 貯蓄関数と貯蓄率 消費行動の裏返しとしての貯蓄がどのように決定されるかを説明する。さらに、日本の貯蓄率の推移を題材として、人口構成や年金不安などが貯蓄率にどのように影響しているかを説明する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
8 設備投資と資本ストックの概念 民間企業が行う設備投資とはどのような行動なのかを、資本ストックとの関係を交えて説明する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
9 資本ストックと加速度原理 ケインズ経済学の立場から民間企業の設備投資行動を説明する加速度原理について概説する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
10 設備投資の決定要因:金利と期待 新古典派の立場から設備投資行動を説明する新古典派理論について説明する。さらに、現在の日本において、加速度原理と新古典派理論とを比較したときどちらの理論の説明力が高いかについても概説する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
11 有効需要の原理 有効需要の原理について古典派のセイ法則と比較しながら説明し、その特徴を理解してもらう。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
12 均衡国民所得 国内の財市場のみを対象としたとき、一国全体の総需要と総供給が一致するような均衡国民所得がどのようなメカニズムで決まるのかについて説明する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
13 乗数の考え方 総需要を構成する民間企業設備投資が増えたとき、GDPはそれ以上に増加する。それはなぜなのかという問題を起点として乗数の概念を説明する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。
14 乗数と経済政策 乗数の概念を経済政策の効果に応用し、政府支出の増加や減税がどのようなメカニズムでGDPを拡大させるのかについて説明する。 各回の授業内容に関連する箇所を読んでおくとともに、わからない箇所は参考文献で調べておく。また、関連した部分の練習問題を解いて、理解度を確認する。

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