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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/09/15 現在/As of 2021/09/15

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ツーリズム・メディア論/TOURISM AND MEDIA COMMUNICATION
開講所属
/Course Offered by
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金1/Fri 1
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
山口 誠

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山口 誠 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
今日、世界中で多くの人びとが「観光(ツーリズム)」という形をとる「移動(モビリティ)」の体験を実践している。そうした観光的移動には、メディアが深く関わる事例が増えている。たとえば映画やテレビ番組などのロケ地観光は代表的な事例であり、そうしたツーリズムとメディアが関わる異文化接触のフィールドでは、新たな交流の可能性と問題が発生している。
この講義では、ツーリズムとメディアが創出する異文化接触の事例を取り上げ、理論的考察を試みることで、現代社会における新たな問題群を自ら発見し、その解決への糸口を考えることができる知力を養成することを目指す。とくに重視するのは比較社会学の視座であり、国内外の事例を分析することで、異文化理解の本質を問うことを試みる。そしてメディア・リテラシーを援用し、ツーリズム・リテラシーの理解と実践に挑戦したい。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
※教員は教室で講義を行ないます。対面授業を基本としつつ、ZOOM同時配信などを試み、感染症対策の工夫を重ねます。結果として授業の形態が変わるかもしれませんが、ご理解とご協力をお願いします。
※受講生の反応を確認しつつ、事例を変えたり解説を加えたりするため、事前に準備したレジュメは配布せずに、パソコンによる板書をノート・テイキングする形式で授業を進めます。
※授業の具体的な内容と成績評価については、初回の授業で詳しく説明します。そのため、可能な限り初回の授業に参加されることをお願いします。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前と事後の学習は必須ですが、本講義ではとくに事後学習を重視します。ノートを読み返して理解を促進し、必要であれば『現代社会学事典』(弘文堂)などの専門事典で重要概念を調べるなど、講義で触れた学史学説や事例などについて大学図書館で調べることを推奨します。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
観光のレッスン――ツーリズム・リテラシー入門
著者
/Author name
山口誠・須永和博・鈴木涼太郎
出版社
/Publisher
新曜社
ISBN
/ISBN
978-4788517066
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
メディア文化論(改訂版)
著者
/Author name
吉見俊哉
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
定期試験(100%)
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
ツーリズム研究とメディア研究の両者に横断する、国内外における異文化接触の現象に着目し、比較社会学の視座から考えることで、現代社会の諸問題を自ら発見する知力を養成する。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション:「メディア」と「ツーリズム」の相関関係 現代社会においてメディアとツーリズムが関係して生じる事例を取り上げ、社会学の視点から分析する方法を紹介する
2 理論① ブーアスティン、マキャーネル、アーリの分析枠組み
3 理論② メディア・ツーリズムとツーリズム・メディアの比較
4 英語圏のガイドブック マレー以前/マレー以後の「ガイド」概念について
5 英語圏のトラベル・ライティング 近代型ガイドブックの誕生とその英語圏における変遷を問う
6 Lonely Planetの社会学 世界シェア一位の観光ガイドブックとポスト・モダン思想について
7 インターネット時代のツーリズム・メディア ツーリズムの在り方を根本的に変えたインターネットの影響力について
8 映画観光と異文化接触① ハワイの事例から考える
9 映画観光と異文化接触② 韓国の事例から考える
10 理論③ ステレオタイプとアーティキュレーション理論
11 理論④ 「メディア化されたまなざし」の国際比較
12 インバウンドとメディア 国際観光地としての東京
13 アウトバウンドとメディア 米領グアム島の事例から
14 異文化接触と異文化理解 ツーリズム・メディアの可能性と課題

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