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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/08/30 現在/As of 2021/08/30

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語圏の文学・文化・批評b/LITERATURE AND CULTURAL CRITICISM (B)
開講所属
/Course Offered by
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
月2/Mon 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
前沢 浩子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
前沢 浩子 英語学科/ENGLISH
授業の目的・内容
/Course Objectives
講義タイトル「Shakespeare劇とその背景」

 この授業は、英語学科の教育家庭の編制・実施の方針(CP)や学位授与方針(DP)が示す「英語の運用能力を養成し、英語圏の言語・文学・文化・社会・国際関係などを理解するための専門知識を身につけた、国際的視野にたつ教養人を育成する」ことを念頭においたうえで、以下のように目的・目標を設定する。

 William Shakespeareの作品に用いられている英語表現を理解し、作品成立の背景となる初期近代イングランドの社会や文化についての知識を深めることを目指す。Shakespeareの作品からHenry V, Hamlet, The Tempestを取り上げ、特に有名な台詞に用いられている英語表現について解説しながら、作品が生み出された時代の文学伝統、演劇をとりまく社会的情勢など、文化背景についての理解を深めることを目標とする。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 毎回の講義前に、manabaを通して講義ノートと課題を配布するので、ノートの内容を理解し、課題に答えて提出する。授業ではその課題に対するフィードバックや、講義ノートに基づくさらに詳細な講義を行う。また授業中には、音声や映像を教材として用い、現代の上演史についても概説を行う。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 事前に講義ノートをよく読んで内容を理解し、課題に答えて提出すること。(事前学習1時間が目安)

 事後には、講義ノートおよび講義で提示したキーワードや人名についての情報を整理して覚えること。また取り上げた作品をもとにした映像作品を授業中に紹介するので、図書館で鑑賞する。(事後学習2時間が目安)
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
manabaを通して講義ノートを配布する。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
シェークスピアと名優たち
著者
/Author name
前沢浩子
出版社/URL
/Publisher
NHK出版
ISBN
/ISBN
4149108781
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎回の課題(70%)、学期末のまとめの課題(30%)
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
感染症拡大の状況によっては、講義はオンラインで行う。
到達目標
/Learning Goal
文学研究のアプローチを使って、英語圏の文学・文化を鑑賞・分析し、批評できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 Henry Vとグローブ座について 初演の舞台となったグローブ座の構造とコーラスの関係について考える。
2 Henry Vとフォルスタッフについて イギリス演劇にとけるcomic villainの伝統について考える。
3 Henry Vとナショナリズムについて 初期近代のイングランドのナショナリズムの成立について考える。
4 Henry Vと王権について 大衆演劇において王権がどのように表現されていたかについて考える。
5 Hamletと復讐劇について イギリス演劇における復讐劇の伝統について考える。
6 Hamletとメタシアターについて 劇中劇の手法とその現代的解釈について考える。
7 Hamletと上演史について Hamletの上演史について概説する。
8 Hamletと古版本について Hamletの古版本の研究とShakespeare劇の本文批評について概説する。
9 Hamletと批評史について Hamletの批評史について概説する。
10 The Tempestとロマンス劇について ロマンス劇というジャンルとThe Tempestの関係について考える。
11 The Tempestとモンテーニュについて The Tempestへのモンテーニュの『エセー』の影響について概説する。
12 The Tempestと錬金術について 初期近代における科学と錬金術と魔術師Prosperoの関係について考える。
13 The Tempestと仮面劇について 仮面劇の流行とShakespeareへの影響について考える。
14 The Tempestと役者について Shakespeare時代の俳優、劇団について概説する。

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