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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/08/30 現在/As of 2021/08/30

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語圏の文学・文化文献セミナーa/READING SEMINAR IN LITERATURE (A)
開講所属
/Course Offered by
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火1/Tue 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
原 成吉

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
原 成吉 英語学科/ENGLISH
授業の目的・内容
/Course Objectives
この講義は,英語学科の教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)や学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)が示す「英語の運用能力を養成し、英語圏の言語・文学・文化・社会・国際関係などを理解するための専門知識を身につけた、国際的な視野にたつ教養人を育成する」ことを念頭に置いたうえで、以下の目的を目指します。

まず第一に、詩を楽しむこと。詩の言葉をとおしてアメリカの文化とその時代精神を理解し、異文化という鏡を使いながら「いまここ」の私たちを考えることにあります。

アメリカ先住民の口承詩(うた)、モダニストの作品、そして同時代の詩人の作品を紹介しながら、ディスカッションを中心に進めます。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
本授業は対面授業方式で行ないます。講義形式とグループ・ディスカッションを併用して進めます。担当グループの受講者が分担してプリゼンを行い、担当者はプリゼンの資料を発表の2日前までにmanabaにアップロードし、それをもとにプリゼンを行います。当日にPWを使うことも可能です。プリゼンの後、フロアの受講生を含めた全体で質疑応答に移ります。

各回の連絡と資料は、manabaを使って行います。授業では、学生によるグループ・ディスカッションを行うので、各自、疑問点とコメントを整理しておいてください。

4/14の最初の授業に出席できない方は、事前に<shara@dokkyo.ac.jp>へお知らせください。

ただし、新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、ZOOMによる遠隔授業に切り替えることもこともあります。

事前・事後学修の内容
/Before After Study
指定された作品と資料を精読し、疑問点をまとめておく。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
アメリカ現代詩入門ーーエズラ・パウンドからボブ・ディランまで
著者
/Author name
原 成吉
出版社
/Publisher
勉誠出版
ISBN
/ISBN
9784585291923
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
アメリカ名詩選
著者
/Author name
川本皓嗣・亀井俊介編
出版社/URL
/Publisher
岩波文庫
ISBN
/ISBN
4000071165
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
英語学科の学位授与方針に沿って、グローバル社会に関する専門的知識を習得しているか、それらの背景や諸問題を的確に理解分析しているか、そして自らの見解を論理的に表現する能力を身に付けているかを重視して評価します。

レポート(作品論)70%、授業でのプリゼンを含む発言30%。

欠席が5回以上の場合は、評価の対象としません。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
文献研究を通じて、英語圏の文学・文化に関する特定分野について専門知識を習得し、鑑賞・分析を行い、批評や見解の提示ができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 アメリカの大地の声––Native Americanのうた さまざまなアメリカ先住民の「うた」から、創世神話や世界観を考える。
2 デモクラシーを歌う『草の葉』の詩人––Walt Whitman ホイットマンの”Song of Myself"からアメリカの民主主義の理想を考える。
3 ミクロコスモのなかのマクロコスモ––
Emily Dickinson
ディキンソンの詩にみる、"less is more"の詩学を考える。
4 モダニズムの詩人たち
(1)Ezra Pound
日本の俳句がモダニズムにあたえた影響、"In a Station of the Metro"お読む。
5 (2) T. S. Eliot 現代詩のルーツ、
"The Love Song of J. Alfred Prufrock"を読む。
6 (3) William Carlos Williams アメリカ土着のモダニズム、”The Red Wheelbarrow"を読む。
7 (4) E. E. Cumming タイポグラフィが作る詩の意味、"a (l"
を読む。
8 (5) Wallace Stevens 想像力と現実が織りなす虚構の詩、
”The Emperor of Ice-Cream"を読む。
9 モダニズム以降の詩人たち
(1) Robert Lowell
時代と個人の狂気についての詩、
"Skunk Hour"を読む。
10 (2) Gary Snyder アメリカ詩と禅仏教、
"Ripples on the Surface"を読む。
11 (3) Adrienne Rich 時代を変えるフェミニスト詩人の作品、
”Diving into the Wreck"を読む。
12 (4) Allen Ginsberg Beatとは何か、
”America”を読む。
13 (5) Frank O’Hara ニューヨークのエレジー、
”The Day Lady Died"を読む。
14 (6) Bob Dylan ロック・ミュージックとアメリカ現代詩、”A Hard Rain's A-Gonna Fall"を読む。

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