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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/08/30 現在/As of 2021/08/30

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語専門講読 Ⅰ/ADVANCED THEMATIC READING Ⅰ
開講所属
/Course Offered by
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水3/Wed 3
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
関根 路代

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
関根 路代 英語学科/ENGLISH
授業の目的・内容
/Course Objectives
 Natasha Tretheweyは2012年から2014年まで2期に渡って桂冠詩人を務めたアメリカの現代詩人である。彼女は、1966年、カナダからの移民の父親とソーシャルワーカーの母親のもとに、ミシシッピ州ガルフポートに生まれた。二人の結婚は “a mixed-race marriage”として当時、同州では禁止されていた。そのため二人はオハイオ州に渡り結婚した。その後両親は離婚し、母親は再婚。詩人が19歳の時、母親は再婚相手によって殺害された。
 かつて奴隷制度を持っていたミシシッピ州に生まれ、“biracial”であること、そして母親を失ったこと、これらはトレザウェーが抱える苦難の一部である。
 英語の能力を活かし、歴史・文化・社会に関する深い教養に基礎付けられた専門知識を習得するため、本年はピュリッツァー賞を受賞したNative Guard (2006)を中心に、トレザウェーの詩を考察し、アメリカ南部の歴史的・個人的「声」に傾聴する。それにより、アメリカが抱える差別問題と社会的沈黙の所在、そして彼女の詩的技巧に迫っていきたい。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
・授業は、資料・課題配信型遠隔授業、オンデマンド配信型遠隔授業、ならびに学生によるプレゼンテーション形式を組み合わせ行う。
・プレゼンテーションを行う際は、発表者はレジュメを作成し、授業で他の履修者へ解説をしつつ、疑問点のディスカッションを行う。
・他の履修者は発表者の誘導のもと、作品の解釈を試み、ディスカッションを行い、意見を発表する。
・授業中に出す課題を提出すること。

※manabaを使用し資料配布をする。
※個人的に連絡を取る必要がある場合は、大学のメールアドレスに送る。
※なお、課題に対するフィードバックは授業中に適宜行う。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
【事前学習】授業で扱う作品を事前に精読し、自分の訳を作り、声に出して作品を味わってくること。疑問リストを作成しておくこと。
【事後学習】授業で読んだ作品を読み直し、イメージを膨らませること。授業で学んだことに関して、各回500字程度のまとめを作成すること。

テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
Monument: Poems New and Selected  Kindle版
著者
/Author name
Natasha Trethewey
出版社
/Publisher
Mariner Books
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
入手に時間がかかるので、Kindle版を指定しますが、ハードカバー、ペーパーバックもあります。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
授業中に適宜紹介する。
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
・授業内での発表(20%):グループで行うプレゼンテーション。
・参加度(20%):各授業でのディスカッションにおける意見発表などの貢献。
・課題(20%):授業のまとめとしてワークシートを記入し提出する。
・レポート(40%):学期末の最終課題。3000字程度でまとめる。理論的な分析がされているか、それが文章化されているかを判断基準にAA, A, B, Cの4段階で評価する。

出席は全体の1/3以上を欠席するとその時点で単位認定不能となります。
関連科目
/Related Subjects
本科目を履修後に、専門講読IIを履修することが望ましい。
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
分野の専門性をもった英文マテリアル(資料)を講読、読解できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 オリエンテーション 授業の進め方・評価について、担当割り
2 Native Guard ("The Southern Crescent"1) "The Southern Crescent"のセクション1を読む
3 Native Guard ("The Southern Crescent"2) "The Southern Crescent"のセクション2を読み、トレザウェーの詩的技巧を考察する
4 Native Guard ("Genus Narcissus") "Genus Narcissus"を読み、母娘関係を考える
5 Native Guard ("Graveyard Blues") "Graveyard Blues"を読み、アメリカンソネットについて考察する
6 Domestic Work ("Flounder”) "Flounder”を読み、"biracial"について思考する
7 Domestic Work ("Gesture of a Woman in Process”) "Gesture of a Woman in Process”を読み、Clifton Johnsonの写真との関係を考える
8 Bellocq's Ophelia ("Bellocq's Ophelia) ""Bellocq's Ophelia"を読み、E. J. Bellocqの写真との関係を考える
9 Native Guard ("Pilgrimage") "Pilgrimage"を読み、ヴィクスバーグの歴史を知る
10 Native Guard ("King Cotton, 1907") "King Cotton, 1907"を読み、ヴィラネルの手法を知る
11 Native Guard ("Glyph, Aberdeen, 1913") "Glyph, Aberdeen, 1913"を読み、貧困について考える
12 Native Guard ("Flood") "Flood"を読み、1927年のミシシッピ川大洪水の様子を知る
13 Native Guard ("You Are Late") "You Are Late"を読み、詩人の歴史的認識を考察する
14 まとめ 今学期の復習とまとめを行う

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