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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/08/30 現在/As of 2021/08/30

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語圏の文学・文化特殊講義 a/SPECIAL LECTURE ON BRITISH AND AMERICAN LITERATURE(A)
開講所属
/Course Offered by
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火4/Tue 4
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
片山 亜紀

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
片山 亜紀 英語学科/ENGLISH
授業の目的・内容
/Course Objectives
ヴァージニア・ウルフという一人のイギリス人女性作家に注目し、彼女が発表した長編小説・エッセイ・伝記などについて考察します。ウルフはイギリスのヴィクトリア時代の末期に生まれ、第一次世界大戦を経験し、第二次世界大戦の最中に自殺した人物です。その作品は「モダニズム文学」の代表格として、また先駆的なフェミニズムの主張を拾い出せるテクストとして、世界中で読み継がれています。この授業を通して、受講者はウルフの全体像に触れることができ、その特色や、同時代の文学の傾向について知ることができます。また一人の作家の変化を追いかけることによって、作家の創造力がどうやって培われ、変容していくのかを考察できます。


授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
対面で行います。授業者(片山)による講義形式で進め、受講者のみなさんに意見を発表してもらうことがあります。毎回の授業の最後にはレポートを提出してもらい、授業全体の終了時には最終レポート(2千字程度)を提出してもらいます。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
プリントを見返しておくこと。また関心に応じて、作品を原文ないし翻訳で通読すると、さらに理解が深まり勉強になります。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
プリントを配布。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『ヴァージニア・ウルフ』
著者
/Author name
マイケル・ウィットワース
出版社/URL
/Publisher
彩流社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
『自分ひとりの部屋』
著者
/Author name
ヴァージニア・ウルフ
出版社/URL
/Publisher
平凡社ライブラリー
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
『三ギニー』
著者
/Author name
ヴァージニア・ウルフ
出版社/URL
/Publisher
平凡社ライブラリー
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎回の授業内レポート60%、最終レポート40%
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
英語圏の文学・文化の特定分野に関して専門知識を習得し、鑑賞・分析を行い、批評や見解の提示ができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ヴァージニア・ウルフとは ウルフとはどんな人だったか、イギリスの社会背景を含めて解説します。 事後にプリントを読み返しておくこと
2 小説1:『船出』 デビュー作を出すまでのウルフの苦闘と、作品の読みどころについて。 同上
3 小説2:『夜と昼』 女性参政権運動との関わりと、作品の今日的意味について。 同上
4 小説3:『ジェイコブの部屋』 モダニズム文学らしい作品と呼ばれる本作を、ウルフが執筆するに至った過程について。 同上
5 小説4:『ダロウェイ夫人』 ウルフの代表作と言われる本作の読みどころについて。 同上
6 小説5:『灯台へ』 もう一つの代表作と考えられている本作のもつ意味について。 同上
7 小説6:『オーランドー』 300余年の長きにわたって生き続け、男性から女性へとジェンダーを変える主人公の魅力。 同上
8 エッセイ1:『自分ひとりの部屋』 有名なフェミニズム論の特色について。 同上
9 小説7:『波』 「モダニズムの極北」と評されてきた本作の特色と、今日の評価について。 同上
10 伝記1:『フラッシュ』 犬の視点から語られた伝記の魅力について。 同上
11 小説8:『歳月』 晩年のウルフの変化について。 同上
12 エッセイ2:『三ギニー』 有名な反戦論の特色について。 同上
13 小説9:『幕間』 遺作の特徴と、イギリス文学と社会の変化について。 同上
14 まとめ これまでのまとめと、最終レポートの書き方の説明。 最終レポートの執筆。

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