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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/08/30 現在/As of 2021/08/30

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
メディア・コミュニケーション論b/MEDIA COMMUNICATION (B)
開講所属
/Course Offered by
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
木2/Thu 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
佐々木 輝美

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
佐々木 輝美 英語学科/ENGLISH
授業の目的・内容
/Course Objectives
この授業では、英語学科のディプロマポリシー(DP)やカリキュラムポリシー(CP)が示す「英語の運用能力を養成し、英語圏の言語・文学・文化・社会・国際関係などを理解するための専門知識を身につ
けた、国際的視野に立つ教養人を育成する」ことを念頭に置いたうえで、以下の目的を設定する。

講義目的
【目的1】メディアの影響に関する理論を理解する。
【目的2】メディアコンテンツが人々に与える影響を測定できるようになる。具体的には、簡単な統計的手法を使って研究計画を立てることができるようになることを目指す。

講義概要
まず、ディズニー映画等を例にしながら、メディアの影響に関する4理論(カタルシス、観察学習、脱感作、カルティベーション)を学ぶ。
さらに、簡単なメディア研究方法(KJ法、カイ2乗分析など)を学んだ上で、各自がそれぞれのオリジナルなメディア研究計画を立てられるようになることを目指す。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
上記の授業目的・内容を定着させるために、毎回、授業で学んだことを応用して身近な問題を分析し、短いコメントを書いてもらう。そして、そのコメントに基づいて小グループでお互いのコメントを批評しあい(ピア・アセスメント)、各グループの代表的・特徴的なコメントを全員の前で発表してもらう。そして、その発表に対して教員によるコメントを行う。
レポートに対するフィードバックは、典型的なレポートを数点選び、良い点や改善すべき点を教員がコメントを行い、次回のレポートの参考にしてもらう。
対面授業を基本とするが、新型コロナウィルスの状況によっては、ハイブリッド授業(対面授業+zoomライブオンライン授業)に切り替える可能性もある。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
学習内容を定着させるために、身近なマスメディア事象に関心を持ち、学んだ理論や専門用語などを覚え、それらに関する身近な具体例を考える習慣をつけ、毎回行われる授業中のミニコメントに備える。事前学習・事後学習、それぞれ1時間が目安。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
(毎回プリントを配布する)
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
メディアと暴力
著者
/Author name
佐々木輝美
出版社/URL
/Publisher
勁草書房
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
教育・心理統計と実験計画
著者
/Author name
田中•山際著
出版社/URL
/Publisher
教育出版
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎回行う授業内ミニコメント5点×10回=50点、授業内ミニレポート15点×2回=30点、授業内最終レポート20点。
なお、評価においては、授業で学んだことに基づいて実際のメディアコミュニケーション場面を分析できること、そして授業で学んだ理論を実際の場面に応用できることを重視します。
関連科目
/Related Subjects
メディア・コミュニケーション入門
マス・コミュニケーション論
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
メディアとコミュニケーションの関係に関する諸理論を習得し、分析を行い、現代メディアを批判的に読み解くことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 導入、メディアの利用と満足研究 全体の授業内容を説明した後、利用と満足研究モデルを使って、人々がメディアを利用するプロセスを考える。
2 メディア行動へのニーズについて マズローの欲求の5段階説について説明しながら、人々がメディアを利用する理由について考える。
3 理論1:観察学習理論とディズニー映画(1) スクリプトモデルを中心に観察学習理論の心理学的・社会学的側面について学ぶ。
4 理論1:観察学習理論とディズニー映画(2) 一般学習モデルを中心に観察学習理論の向社会的行動と反社会的行動について学ぶ。
5 理論2:カタルシス理論とディズニー映画(1) カタルシス理論の基礎について学ぶ
6 理論2:カタルシス理論とディズニー映画(2) 学んだカタルシス理論を使って、ディズニー映画のどのようなシーンがこの理論に当てはまるかを考える。
7 【授業内ミニレポート】 ディズニー映画のシーンが視聴者にどのような影響を与えるかについて、直近で学んだ2つの理論を使って考える。
8 理論3:脱感作理論とディズニー映画(1) 脱感作理論について理解する。
9 理論3:脱感作理論とディズニー映画(2) 学んだ脱感作理論を使って、ディズニー映画のどのようなシーンがこの理論に当てはまるかを考える。
10 理論4:カルティベーション理論とディズニー映画 カルティベーション理論について理解し、ディズニー映画のどのようなシーンがこの理論に当てはまるかを考える。
11 【授業内ミニレポート】 ディズニー映画のシーンが視聴者にどのような影響を与えるかについて、直近で学んだ2つの理論を使って考える。
12 メディア研究方法1:KJ法 KJ法について学び、身近な例を設定してKJ法を実際に使ってみる。
13 メディア研究方法2:カイ2乗検定 カイ2乗検定の計算方法を学び、身近な例を設定してカイ2乗検定を使ってみる。
14 【授業内最終レポート】 メディア研究方法についてのまとめのレポートを授業内で提出する。

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