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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
テクスト研究(現代社会・歴史) a/TEXT STUDIES (GERMAN MODERN SOCIETY AND HISTORY) a
開講所属
/Course Offered by
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
金2/Fri 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
上村 敏郎

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
上村 敏郎 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
この授業ではドイツ語の専門書を読解することで、ドイツ語文献の読み方を学ぶとともに、様々な対象に対する歴史的なアプローチ方法や歴史学的な思考方法について学び、それを通じて歴史を対象とする専門領域に関する知識を習得するとともに、その知識を活用して論理的に論述・議論する能力を身につけます。
今回はピーター・ジャドソン(Pieter M. Judson)の通史(原著は英語、独訳版)の中から主に「序」Einleitungと「第1章 偶然の帝国」Das zufällige Reichを読んでいきます。ジャドソンの通史はハプスブルク君主国を扱った最新の通史の1つであり、論争的なものでもあります。
「本書のテーマは1770年から1918年までの時期に多くの異なる名称で知られたある国家の歴史です。以下、私はその国をハプスブルク君主国あるいはハプスブルク帝国と呼んでいきます。1804年から1867年までそれはオーストリア帝国として知られていました。1867年のいわゆる和協(アウスグライヒ)以後は新たに発生した二重君主国としてオーストリア=ハンガリーと表記されました。この国家の西側が正式には「帝国議会に代表される諸王国と諸領邦」という名称だとしても、私は「オーストリア」と呼びます。西側に対しては「ツィスライタニア」という概念も慣用されています。それに対して、公式には「神聖なるハンガリーのイシュトヴァーン王冠諸邦」という名称の東側は「トランスライタニア」と呼ばれます。」(「前書き」より)
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
受講生には配布テクストを読解し、その日本語訳や解釈を発表してもらいます。場合によってはテクストのテーマに関するグループディスカッションやグループ発表などをおこないます。

*授業は大学の方針に従い、原則として対面授業でおこないます。
 Slackを使用して授業に関する連絡、資料配付いたします。
 初回授業で授業の進行方法について説明します。受講予定者は必ず出席すること。

※未修クラスで「総合ドイツ語Ⅳ」または「応用ドイツ語Ⅱ」の成績が「A」以上の学生と既修クラスの学生を主な対象とします。
(但し、未修クラスの学生で成績が「B」以下でも履修可)
事前・事後学修の内容
/Before After Study
授業中に配布するドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。
授業で扱うテーマと関連する参考文献を読む。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
Habsburg Geschichte eines Imperiums 1740-1918
著者
/Author name
Pieter M. Judson
出版社
/Publisher
C. H. Beck
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
コピーを配布
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
The Habsburg Empire. A New History
著者
/Author name
Pieter M. Judson
出版社/URL
/Publisher
Harvard University Press
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
原著英語版
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
「書評 ハプスブルク君主国史をいかに描くか : Pieter M. Judson, The Habsburg Empire: A New History」『東欧史研究』40(2018)
著者
/Author name
桐生裕子
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テクストの書評論文
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
通常授業内のアクティビティ(テクストの予習や復習、テーマに基づく発表)60%、授業内の最終確認テスト40%
*課題は、manabaを使用いたします。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
テクストは初回授業でコピーを配布します。
このシラバスはあくまでも予定です。講読テクストおよび授業の進行方法については初回授業で改めて説明します。
到達目標
/Learning Goal
専門的なドイツ語テクストを講読し、現代社会・歴史に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション 授業テキストの紹介とテーマ説明 授業テーマの趣旨を確認する。
授業の中での自分の目標を定める
2 レクチャー:ハプスブルク君主国の歴史 テーマやテクストに関する背景知識を確認する テーマに関連する文献を読んでおく。
講義を聞いて考えたことを言語化してまとめておく。
3 日本語文献の講読 テーマに関する日本語の文献を読むことで、テーマに関する理解を深める 配布された日本語テクストを読解し、テーマについて考察する。
授業内で確認した内容をふまえてドイツ語のテクストの予習を開始する。
4 ドイツ語テクストの講読
(導入部前半)
Einleitung ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。
5 ドイツ語テクストの講読
(導入部中盤)
Einleitung
Was ist mit den Völkern?
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。
6 ドイツ語テクストの講読
(導入部後半)
Einleitung
Die Erfahrungen vom Reich
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。
7 グループ発表+ディスカッション これまで読んできた内容についてグループディスカッションを通じて理解を深める これまでの内容を復習し、発表の準備をする。
また、事後、ディスカッションで得られた論点などを確認する。
8 ドイツ語テクストの講読
(第1章第1節)
1. Das zufällige Reich
Einen Staat schaffen
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。
9 ドイツ語テクストの講読
(第1章第2節)
1. Das zufällige Reich
Von marginal zu global
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。
10 ドイツ語テクストの講読
(第1章第3節)
1. Das zufällige Reich
Sex and the Empire
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。
11 ドイツ語テクストの講読
(第1章第4節)
1. Das zufällige Reich
Aufbau des Staates und Reformen
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。
12 ドイツ語テクストの講読
(第1章第5節)
1. Das zufällige Reich
Die Bauern haben das Wort
ドイツ語のテクストの予習ならびに復習を行う。
13 グループ発表+ディスカッション これまで読んできた内容についてグループディスカッションを通じて理解を深める これまでの内容を復習し、発表の準備をする。
また、事後、ディスカッションで得られた論点などを確認する。
14 まとめと確認 全体のまとめと復習および確認小テスト これまで読んだテクストの内容を復習し、全体を振りかえる。

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