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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
テクスト研究(芸術・文化) b/TEXT STUDIES (GERMAN ARTS AND CULTURE) b
開講所属
/Course Offered by
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金3/Fri 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
伊豆田 俊輔

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
伊豆田 俊輔 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
演劇と政治―東ドイツ時代のブレヒトの伝記を読む
内容:20世紀の演劇に多大なインパクトを残す劇作家ブレヒト(Bertolt Brecht1898-1956)は、その激動の人生の最後に東ドイツ(ドイツ民主共和国)に移り住んだ。社会主義者の演劇人でもあったブレヒトと社会主義国家東ドイツの関係は、決して順調なものではなく、緊張と波乱に富んだものだった。このテクスト研究では東ドイツ時代のブレヒト(1948-1956)に焦点を当て、この時代に関する研究書、Werner Hecht, Brecht und die DDR, Die Mühen der Ebenen, (ブレヒトと東ドイツー「平地の労苦」)(Aufbau Verlag Berlin 2013)を読み進める。
前半では、基本的には徹底的に文法訳読法で精読をする。そののち、担当部分を定め、(場合によっては適時テクストを与える)担当部分を訳出し、内容を発表する。※ただし、コロナウイルス感染対策によって全員が対面型の授業に出席できない(リアルタイム参加そのものが困難な)場合は、担当範囲を全訳して提出することとする。
目的:テクストの精読を通じて、参加学生が、ドイツ語で書かれた政治や社会に関する中級レベルの文章を、辞書さえあればある程度見通しをつけて読む能力を修得する。その基礎に基づいてさらに、参加学生が(カリキュラム・ポリシーが定めていることろの)ドイツ語圏における芸術と政治の関係に関する専門知識を習得することを目標としている。知識を通じて読解力をつけ、読解力を通じて、知識を得るための力を修得してほしい。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
基本的に対面授業を予定している。特別な事情がある場合は、家庭からのZoom参加を認める予定である。
前半:徹底的な予習を前提とする。分からない単語はすべて辞書で調べ、知らない事項に関しては、書籍やインターネット上の辞典/事典を利用し、そのうえで訳文を作っておくことが条件である。授業では、翻訳してきたテクストを確認し、その上で内容について考察・討論を行う。訳文の確認については、担当は決めず、ランダムにあてるので、すべてのテクストに対し、常に当事者のつもりで取り組んでほしい。訳を当てられて誤訳しても減点はないが、「調べていない」「やっていない」ことがわかれば大きな減点となり、来ていないのと同じ扱いになる場合がある。また、GoogleでもDeeplでも、使いこなせるのであれば使ってよい。しかし、機械的な翻訳だけをかけて、どの単語がいかなる意味で、なぜそのような役にしたのか説明できないものは、AI翻訳を使う習熟度ではない。このような場合も大きな減点をする。つまり、Googleに任せて自分で説明できない訳を披露することは、大きな減点となる。毎回の授業ののち、最低1名が担当範囲を復習を兼ねて翻訳したものをmanabaにアップする。以上のように、厳しく進める。覚悟してほしい。
後半:プレゼンテーションを行う。前半で培った訳文作成能力を生かして、ほかの参加者にテクスト内容を紹介すること。なお、対面・リアルタイム参加が両方とも厳しい場合は、課題を別途設ける。このプレゼンテーションでは質疑応答ができることが好ましい。聞き手であっても最低一つの質問を出せるように予習してほしい。

全体を授業関連の連絡、および資料ファイルの配布は、manabaを通して行う予定である。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前に、前半では最低でも授業の倍の時間=200分は予習をすることになる。わからない単語は辞典でも事典でもなんでも引くこと。その文の1格はどこにある?動詞の変化は?目的語は?という形で、構文を理解して正確に読めることを目指して準備しましょう!
事後、あてられた人は訳文を作成してmanabaにアップすること
後半、プレゼンテーションではその準備のために事前の時間をとる。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
Brecht und die DDR, Die Mühen der Ebenen
著者
/Author name
Werner Hecht
出版社
/Publisher
Aufbau Verlag
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
購入の必要はない=取り上げる論考のテクストをmanamaでファイルの形式で配布する。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
その都度、指示する。
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
1. 授業への積極的な参加=40%(①あてられた時の準備の度合い、②授業内での質問への自発的に答えているか、③さらにその文章についての見解を述べられるかどうか)
2 復習用の訳の内容=30%
3. プレゼンテーション&質疑応答=30%
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
専門的なドイツ語テクストを講読し、芸術・文化に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 授業の進め方、取り上げるテクスト、評価方法などについて説明する。
導入として、ブレヒトという劇作家の紹介を行う。
事後:来週のテクストの予習
2 前半①<Vorwort> を読む テクストの講読と検討 事前:担当範囲の予習、少なくとも単語を調べつくしていることが条件である。
事後:担当者は授業でやった範囲をmanabaでアップ
3 前半②<Prolog:Kamplott Brecht1948-1950>を読む 先週の訳の確認➨テクストの講読(輪読) 事前:担当範囲の予習、少なくとも単語を調べつくしていることが条件である。
事後:担当者は授業でやった範囲をmanabaでアップ
4 前半③<Pass gesucht>を読む 先週の訳の確認➨テクストの講読(輪読) 事前:担当範囲の予習、少なくとも単語を調べつくしていることが条件である。
事後:担当者は授業でやった範囲をmanabaでアップ
5 前半④<Besuch-Gefechte>を読む 先週の訳の確認➨テクストの講読(輪読) 事前:担当範囲の予習、少なくとも単語を調べつくしていることが条件である。
事後:担当者は授業でやった範囲をmanabaでアップ
6 前半⑤<Theaterarbeit ohne Theater>を読む 先週の訳の確認➨テクストの講読(輪読) 事前:担当範囲の予習、少なくとも単語を調べつくしていることが条件である。
事後:担当者は授業でやった範囲をmanabaでアップ
7 前半⑥<Das Schatten-Gericht> を読む 先週の訳の確認➨テクストの講読(輪読) 事前:担当範囲の予習、少なくとも単語を調べつくしていることが条件である。
事後:担当者は授業でやった範囲をmanabaでアップ
8 前半⑦<Gegen Einmischung> を読む 先週の訳の確認➨テクストの講読(輪読) 事前:担当範囲の予習、少なくとも単語を調べつくしていることが条件である。
事後:担当者は授業でやった範囲をmanabaでアップ
9 後半① 発表①<Keine Einschüchterung...>を中心に 先週の訳の確認➨<Keine Einschüchterung...>を中心に範囲を事前に決めて、学生が内容を紹介する。その後、質疑応答も行う。 事前:担当者➨発表の準備、それ以外の学生も範囲の文に目を通し、最低一つは質問ができるように準備する
10 後半② 発表②<Gegen das Illusionstheater >を中心に <Gegen das Illusionstheater.>を中心に範囲を事前に決めて、学生が内容を紹介する。その後、質疑応答も行う。 事前:担当者➨発表の準備、それ以外の学生も範囲の文に目を通し、最低一つは質問ができるように準備する
11 後半③ 発表③<Keine Lösung>を中心に <.Keine Lösung>を中心に範囲を事前に決めて、学生が内容を紹介する。その後、質疑応答も行う。 事前:担当者➨発表の準備、それ以外の学生も範囲の文に目を通し、最低一つは質問ができるように準備する
12 後半④ 発表④<Weißwäscherei...>を中心に <Weißwäscherei...>を中心に範囲を事前に決めて、学生が内容を紹介する。その後、質疑応答も行う。 事前:担当者➨発表の準備、それ以外の学生も範囲の文に目を通し、最低一つは質問ができるように準備する
13 後半⑤ 発表⑤<Keine kleine Quatsche>を中心に <Keine kleine Quatsche.>を中心に範囲を事前に決めて、学生が内容を紹介する。その後、質疑応答も行う。 事前:担当者➨発表の準備、それ以外の学生も範囲の文に目を通し、最低一つは質問ができるように準備する
14 後半⑥ 発表⑥<Druckgenehmigung geschenkt>を中心に <.Druckgenehmigung geschenkt>を中心に範囲を事前に決めて、学生が内容を紹介する。その後、質疑応答も行う。 事前:担当者➨発表の準備、それ以外の学生も範囲の文に目を通し、最低一つは質問ができるように準備する

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