シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
テクスト研究(現代社会・歴史) a/TEXT STUDIES (GERMAN MODERN SOCIETY AND HISTORY) a
開講所属
/Course Offered by
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
金5/Fri 5
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
秋山 大輔

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
秋山 大輔 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
※本講座を履修登録することをお考えの方は、その前に必ず以下のシラバスの内容を最後まで読んだ上でご検討ください。

【授業の目的】

「基礎ドイツ語」と「応用ドイツ語」で学習した内容を定着させ、ドイツ語で書かれたまとまった分量のテクストを精確に読めるようになることと、各自の手元にある辞書に載っていない単語に出会ったときに、天を仰ぎそれを見なかったふりをするのではなく、いかに調べればよいかを体得することです。(※その他のことについては、「到達目標」の欄をご覧ください。)

【授業の内容】

春学期は「Geschwindigkeit und Menschen」と「Modernisierung und Menschen」をテーマとします。これらのテーマに関連して、ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテの手紙とローベルト・ムージルのエセーと多和田葉子の講演録を講読し、私たちが生きる近代化の成れの果てとしての現代社会の宿痾と人間について考察します。

0. Johann Wolfgang Goethe: Goethe an G. H. L. Nicolovius vom Ende November 1825
1. Johann Wolfgang Goethe: Goethe an Zelter vom 6. Juni 1825
2. Robert Musil: Geschwindigkeit ist eine Hexerei(1927)
3. Yoko Tawada: Fremde Wasser(Hamburger Poetikvorlesungen im Jahr 2012)

【その他】

テーマも取り上げるテクストも春学期と秋学期は深く関連しています。したがって私は本講座に関心がある方に、春学期と秋学期を継続して履修することを強く勧めます。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
【授業形態】

本講座は初回から最終回まで対面形式で授業を実施します。ただし本講座を履修したい方の中で、基礎疾患(学生自身のほか同居する家族を含む)あるいは通学による感染リスク不安により、対面授業への参加を避けたい方には、対面授業を行いつつ、同時にそれをオンライン(ライブ型)で配信することもやぶさかではありません。そうした事情により「ライブ型授業」による履修をご希望の方は、本講座の責任者(私)に事前にその旨をお知らせください。(※Zoom のミーティングルームの情報は manaba に記しています。)なお(授業を録画し、それを後日アップロードする)オンデマンド型のオンライン授業は本講座では実施しませんので、悪しからずご了承ください。

【授業の進め方の特徴】

moderato

【その他】

本講座の敷居は、跪いて目を凝らしてもなおそれと見て取れないほど低く、扉も蹴飛ばせば破れるほど薄く、それはそもそも新型コロナウィルスの感染拡大防止のための空気の入れ替えと関係なく常に開かれています。私は、本講座の内容に関心があれば、本講座を履修する方の「現代社会・歴史」「言語・文学・思想」「芸術・文化」という各研究コースを問いません。むしろ履修する顔ぶれがハイブリッドになることを期待します。また私は、本講座を履修するにあたり「応用ドイツ語Ⅱ」や「総合ドイツ語Ⅳ」の成績が「A」以上/「B」以下という括りよりずっと大切なことは、本講座でドイツ語学科で勉強してきたドイツ語基礎の内容を用いてドイツ語で書かれたまとまった分量のテクストを精確に読めるようになりたいという情熱があり、それを最後まで持ち続けられるかどうかだと考えます。意欲溢れる、尚且つ多少課題が難しくとも自分なりに工夫し、それに粘り強く取り組む学生たちが集うことを期待します。


※未修クラスで「総合ドイツ語Ⅳ」または「応用ドイツ語Ⅱ」の成績が「A」以上の学生と既修クラスの学生を主な対象とします。
(但し、未修クラスの学生で成績が「B」以下でも履修可)
事前・事後学修の内容
/Before After Study
授業は、本講座を履修する方が授業前にはできる限りの時間をかけて準備することと、授業後には manaba にアップロードする授業プロトコルで一通り復習することを前提とします。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テクストは manaba にアップロードします。新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、教室でプリントを配布することはありませんので、各自でそれをダウンロード(・プリントアウト)してください。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
本講座ではその性格上、原則的に平常点によって成績を評価します。ただし言うまでもなくこれは出席すればそれで事足りるという安易なものではありません。私は、授業に臨むにあたり、緻密に準備することを要求します。その成果は、授業ごとに複数回の順番が巡って来る日本語訳(①)や、そのテクストの講読(場合によってはレジュメを準備しての発表)を受けての議論(②)の中で自ずと表れますので、それらの出来により評価します(①+②→平常点100%)。「原則的に平常点によって成績を評価する」とはこの謂いですので、本講座を履修する方は、まずそれぞれが考えうる限りよりよく準備した上で授業に臨むことが、そして授業では毎週その準備の成果を恥ずかしがらず、また誤りを恐れず積極的に披露することが求められ、これらを習慣的に実現することができてはじめて合否を判断する評価の対象になります。なお、これは「ライブ型授業」で本講座を履修する方にも適用します。したがって教室であろうが画面の向こうであろうが、傍観者であり続けたために、上記の評価方法で合格しない場合には、自動的に不合格とすることをご承知おきください。

※注1:万が一本講座を履修する方が一定の基準より多い場合には、平常点(50%)に加え、学期末テストを実施したり(25 od. 50%)、レポート(25 od. 50%)を課したりすることに成績評価の方法を切り替えます。
※注2:断りなく3回以上欠席した場合には不合格とします。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
既述の通り、本講座では新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、教室でプリントを配布することはありません。したがって(対面授業の)授業中に教室でPC・タブレット・スマートフォン等を利用し、各自でダウンロードしたテクストを閲覧することを許可します。
到達目標
/Learning Goal
専門的なドイツ語テクストを講読し、現代社会・歴史に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 Goethe an Nicolovius vom Ende November 1825 Goethes Brief(S. 333 L.15-S. 334 L. 22)テクストの左記の頁を講読します。
2 Goethe an Zelter vom 6. Juni 1825 Goethes Brief(S. 277 L. 10-33)テクストの左記の頁を講読します。
3 Robert Musil: Geschwindigkeit ist eine Hexerei Robert Musil: Geschwindigkeit ist eine Hexerei(S. 683)テクストの左記の頁を講読します。
4 Robert Musil: Geschwindigkeit ist eine Hexerei Robert Musil: Geschwindigkeit ist eine Hexerei(S. 684)テクストの左記の頁を講読します。
5 Robert Musil: Geschwindigkeit ist eine Hexerei Robert Musil: Geschwindigkeit ist eine Hexerei(S. 685)テクストの左記の頁を講読します。
6 Yoko Tawada: Fremde Wasser Tanegashima-Die Europäer landen an(S. 49-55)テクストの左記の頁を講読します。
7 Yoko Tawada: Fremde Wasser Tanegashima-Die Europäer landen an(S. 56-61)テクストの左記の頁を講読します。
8 Yoko Tawada: Fremde Wasser Tanegashima-Die Europäer landen an(S. 62-69)テクストの左記の頁を講読します。
9 Yoko Tawada: Fremde Wasser Dejima-Die Seefahrt der Sprachen(S. 73-81)テクストの左記の頁を講読します。
10 Yoko Tawada: Fremde Wasser Dejima-Die Seefahrt der Sprachen(S. 82-89)テクストの左記の頁を講読します。
11 Yoko Tawada: Fremde Wasser Dejima-Die Seefahrt der Sprachen(S. 90-98)テクストの左記の頁を講読します。
12 Yoko Tawada: Fremde Wasser Uraga-Die schwarzen Schiffe der Moderne(S. 101-107)テクストの左記の頁を講読します。
13 Yoko Tawada: Fremde Wasser Uraga-Die schwarzen Schiffe der Moderne(S. 108-115)テクストの左記の頁を講読します。
14 Yoko Tawada: Fremde Wasser Uraga-Die schwarzen Schiffe der Moderne(S. 116-121)テクストの左記の頁を講読します。

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