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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ドイツ語圏の文学 a/AREA STUDIES IN GERMAN LITERATURE a
開講所属
/Course Offered by
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN
ターム・学期
/Term・Semester
2021年度/2021 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
木3/Thu 3
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
山本 淳

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山本 淳 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
20世紀文学の代表的作品のひとつであるフランツ・カフカの『変身』を読み直し、その意義を再検討するとともに、小説とさまざまな映像イメージ(映画、演劇、ダンス等)との比較を行う。
「文学」は、本来、教室で学ぶより、自ら体験するものなのかもしれない。この講義では、参加者それぞれに、自らの生と関連づけながら、作品と向き合うことができるような環境づくりに努める。
受講者数にもよるが、講義や解説以外にも、ワークショップ形式で、できるだけ参加者に話し合ってもらい、自ら考える場を作りたい。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
講義形式を基本としつつ、可能な限り、参加者相互での話し合いや討論の場を設け、自ら考える機会を作るよう努める。
授業関連の連絡、および資料ファイルの配布は、manabaを通して行う予定である。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
対象となるテクストを事前に読み、内容について検討しておく。事後は、授業内容を復習し、テーマについて自分なりに考察を深める。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
『カフカ』「変身(かわりみ)」
著者
/Author name
フランツ・カフカ(多和田葉子編)
出版社
/Publisher
集英社/集英社文庫ヘリテージシリーズ
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト1, 2または3のいずれかを読んでください。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
『変身』
著者
/Author name
フランツ・カフカ(山下肇訳)
出版社
/Publisher
岩波書店/岩波文庫
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト1, 2または3のいずれかを読んでください。
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
Gesammelte Werke in acht Bänden. Band 4: Erzählungen. / Die Verwandlung.
著者
/Author name
Franz Kafka (Hrsg. von Max Brod)
出版社
/Publisher
Fischer Taschenbuch Verlag
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト1, 2または3のいずれかを読んでください。
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
その都度、指示する。
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
レポート(90%):学期末に、レポートを課す。学期中の授業内容を理解しているか、またテーマに関し、きちんと自ら考察を行っているかを問うものとする。詳細については、授業中に提示する。
授業への参加度(10%): 授業への取り組み、適宜行う授業内アンケート等を総合的に評価する。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
ドイツ文学に関する専門的な知識、分野特有の思考・研究方法を発展的に習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 授業の進め方、評価方法などについて説明する。
2 「文学」?「ドイツ語圏の文学」? そもそも「文学」とは何か、「文学」に「ドイツ語圏」という冠をつける意味は何かを考える。
3 「現代文学」? いわゆる「言語危機」の問題に触れながら「現代文学」が、なぜときに難解なのかを考える。
4 「文学と映画」「カフカと映画」? 「文学と映画」、「カフカと映画」との関係について考える。
5 『変身』は「映画的」な作品? 『変身』は「映画的」であるという問題提起を軸に、作品を概観する。
6 『変身』第1章をどう読むか? 作品の内容や背景を検討し、考察を加える。
7 『変身』第2章をどう読むか? 作品の内容や背景を検討し、考察を加える。
8 『変身』第3章をどう読むか? 作品の内容や背景を検討し、考察を加える。
9 『変身』を通して浮かび上がるものは? 作品から見えてくるものについて、現代生活、自らの生と結びつけながら考える。
10 映画『変身』 映画化された『変身』[クリス・スワントン監督:『METAMORPHOSIS』2012年(イギリス映画)]を鑑賞し、小説および自らのイメージとの比較を試みる。
11 演劇『変身』 舞台化された『変身』[スティーブン・バーコフ脚本・演出:『変身』2010年(ル・テアトル銀座by PARCO /主演:森山未来)](抜粋)を鑑賞し、小説および自らのイメージとの比較を試みる。
12 ダンス・シアター『変身』 ダンス・シアター『変身』[ピタ・アーサー振付・監督:『THE METAMORPHOSIS』2013年(イギリス/ロイヤル・バレエ団)](抜粋)を鑑賞し、小説および自らのイメージとの比較を試みる。
13 『変身』と表現形式 『変身』のコンセプトと表現形式との関係について考える。
14 まとめ 授業を総括し、質疑応答を通じて、内容の理解を深める。

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