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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/03/19 現在/As of 2020/03/19

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
経営研究(ベンチャー企業論)/MANAGEMENT(ENTREPRENEURIAL MANAGEMENT AND FINANCE)
時間割コード
/Course Code
22893
開講所属
/Course Offered by
大学院/
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火1/Tue 1
開講区分
/semester offered
通年/Yearlong
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
上坂 卓郎
科目区分
/Course Group
大学院科目 講義科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
上坂 卓郎 経営学科/MANAGEMENT
授業の目的・内容
/Course Objectives
ベンチャー企業を巡る環境は経済情勢などにより変化しているが、経済成長やイノベーションの担い手の一つとしてベンチャー企業の役割りへの期待は益々大きくなっている。
本科目では最近のベンチャー企業研究の基本テキストを使いベンチャー企業を教材に、ビジネスの基礎を整理し、新興企業とはなにか、また新興企業特有の金融問題などを取り上げ研究します。既存の経営学ではカバーしていない分野を取り扱います。
本科目で、起業の基礎知識とスタートアップ企業固有の経営問題についての知識や仕組みを学ぶことを目標とします。

授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
演習に近い形で毎回講義を行い、関連する課題作成、発表、講評を同時に行う。
<受講者に対する要望など>
経営学、企業論、金融論に関する基本的な知識を習得していること。ベンチャー企業などビジネスに対する広範な関心があること。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学修
テキストの精読と論点、疑問点の整理を行う

事後学修
企業経営関連分野の知識の習得に努める
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
起業家はどこで選択を誤るのか――スタートアップが必ず陥る9つのジレンマ
著者
/Author name
ワッサーマン,ノーム
出版社
/Publisher
英治出版
ISBN
/ISBN
978-4-86276-168-2
その他(任意)
/other
毎回レジュメや関連資料を配布する
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
アントレプレナーシップ
著者
/Author name
バイグレイブ,ウィリアム. ザカラキス,アンドリュー
出版社/URL
/Publisher
日経BP社
ISBN
/ISBN
978-4-8222-4729-4
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
発表50%、毎回の課題提出50%
備考
/Notes
進捗にあわせて内容を変更する可能性がある
到達目標
/Learning Goal
経営学についての修士レベルの知識を修得し,経営に関連する諸問題を分析できるようにする.

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イノベーションの担い手としてのベンチャー企業とは何か 世界的に経済革新の担い手としてベンチャー企業の育成、成長が期待されている。それは何故かについて説明を行い、ベンチャー企業の育成上の諸問題について説明する。
2 起業家が抱える諸問題 起業家(アントレプレナー)が会社を起業する際に直面する問題について説明する。
3 起業のアイディアと動機 会社を起業する動機、必要とされる社会経験について考える。
4 ビジネスモデルと経営戦略 ビジネスモデルをどのように創るか、経営戦略について考える。
5 起業チームの考え方 起業をする際のチームのつくり方、外部人材の活用などの問題の説明を行う。
6 ファーストラウンドの資本調達と起業家のインセンティブ問題 初期資本の集め方と起業家の資本政策について考える。
7 セカンドラウンド以降の資本調達 アーリー、エクスパンションの時期の資金調達と投資家について説明を行う。
8 ベンチャーキャピタル ベンチャーキャピタルの機能と役割について説明する。
9 ベンチャー企業の経営権問題 ファウンダーCEOの交代について説明する。
10 ベンチャー企業起業の意義 経済的報酬と社会的報酬のジレンマについて説明する。
11 連続起業家 繰り返し起業に取り組む連続起業家について考える。
12 新興株式市場の仕組みと役割 新興株式市場の仕組みとその役割について説明する。
13 ベンチャー企業の内部管理体制 企業規模の拡大と内部管理体制の整備について説明を行う。
14 ベンチャー企業のケース研究 株式公開をしたベンチャー企業を取り上げ、上場までとその後の軌跡を説明する。
15 企業価値評価手法である類似価格比較法、純資産法 ベンチャー企業の企業価値評価について二つ説明する。
16 企業価値評価手法であるDCF法など ベンチャー企業の企業価値評価について一つ説明し、また企業価値評価の問題点などについて考える
17 外部資金調達の種類 借入、資産担保金融などについて仕組みと性格の違いについて説明する。
18 起業に関する法律と税務問題 ベンチャー企業育成のための金融供給手段であるベンチャーキャピタルの投資プロセスの説明を行う。
19 知的財産権 ベンチャー企業の知的財産権戦略について説明する。
20 ベンチャー企業の内部成長戦略 ベンチャー企業の内部成長モデルを実例に沿っていくつか説明する。
21 ステークホルダーとの関係 株主、取引先、金融機関、従業員、アナリストなどステークホルダーとの関係維持について理解をする。
22 ベンチャー企業の出口戦略 出口(EXIT)戦略のいくつかについて説明しその功罪を考える。
23 プライベートエクィティとM&A、MBO ベンチャー企業の外部成長の手法として定着しているM&A、MBOの仕組みを説明する。
24 ベンチャー企業とビジネスリスク ベンチャー企業が直面する典型的なビジネスリスクとその対処方法について考える。
25 CVC・ビジネスエンジェルの役割 大企業によるベンチャー投資であるCVCやビジネスエンジェルの特徴と役割について説明する。
26 ブランド、信頼の確立 コーポレイトブランドや信頼の確立と維持について説明する。
27 ベンチャー投資の実務的問題 ベンチャー投資にかかわる実務的問題点などを説明する。
28 ベンチャー企業を巡る新潮流 最近台頭してきているベンチャー企業の傾向や政策支援の動向を説明する。

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