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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/03/19 現在/As of 2020/03/19 |
開講科目名 /Course |
財政金融研究(公共経済学)/FINANCE AND MONETARY(PUBLIC ECONOMICS) |
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時間割コード /Course Code |
21923 |
開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム・学期 /Term・Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火1/Tue 1 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
高畑 純一郎 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 講義科目 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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高畑 純一郎 | 国際環境経済学科/ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
授業の目的・内容 /Course Objectives |
本講義では経済主体が合理的意思決定をするモデルを用いて、規範的な財政政策、課税のあり方について学習する。春学期には静学的なモデルに関するトピック、秋学期には動学的なモデルに関するトピックを扱う予定である。 | ||||||||||
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授業の形式・方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
受講者と相談しながら進める予定である。 | ||||||||||
事前・事後学修の内容 /Before After Study |
講義までに学部のミクロ経済学を理解しておくこと。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
課題への取り組み姿勢と成果50%、レポート50% | ||||||||||
備考 /Notes |
テキスト・参考文献: A.B. Atkinson and J. Stiglitz (2015), Lectures on Public Economics, McGrawHill. B. Salanie (2011), The Economics of Taxation, MIT Press. |
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到達目標 /Learning Goal |
財政学・金融論についての修士レベルの知識を修得し,財政・金融に関連する諸問題を分析できるようにする. |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前・事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション | 市場の失敗への対応など公共経済学で学習する内容について説明する。 | |
2 | 公共財(1) | 公共財の自発的供給と効率的供給について理解できるようにする。 | |
3 | 公共財(2) | 公共財を自発的に効率的な水準を供給する仕組みについて理解できるようにする。 | |
4 | 外部性(1) | 外部性を理解し、交渉やピグー税による解決方法を理解できるようにする。 | |
5 | 外部性(2) | 外部性の解決策として、直接規制や排出権取引を理解できるようにする。 | |
6 | 物品税の理論(1) | 部分均衡分析において、物品税の望ましいあり方を理解できるようにする。 | |
7 | 物品税の理論(2) | 生産面まで考慮した際の望ましい税のあり方を理解できるようにする。 | |
8 | 物品税の理論(3) | 複数の物品税を課す場合の最適な課税方法について理解できるようにする。 | |
9 | 物品税の理論(4) | 複数人が存在する場合の望ましい物品税のあり方について理解できるようにする。 | |
10 | 物品税の理論(5) | 労働供給を考慮する場合の望ましい物品税のあり方を理解できるようにする。 | |
11 | 賃金税の理論(1) | 賃金税の種類を理解し、課税による厚生への影響を理解できるようにする。 | |
12 | 賃金税の理論(2) | 情報の非対称性がある場合の望ましい賃金課税のあり方を理解できるようにする。 | |
13 | 家計内生産モデルの導入 | 市場財と時間による家計内生産のあるモデルを理解できるようにする。 | |
14 | 家計内生産モデルと最適課税 | 家計内生産財がある場合の最適な課税のあり方を理解できるようにする。 | |
15 | 公債と課税(1) | 公債が利用できる場合、公債による減税政策の等価性を理解できるようにする。 | |
16 | 公債と課税(2) | 望ましい課税に関連して、課税平準化仮説について理解できるようにする。 | |
17 | 課税平準化理論(1) | 課税平準化理論の理解に先立ち、実行可能性条件を導出できるようにする。 | |
18 | 課税平準化理論(2) | 課税平準化理論のモデルで開放経済の場合の帰結を理解できるようにする。 | |
19 | 課税平準化理論(3):閉鎖経済の場合 | 課税平準化理論のモデルで閉鎖経済の場合の帰結を理解できるようにする。 | |
20 | 課税平準化理論(4):課税ベースが変化する場合 | 課税平準化理論で生産性が変化する場合の帰結を理解できるようにする。 | |
21 | 課税平準化理論(5):不確実性と完備市場 | 不確実性を導入した場合の完備市場での帰結を理解できるようにする。 | |
22 | 課税平準化理論(6):不確実性と不完備市場 | 不確実性を導入した場合の不完備市場での帰結を理解できるようにする。 | |
23 | 貨幣経済と物価水準の財政理論 | 財政規律を守らないケースについての帰結を理解できるようにする。 | |
24 | 資本課税の理論(1) | 望ましい資本課税のあり方についての基本的な考え方を理解できるようにする。 | |
25 | 資本課税の理論(2) | コミットメントがない場合の望ましい資本課税の考え方を理解できるようにする。 | |
26 | 重複世代モデル(1) | 重複世代モデルにおける均衡と効率的資本水準を理解できるようにする。 | |
27 | 重複世代モデル(2) | 重複世代モデルと人口成長率についての関係を理解できるようにする。 | |
28 | まとめ | 最適な課税の在り方についてのまとめを行う。 |