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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/03/19 現在/As of 2020/03/19

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
個別演習/SEMINAR
時間割コード
/Course Code
05917
開講所属
/Course Offered by
大学院/
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
木4/Thu 4
開講区分
/semester offered
通年/Yearlong
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
羽山 恵
科目区分
/Course Group
大学院科目 専攻科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
羽山 恵 英語学科/ENGLISH
授業の目的・内容
/Course Objectives
個別演習のため、具体的に何を扱うについては受講生の希望を優先します。ただし、以下のことを基本方針とします。

・日本の英語教育の現状についての問題意識を明確に持つ
・大学院で身につける専門的知識が、英語教育実践においてどのように役立つのかを考える
・自分が「理想」とする英語教育方法を明確にする
・それが本当に理想的なものなのか、検証する姿勢を持つ
・検証するために必要な手順を具体的に考える
・実際に検証を行い、レポートとしてまとめる

  つまり、「こういう英語教育をしたい」という考えを明確に持ち、その中の具体的なものを一つ取り上げ、その検証を実施に行ってもらいたいと思います。たとえば、「中学生に新出文法事項を導入する際、十分な英語でのオーラルイントロダクションがあれば、より効果的だ」と考えるならば、それを試してみるということです。ここでいう検証、レポートは、アクション・リサーチの一連の手続きに類しています。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
春学期の授業においては、日本の英語教育に関わる研究事情を概観します。担当教員と受講生が交互に、関連する内容について紹介と説明を行っていきます。
秋学期の授業においては、受講生が執筆するレポート原稿を検討することを基本とします。そのため、授業外でも多くの時間を費やし、原稿を重ねていくことが重要です。研究を遂行するための計画を緻密にたて、それに従い自律的に研究活動を進めていくことを目指します。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
・事前には、日本の英語教育の課題とその解決案について熟考し、独創的・効果的な指導方法を考え、実施の準備をすること。
・事後は、授業内で与えられたフィードバックを受け、再考を重ねること。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
はじめての英語教育研究
著者
/Author name
浦野研・亘理陽一・田中武夫・藤田卓郎・髙木亜希子・酒井英樹
出版社
/Publisher
研究社
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
「学ぶ・教える・考える」ための実践的英語科教育法
著者
/Author name
酒井英樹・廣森友人・吉田達弘
出版社
/Publisher
大修館書店
ISBN
/ISBN
2018
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
1)一連の議論・課題を通しての、英語教育に関する専門知識の深さ 20点
2)同、英語教育実践への提案力 40点
3)最終課題(レポート)40点
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
英語教育に関する学位論文のテーマを決定し、執筆できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 受講生の興味関心について確認する。 授業後、第4回目の授業における発表の準備をする。
2 日本の英語教育の現状(1) 担当教員が、日本の英語教育の現状について概観する。 授業後、教員の講義を踏まえ、第4回目の授業における発表の準備をする。
3 日本の英語教育の現状(2) 担当教員が、日本の英語教育の現状について概観する。 授業後、さらに教員の講義を踏まえ、第4回目の授業における発表の準備を重ねる。
4 日本の英語教育の現状(3) 受講生が、日本の英語教育の現状について考えを述べる。 授業後、第7回目の授業における発表の準備をする。
5 理論と実践の接点(1) 担当教員が、英語教育・SLA理論と教授実践の関連について説明する。 授業後、教員の講義を踏まえ、第7回目の授業における発表の準備をする。
6 理論と実践の接点(2) 担当教員が、英語教育・SLA理論と教授実践の関連について説明する。 授業後、さらに教員の講義を踏まえ、第7回目の授業における発表の準備を重ねる。
7 理論と実践の接点(3) 受講生が、英語教育・SLA理論と教授実践の関連について考えを述べる。 授業後、第10・11・12回目の授業における発表の準備をする。
8 「理想の英語教授法」とは(1) 担当教員が、英語教授法の種類について概観する。 授業後、教員の講義を踏まえ、第10・11・12回目の授業における発表の準備をする。
9 「理想の英語教授法」とは(2) 担当教員が、英語教授法の種類について概観する。 授業後、さらに教員の講義を踏まえ、第10・11・12回目の授業における発表の準備を重ねる。
10 「理想の英語教授法」とは(3) 受講生が、英語教授法の種類について考えを述べる。 授業後、当日の発表内容を踏まえ、第11・12回目の授業における発表の準備をする。
11 「理想の英語教授法」とは(4) 受講生が、英語教授法の種類について考えを述べる。 授業後、当日の発表内容を踏まえ、第12回目の授業における発表の準備をする。
12 「理想の英語教授法」とは(5) 受講生が、英語教授法の種類について考えを述べる。 授業後、第13回目の授業における発表の準備をする。
13 具体的な教授法の提案(1):文法 担当教員が事前に示すテーマ(例:「帰納的な受動態の導入方法」など)に従い、授業案を考え提案する。 授業後、第14回目の授業における発表の準備をする。
14 具体的な教授法の提案(2):語彙 担当教員が事前に示すテーマに従い、授業案を考え提案する。 授業後、第15回目の授業における発表の準備をする。
15 具体的な教授法の提案(3):リスニング&スピーキング 担当教員が事前に示すテーマに従い、授業案を考え提案する。 授業後、第16回目の授業における発表の準備をする。
16 具体的な教授法の提案(4):リーディング&ライティング 担当教員が事前に示すテーマに従い、授業案を考え提案する。 授業後、第17回目の授業における発表の準備をする。
17 具体的な教授法の提案(5):4技能統合 担当教員が事前に示すテーマに従い、授業案を考え提案する。 授業後、最終レポートのテーマについて考え、次回授業で発表できるようレジュメにまとめてくる。
18 その検証方法(1):テーマの設定 最終レポートの執筆のためのテーマを検討する。 授業後、最終レポートに関わる先行研究を調べ、次回授業で発表できるようレジュメにまとめてくる。
19 その検証方法(2):先行研究 選定したテーマに関連した先行研究を紹介する。 授業後、最終レポートの調査方法について考え、次回授業で発表できるようレジュメにまとめてくる。
20 その検証方法(3):調査方法の検討 調査方法について検討する。 授業後、引き続き最終レポートのテーマについて考え、次回授業で発表できるようレジュメにまとめてくる。
21 その検証方法(4):調査方法の検討 引き続き、調査方法について検討する。 データ収集を行う。
22 その検証方法(5):調査の実行 調査(データ収集)を行う。 得られたデータをコンピューターに入力し、次回授業で提出できるようにする。
23 検証(1) 得られたデータを入力し、図表を作成する。 授業後、データに基づき図表を作成する。
24 検証(2) 得られたデータ(図表)から、研究課題(問い)の答えを探る。 授業後、得られた結果の解釈を試み、次回授業で発表できるようレジュメにまとめてくる。
25 結果の解釈(1) 得られた結果の解釈を行う。 授業後、当日の授業での議論を踏まえ、再び結果の解釈を試み、次回授業で発表できるようレジュメにまとめてくる。
26 結果の解釈(2) 得られた結果から得られる教育的示唆を考える。 得られた結果から教育的示唆を考え、次回授業で発表できるようレジュメにまとめてくる。
27 レポート執筆(1) レポート原稿の構成および内容を検討する。 レポート原稿の執筆を続ける。
28 レポート執筆(2) 引き続き、レポート原稿の構成および内容を検討する。 1月末日の提出期限まで、引き続きレポート原稿の執筆を続ける。

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