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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ことばと思想1(社会思想史2)/LANGUAGE AND THOUGHT1(HISTORY OF SOCIAL THOUGHT 2)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火4/Tue 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
白井 雅人

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
白井 雅人 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
本講義の目的は、社会についての思想の歴史を学ぶことによって、現代における私たちの考え方や社会問題への理解を高めることである。具体的に今学期は、ケア、ジェンダー、セクシュアリティ、障害者運動、などの現代的な問題を考えながら、社会についての理解を深めていく。
私たちが生きる社会の成り立ちや特性を自覚することは、国際社会において活躍する際に強みとなる。21世紀の実社会に貢献できる国際人になるためにも、社会についての哲学的な視点を身につけることは重要になるであろう。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
オンライン授業として、「資料配布・課題提示による授業」と解説動画を用いた「オンデマンド型授業」を組み合わせた形式で行います。課題は、manabaを用いた簡単な小テストです。資料はPorTa IIにて掲示します。Porta IIに掲示された資料を読み、manabaで課題に取り組んでください。manabaの小テストの提出をもって出席とします。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
配布したプリントやノートを読み返し、理解を定着させる。また、小テストを通じて、自分の理解度を深める。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
プリントをPorTa IIに掲示する
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献は適宜指示をする。
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
各回の小テストの合計点(40%)とレポート(60%)によって評価する。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 多様性に開かれた社会へ 授業全体の説明に加えて、現代の諸問題を「多様性」というテーマで簡単に提示していく。
2 アドルフ・アイヒマンとローザ・パークス 「法律・社会秩序」と「正義」が対立する場面がある。アイヒマンとローザ・パークスの事例を参照しながら、よりよい市民のあり方を考えていく。
3 ハインツのジレンマとケアの倫理 「妻を助ける唯一の特効薬に法外な値段がついていたらどうするか?」、有名なハインツのジレンマへの回答から、ケアの倫理を考えていく。
4 ケアを組み込んだ社会へ エヴァ=フェダー・キテイの『愛の労働』を中心に、社会秩序に「ケア」を組み込むことを考える。
5 ジェンダーとは何か? 身体的な性別とは異なる、社会的性別としてのジェンダーの問題を考えていく。
6 ジェンダートラブル ジェンダー差別を生み出す構造について考える。
7 フェミニズムと植民地主義 中東やアフリカなどで行われている女性器切除にまつわる問題を考えていく。
8 「辺境」をめぐる視点の問題 私たちは辺境・秘境を面白おかしく消費していないか、自分たち以外をみる視点について考えていく。
9 クイアな私 セクシュアリティの多様性をめぐる問題について、「クイア」という言葉を手がかりに考えていく。
10 社会構造と差別・名づけと名乗り 名前をめぐる諸問題を社会構造と絡めて考えていく。
11 日本の優生思想の歴史 かつて、優生保護法という法律があった。この法律について考えながら、生命の問題を考えていく。
12 青い芝生の会と障害者運動 先鋭的な活動で知られた障害者団体「青い芝の会」の行動を学びながら、社会における障害者の位置づけを考えていく。
13 立岩真也の生存学 立岩真也の立論をもとに、生命倫理の諸問題を考えていく。
14 まとめと展望 これまでの思想を振り返りながら、社会について考えていく。

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