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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
現代社会2(市民社会と法)/MODERN SOCIETY2(CIVIL SOCIETY AND LAW)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
木3/Thu 3
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
花本 広志

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
花本 広志 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
 私たちが生きるこの社会は「市民社会」です。「市民社会」とは、自由で平等な、自らの意思に基づいて行動する「市民」によって構成される社会であり、「国家の介入を受けることなく、人びとが自由に社会関係を形成することが認められた領域」です。民法は、「市民社会の基本法である」と言われます。この授業では、そのことの意味を、当事者になったつもりで、具体的な民事紛争事例の解決に向けて活動することを通じて学ぶことを主な目的としています。すなわち、①市民社会における法(主に民法)の役割について興味を持つこと、②市民社会における法(主に民法)の役割を知り、自分なりの理解を得ること、③①と②を通じて、私たちが市民社会の構成員であることを自覚すること、④自立的に学習する態度と方法を身に付けること、を目的とします。
 そして、この授業の獲得目標は、①「民法は市民社会の基本法である」ということの意味を誰かに説明したいと思うようになること、②「民法は市民社会の基本法である」ということの意味を、家族・友人など民法を学習したことのない人が理解できるように分かりやすく、自分の言葉で、簡潔に(口頭5分、文書2000字程度)説明できるようになること、③学びの共同体の一員として自らの責任を果たし、自分と仲間の向上に貢献すること、④自らの学習プロセスを振り返り、学習の改善に活かすことができること、の4つです。
 授業では、受講者は、民事の紛争事例について法律相談を受けたという設定の下、”弁護士になったつもりで”弁護団を結成し、紛争事例の解決に向けて活動を開始します。「民法の意義と機能」及び「契約の自由とその限界」の2つのテーマにかかる紛争事例を取り上げ、それらの解決に向けて活動することを通じて、上記の獲得目標の達成を目指します。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 前述のとおり、受講者は、民事の紛争事例について法律相談を受けたという設定の下、”弁護士になったつもりで”弁護団を結成して活動を開始し、最後は交渉での解決を目指します。そのために必要な技能と知識を学んだ後、各事例の分析と検討に入りますが、紛争事例の解決に必要な法的知識は、「LTD話し合い学習法」(以下「LTD」という。)により、協調的・自立的に学習します。1つのテーマについて授業3回(LTDによるグループ学習1回、紛争事例の分析と検討1回、各当事者代理人間での模擬交渉1回)で構成されます。テーマ学習では、ほぼ毎回、予習ノート等の提出が求められるほか、最後に総仕上げとして、口頭発表会を開催して、グループごとに学習成果を発表します。また、口頭発表の結果を受けて、受講者各自は最終レポートを作成して提出します。
 具体的な授業の進め方や成績評価の方法と基準などについては、第1回のオリエンテーションで詳しく説明します。受講者のみなさんの主体的な参加が必須となる授業ですので、受講希望者は、可能な限り第1回目のオリエンテーションに出席して、どのような授業か理解したうえで履修してください。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
ほぼ毎回、何らかの事前課題又は事後課題が課されるほか、事後課題としてグループ課題が課されることがあります。その他事前・事後学修の詳細については、授業計画詳細情報をご覧ください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
①正当な事由のない欠席3回以内、②正当な事由のあるものを含め欠席4回以内、③個人課題を3/5回以上提出していること、④グループ課題の作成に一定の貢献をしていること、④口頭発表(グループ発表)に一定の貢献をしていること、⑤最終レポート(個人)を期限までに提出しその評価が60点以上、⑥ラーニング・ポートフォリオ(受講者自身による学習成果のまとめ)を期限までに提出しその自己評価が70点以上、のすべてを満たしていることを単位認定(C以上)の必要条件とします。その他、AA~Cの基準を含む成績評価方法について詳細は第1回のオリエンテーションで説明します。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
 この授業は、ZOOMによるオンライン同時双方向型で行います。第1回(5/28)の授業に参加するためには、事前登録をする必要があります。事前登録の方法については、授業の「お知らせ」(掲示)をご覧ください。
到達目標
/Learning Goal
現代社会に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民としてふさわしい実践的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 オリエンテーション アイスブレーキング、授業の概要、ねらいと獲得目標、成績評価の基準と方法、授業の進め方、グループ分けなど。 特になし。
2 この授業で必要な技能と基礎知識(1)
 IRAC(法的思考方法)
IRACに関する確認テスト(個人及びグループ)を行って理解度を確認したうえで、グループで練習課題に取り組む。 事前:IRACに関するビデオ講義を視聴して内容の理解に努める。
事後:グループで練習用課題を完成させる。
3 この授業で必要な技能と基礎知識(2)
 民法及び契約法の基礎知識 
民法及び契約法の基礎知識に関する確認テスト(個人及びグループ)を行って理解度を確認したうえで、グループで練習課題に取り組む。 事前:民法及び契約法の基礎知識に関するビデオ講義を視聴して内容の理解に努める。
事後:グループで練習用課題を完成させる。
4 この授業で必要な技能と基礎知識(3)
 交渉の基礎知識
交渉の基礎知識に関する確認テスト(個人及びグループ)を行って理解度を確認したうえで、グループで練習用の模擬交渉を行う。
事前:交渉の基礎知識に関するビデオ講義を視聴して(又は資料を読んで)内容の理解に努める。
5 この授業で必要な技能と基礎知識(4)
 LTD話し合い学習法
練習用課題文についてLTDミーティングを行ってみることで、LTD話し合い学習法のやり方を学ぶ。 事前:LTDの予習及びミーティングのやり方に関する資料を読んで、練習用課題文について予習を行い、予習ノートを作成する。
6 民法の意義と機能(1)
 紛争事例を分析し解決策を考えるために必要な基礎知識について学ぶ。
 課題文についてLTDミーティングを行って、紛争事例について分析し、解決策を考えるうえで必要な基礎知識について理解する。 事前: 課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成する。
事後:LTDミーティングを受けて、予習ノートを見直す。
7 民法の意義と機能(2)
 それぞれの立場から、紛争事例について分析し主張を検討する。
 立場別にグループに分かれて、紛争事例について分析し、それぞれの立場から主張を検討して、交渉戦略を練る。 事前:紛争事例について、個人で分析し、主張を検討して、予習ノートを作成する。
事後:グループで模擬交渉の準備メモを完成させる。
8 民法の意義と機能(3)
 模擬交渉
 教員による講評と解説・解題
 紛争事例の各当事者代理人に分かれて模擬交渉を行う。
 教員による講評と解説・解題。
事前: グループで模擬交渉の戦略を練り、戦術を検討して準備メモを作成する。
事後:テーマ1について、グループで「授業ジャーナル」を書く。
9 契約の自由とその限界(1)
 紛争事例を分析し解決策を考えるために必要な基礎知識について学ぶ。
課題文についてLTDミーティングを行って、紛争事例について分析し、解決策を考えるうえで必要な基礎知識について理解する。 事前: 課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成する。
事後:LTDミーティングを受けて、予習ノートを見直す。
10 契約の自由とその限界(2)
それぞれの立場から、紛争事例について分析し主張を検討する。
立場別にグループに分かれて、紛争事例について分析し、それぞれの立場から主張を検討して、交渉戦略を練る。 事前:紛争事例について、個人で分析し、主張を検討して、予習ノートを作成する。
11 契約の自由とその限界(3)
 模擬交渉
 教員による講評と解説・解題
 紛争事例の各当事者代理人に分かれて模擬交渉を行う。
教員による講評と解説・解題。
事前: グループで模擬交渉の戦略を練り、戦術を検討して準備メモを作成する。
事後: テーマ2について、グループで「授業ジャーナル」を書く。
12 口頭発表会(グループ発表)
授業全体のまとめと振り返り
 グループで、「民法は市民社会の基本法である」ということの意味を、家族・友人など民法を学習したことのない人が理解できるように分かりやすく、自分の言葉で説明する。
 授業全体のまとめと振り返り
事前:口頭発表会(グループ発表)の準備
事後:最終レポート及びラーニング・ポートフォリオの作成
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