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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
歴史と文化2(スペイン・ラテンアメリカの芸術文化)/HISTORY AND CULTURE2(ARTISTIC CULTURES OF SPAIN AND LATIN AMERICA)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火3/Tue 3
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
倉田 量介

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
倉田 量介 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
この講義では, スペインとその旧植民地ラテンアメリカ(中南米スペイン語圏など)のパフォーミングアーツ(音楽・ダンス・演劇)および映像・アニメほか視聴覚メディアを扱います。欧米や日本と比較することで, 背景となる社会や時代の諸相を考察します。この地域の音楽はダンスと一対に様式化されてきたため, まずは身体技法について触れます。クレオールという概念を筆頭に文化混淆がキーワードとなることから, 個別の構成要素を探ります。グローバルなポピュラー音楽市場に影響を与えたキューバの事例を皮切りに、ジャマイカのレコード産業やサンバ・ボサノヴァで知られるブラジルに目を向け, ドキュメンタリーを参照しながら, クラブカルチャーの源流をたどります。他言語圏も概観しつつ, ローカルな民俗芸能が国民文化として戦略的に広報される経緯を追います。アートとは技巧を意味し、芸術はサブカルチャーから流行に至る場合が多い。多極化する映画界やガウディの商標化も取りあげます。ルーツとは何か。「表象」を柔軟に論じましょう。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
レジュメを配布し、視聴覚資料を紹介しながらの講義ならびに各回の感想紙提出で授業は進められる。必要に応じて歌詞などの対訳を添える。いわゆるフィールドワークの代替をなすことから、感性を研ぎ澄ませた集中力が求められる。よって無関係な私語やスマホ閲覧は厳禁とする。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
講義が軸となるため, 特に事前学修は必要ないが, 関心を抱いたジャンルや実践者については, 事後に自分で PV ほかのコンテンツを検索するなどして, 最終レポートの下準備につなげること。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
中南米の音楽
著者
/Author name
石橋純編
出版社/URL
/Publisher
東京堂出版
ISBN
/ISBN
2010
その他(任意)
/other
978-4490206678
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
平常授業の感想紙におけるコメント等の実績および聴講姿勢(35%)と期末レポート(65%)
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
テキストは指定せず, 適宜プリントを用意する。
参考文献:授業中に紹介するが, 各論に関しては以下をあげる。
石橋純編『中南米の音楽』(東京堂出版, 2010, 978-4490206678)
到達目標
/Learning Goal
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民としてふさわしい実践的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 VTR を交えたイントロダクション 視聴覚資料に沿った講義
2 カリブ海地域ほか中南米の混血主義とシンクレティズム 視聴覚資料に沿った講義
3 キューバにおけるスペイン系弦楽器とアフリカ系太鼓の遭遇 視聴覚資料に沿った講義
4 フォルクローレ(民俗)をめぐる身体技法とグローカル化 視聴覚資料に沿った講義
5 国際的なマーケットでブランド化された建築家ガウディ 視聴覚資料に沿った講義
6 映画の媒介: ICAIC からエリセやアルモドーバルまで 視聴覚資料に沿った講義
7 主流と対象化: アイコン化される美の複製とポストモダン 視聴覚資料に沿った講義
8 記憶と記録: 世界を席巻するポピュラー音楽と世界で渦巻く対抗文化 視聴覚資料に沿った講義
9 マス対象の文化産業とサルサほか移民の市場細分化 視聴覚資料に沿った講義
10 黒塗りとブラックアトランティック: ラップ・レゲトン.... 視聴覚資料に沿った講義
11 カット&ミックス: ジャマイカ発のスカ・レゲエ・ダブ.. 視聴覚資料に沿った講義
12 音楽大国ブラジルにおけるトロピカリアや農民の祝宴 視聴覚資料に沿った講義
13 日本の「大衆演劇」, 創られた「ラテン歌謡」や J ポップ 視聴覚資料に沿った講義
14 まとめ 視聴覚資料に沿った講義

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