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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
歴史と文化1(英語圏事情)/HISTORY AND CULTURE1(CONTEMPORARY AFFAIRS IN ENGLISH SPEAKING REGIONS)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
水2/Wed 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
山本 英政

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山本 英政 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
グローバル化の理想は、世界の共生のはずである。しかし、テロの脅威が世界を不安に陥れている。力を武器に富の眠る第三世界を思うままに支配してきた欧米への反撃が収まらない。
授業では経済と軍事の頂点に君臨してきたアメリカをとり上げて、その価値観と行動様式を見ていき、平和に資する多国間の共生のあり方を探る。キーワードは「力の支配」である。
① 銃社会アメリカで起こる惨劇はたびたび報道される。銃を所持しようとするアメリカ人の価値観とはいったいなん なのかを、検証する。
② アメリカと日本は第二次大戦以降、緊密な関係を築いてきたのだが、問題はないのか?日米は互いに敬い、果たして平等なのだろうか。
③ テロの横行のはじまりは2001年の「911」である。人びとを震撼させたあの事件がいったい何によって引き起こされたのか。
イスラム世界に対する軍事力の行使は、「力」を信望するアメリカの姿をわたしたちに再認識させた。アメリカはその歴史において自国の要求を受け入れない国に対し、ときに容赦なく武力を用いてきたのである。反面、大衆文化という柔らかなイメージで世界に向け「アメリカ的なるもの」を発信しつづけ、それは「文化帝国主義」との非難を誘起するほどに、人びとの生活様式を単一化させてきた。
アメリカのハードとソフトの両面パワーを明らかにし、グローバル化がすすむ世界に与える影響を考える。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業はZoomで行います
事前・事後学修の内容
/Before After Study
指定された参考文献などを熟読し、授業理解の補助とする
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
使用しない
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
市民と武装
著者
/Author name
小熊英二
出版社/URL
/Publisher
慶應義塾大学出版会
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
米兵犯罪と日米密約
著者
/Author name
山本英政
出版社/URL
/Publisher
明石書店
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
イラクとアメリカ
著者
/Author name
酒井啓子
出版社/URL
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
定期試験(80%)、小レポート(20%)
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 講義の説明
2 銃社会アメリカ 銃とアメリカの歴史
3 なぜ、銃が必要か 力と正義
4 日本の中のアメリカ:米軍駐留を考える 戦後の日米関係
5 終戦とアメリカの占領 アメリカ的なる日本の誕生
6 安全保障と日米関係 自立について考える
7 米兵事件とその実相 独立と平等について
8 湾岸戦争とアメリカ 中東と覇権
9 2001年、911の衝撃 世界の激変と混沌のはじまり
10 アフガン/イラク戦争 力の限界と戦争
11 もう一つの911:チリの911 被害と加害
12 映像 911の映像と衝撃
13 ソフト・パワー 文化の力とは
14 アメリカンポップカルチャーの力  受容とアメリカ化

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