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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ことばと思想2(日本文学作品研究c)/LANGUAGE AND THOUGHT2(STUDY OF JAPANESE LITERARY WORKS (C))
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
月2/Mon 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
本塚 亘

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
本塚 亘 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
この授業では、日本の音楽の歴史について、古代・中世を中心に概観しながら、古典文学作品の中に表れる音楽描写について学んでいきます。雅楽や仏教音楽、平家語りなどを中心に、「日本の音楽」を外来文化とのかかわりの中で客観的に捉え、その普遍性と特殊性について考えてみましょう。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業は講義形式で行い、適宜音源や映像などの鑑賞を含みます。また、毎時リアクションペーパーの提出を求めます。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
(事前学修)授業の進度に合わせて、授業内で配布するプリントの該当項目を予め通読しておいてください。目安は30分程度。
(事後学修)授業中に生じた疑問については、リアクションペーパーに記すだけではなく、図書館などを活用して調べてみましょう。目安は30分程度。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
なし。プリントを配布します。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
『古代シルクロードの音楽』
著者
/Author name
岸辺成雄
出版社/URL
/Publisher
講談社、1982
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
『日本音楽大事典』
著者
/Author name
平野健二ほか編
出版社/URL
/Publisher
平凡社、1989
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
『雅楽を知る事典』
著者
/Author name
遠藤徹
出版社/URL
/Publisher
東京堂出版、2013
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
「到達目標」および以下の細目に照らして、リアクションペーパー(50%)、授業内試験(50%)を評価の対象とします。
・日本音楽史(古代・中世)の概要について理解することができる。
・古典文学作品に表れる音楽描写について正確に理解することができる。
・日本の音楽と外来文化との関係性について理解し、見解を提示できる。
・日本の音楽の普遍性と客観性について考察を深め、見解を提示できる。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
参考文献は授業時に適宜紹介します。
到達目標
/Learning Goal
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民としてふさわしい実践的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 雅楽《越殿楽》 《越殿楽》を鑑賞し、雅楽(管絃)に用いられる楽器や楽譜、演奏形式の由来について考える。
2 日本の様々な伝統楽器 正倉院の楽器を中心に日本の様々な伝統楽器について学び、そのルーツについて考える。
3 日本の様々な古楽譜 雅楽の古楽譜を中心に、楽器や声楽譜の諸相について学ぶ。
4 東大寺大仏開眼供養会 東大寺大仏開眼供養会の概要、規模、演目について学び、当時の音楽の機能と歴史的背景について考える。
5 日本の音楽の「起源」 出土品や『隋書』倭国伝の記述などをもとに、日本の音楽の黎明について学び、その様相や対外的な機能について考える。
6 雅楽寮の成立と内外楽の整理 律令制度の整備に伴って組織化された日本の音楽の体系を学び、その機能や思想的背景について考える。
7 日本の「在来」歌舞 国風歌舞(久米舞、大和舞、東遊などの在来歌舞)について学び、その由来や享受について考える。
8 舞楽(左方・右方) 舞楽(左方・右方)の編成や形式などについて学び、『源氏物語』における舞楽の描写を鑑賞する。
9 管絃と御遊 管絃の編成や御遊の形式などについて学び、『源氏物語』における管絃の描写を鑑賞する。
10 催馬楽 御遊で歌われる催馬楽ついて学び、『源氏物語』における催馬楽の引用場面について鑑賞する。
11 仏教と音楽 法会の形式や法要の種類、声明の曲種などについて学び、仏教における音楽の意義や、雅楽との関係について考える。
12 声明から語り物へ 後の語り物芸能に影響を与えた、和讃や講式などの声明の曲種について学び、その音楽性と文学性について考える。
13 平家語り、語り物の普遍性 平家語りについて学び、雅楽や声明から受けた影響について考える。また国外の語り物文化との関係について学び、語り物芸能の普遍性について考える。
14 まとめと授業内試験 記述式、持込可。

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