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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
歴史と文化1(文化史入門)/HISTORY AND CULTURE1(INTRODUCTION TO CULTURAL HISTORY)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水2/Wed 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
堀川 宏

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
堀川 宏 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
 社会のなかで生きる人間が、自身の生活と不可分のものとして生み出してきた諸々の事柄をまとめて「文化」と言います。そのため「文化」と呼びうるものは無数にありますが、本講義ではそのなかから「古代ギリシア文学」に焦点を当て、その最初の作品である『イリアス』を読みながら、そこに窺われる価値観を学んでゆきます。
 古代ギリシア・ローマの文学はヨーロッパ文学の源流であり、ルネサンスの時期にその価値が再発見されて以来、近代ヨーロッパの文化的アイデンティティを長らく支え続けてきました。近年になって我々をとり巻く環境が大きく変わり、古代ギリシア・ローマに根差した「伝統的」な価値観を捉えなおす試みも盛んに為されていますが、そのような時代だからこそ、私たちが続けてきた文化的な営みを振り返っておくことが大切です。私たちは文学を通して何をしてきたのか —— この問題を文学の発生時点から考えてみませんか?
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 遠隔授業の実施に伴い、講義資料の提示による「紙上講義」を受講してもらう形で進めます。講義資料は毎週の授業開始時刻に PorTa II の「授業ポートフォリオ」にアップしますから、各自ダウンロードして受講してください。受講を終えたら、授業内容の理解を確認するための簡単な課題に取り組んでもらいます。提出方法や期日は講義資料で指示するので、それに従って提出してください。この課題を積み重ねてゆくことが、成績評価にとって非常に大切になります。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
 事前事後学習として、各回の授業で提示される問題を考察することが求められます。興味をもったテーマを中心に、古代ギリシア・ローマの文化について知識を増やし、自分なりの理解を持てるように努めてください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
市販のテキストは使用しません。必要な資料は毎回の授業で配付します。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
必要に応じて授業時に紹介してゆきます。
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎回の授業で課される課題(60%)、期末レポート(40%)の得点の合算により、AA、A、B、Cの4段階で評価します。
関連科目
/Related Subjects
古代ギリシア・ローマの文学に関心を持った方は、ぜひ西洋古典語(古典ギリシア語、ラテン語)の受講を検討してみてください。
備考
/Notes
*春学期のすべてが遠隔授業になったことに伴い、授業内容を大幅に変更します。
到達目標
/Learning Goal
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 『イリアス』の文化的背景 簡単なイントロダクションの後、本授業のテーマについて大きな見取り図を作ります。
2 疫病の流行とアキレウスの怒り 『イリアス』最初のエピソードを読みながら、叙事詩的な世界の描き方について学びます。
3 名誉の喪失とテティスの嘆願 引き続き『イリアス』を読みながら、叙事詩的な名誉について学びます。
4 ギリシア軍の英雄たち①:アガメムノン、メネラオス、オデュッセウス 引き続き『イリアス』を読みながら、ギリシア軍の英雄たちについて学びます。
5 ギリシア軍の英雄たち②:ディオメデス、アイアス 引き続き『イリアス』を読みながら、ギリシア軍の英雄たちについて学びます。
6 トロイアの英雄ヘクトル 引き続き『イリアス』を読みながら、トロイア軍を指揮する英雄ヘクトルについて学びます。
7 激戦と和解の嘆願 引き続き『イリアス』を読みながら、英雄叙事詩の伝統にとってのアキレウスの価値について学びます。
8 追い詰められるギリシア軍 引き続き『イリアス』を読みながら、
引き続き『イリアス』を読みながら、物語の緊張が高められる手法を学びます。
9 パトロクロスの栄光と死 引き続き『イリアス』を読みながら、その屈指の名場面について学びます。
10 アキレウスの進撃と神々 引き続き『イリアス』を読みながら、人間と神々の関係について学びます。
11 ヘクトルの死 引き続き『イリアス』を読みながら、叙事詩に見られる緊密な構造について学びます。
12 ヘクトルの遺体返還 引き続き『イリアス』を読みながら、英雄の死と叙事詩との関係について学びます。
13 実施しない 実施しない
14 実施しない 実施しない

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