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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
歴史と文化1(国境を越えて移動する民)/HISTORY AND CULTURE1(MIGRANTS CROSSING BORDERS)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
月4/Mon 4
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
八木 正典

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
八木 正典 経済学科/ECONOMICS
授業の目的・内容
/Course Objectives
本講義は、グローバル化する世界の各地で、難民、移民、あるいはその他の形態で、国境をまたいで人々が移動する際の動機と手段、ならびに移動する人々を受け入れ国が自国内にそれらの人々を受け入れる際の制度、その制度がどのように活用されているのか、妥当なのかについて、理解を深めることを目的とします。
講義内容は、まず、国境を越える手段としてのパスポート、査証、その前提としての国籍、日本の難民認定制度、欧州の受け入れ制度を学習し、二重国籍者への対応、にも焦点をあて、人の移動を国家権力はどのような場合に受け入れ、また、拒絶するのかについて法制度なども交えて基礎的な知識を解説します。現下のコロナウイルス感染拡大は、世界中の人々の生活に深刻な影響を及ぼしており、国境を越える人の移動にも様々な制限が課されました。コロナ後に世界がもとに戻るのか断じることは時期尚早ですが、今後国境管理が厳しくなる可能性が十分あり、それについても考察します。

授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
講義は、事前に送付する講義資料をベースに、原則、講義資料・課題配信型で実施します。一部音声で解説し、可能な場合にはテレビ会議方式(Webex)の使用を検討します。最初の10分間は、前回の課題に対して提出されたレポートで示された受講生の見方や意見、理解度などに対してコメントします。

事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学習:講義資料を、講義日の2日前をめどにPorTaII,またはWEBメールで履修登録者に送付します。事前に熟読(30分程度)、不明な用語の調べ(60分程度)を行ってください。
事後学習:講義資料の最後に記載されている設問、あるいは課題に対して、3日以内(月曜日に講義であれば木曜日まで)に、レポートをA4一枚(1000文字以内)でPorTaIIで提出してください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
新しい多文化社会論
著者
/Author name
万城目正雄・川村千鶴子編著
出版社/URL
/Publisher
東海大学出版部
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
移民政策のフロンティア
著者
/Author name
移民政策学会設立10周年記念論集刊行委員会
出版社/URL
/Publisher
明石書店
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
『「難民」をどう捉えるか』
著者
/Author name
小泉康一編
出版社/URL
/Publisher
慶應義塾大学出版会
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎回課題に対するレポートの提出(50%)(注:3日間の期日に遅延した場合は、35%)、課題に対するレポートの内容(50%)で評価します。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
テキスト:特に指定しません。講義資料を事前送付します。
到達目標
/Learning Goal
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション(国境を越える手段) 授業全体についての説明と、人々の移住・移民の全体像を説明する。冒頭コロナ感染拡大による移動の自由制限についても言及する。 事前に講義資料をPorTaIIで送付します。課題についてのレポートを3日以内に提出してください。
2 世界パスポートランキング どこの国が最も外国訪問にとっての有力なパスポートであるかの世界ランキング・リストについて、日本旅券の所持者が如何に有利であるのか、他の国の旅券が不利であるのかを把握する。 同上
3 難民とは 難民とは誰のことか、その経緯、制度、国内避難民との違い、第三国定住等を説明する。 同上
4 日本の難民認定制度 日本の難民認定制度の概要と難民の受け入れ状況、課題等を説明する。 同上
5 欧州の難民・移民受け入れ制度 欧州の難民・移民受け入れ制度とその運用の実態について説明する。 同上
6 350万人のシリア人難民を受け入れるトルコ 350万人規模のシリア難民を受け入れているトルコの意図、シリア難民の扱い、欧州との関係等を説明する。 同上
7 ロヒンギャは難民なのか 世界中で注目されているロヒンギャ難民のバングラデシュでのキャンプの状況、帰還に向けての課題等を説明する。 同上
8 事例演習(難民認定の判断基準) 難民認定の決め手となる「迫害」を受けるおそれをどのように評価するのか具体的事例で判断の難しさを実感する。 同上
9 移民の形態(富裕層、高度人材、非正規移住ほか) 移民の形態は、さまざまである。その形態と特徴を説明する。 同上
10 トランプ大統領の壁建設とムスリム・バン トランプ大統領就任後、打ち出したメキシコとの壁の建設とイスラム諸国民の入国制限策の概要を説明し、その是非を考える。 同上
11 二重国籍者 ひとはどのような状況で二重国籍者になりうるのか、各国の市民権付与の制度を解説する。二重国籍者のうける利益と不利益を議論する。 同上
12 国境管理の必要性 国境の管理は主権国家の専管事項である。今回のコロナ感染拡大から、人の移動の自由は、時に不利益をもたらすことを想起させた。今回のコロナ対応において各国が水際でとった措置から得られた教訓を解説する。 同上
13 実施しません 実施しません 実施しません
14 実施しません
実施しません 実施しません

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