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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
歴史と文化1(韓国の芸術と文化b)/HISTORY AND CULTURE1(KOREAN ART AND CULTURE (B))
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
水4/Wed 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
田代 裕一朗

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
田代 裕一朗 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
本講義は、韓国における芸術(とくに造形)の変遷と展開を概観することで韓国の文化を理解することを目的とするとするものである。時代としては、近現代を対象とし、社会的状況の変化と対応させながら時系列順にその変遷と展開を追う。
基本的に講義形式の授業であるが、毎回の授業でコメントペーパー(短作文)の提出が必要となる。また韓国語能力を問わないが、固有名詞については基本的に韓国語発音にもとづき紹介する。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業は作品スライドにもとづく講義形式で進めるが、単純に歴史的知識を学習するのではなく、「韓国の美」とは何か、「見る(観察する)」とは何か、各自思索をしながら受講することが要求される。
※造形の理解には本来実物の観察が重要であるため、授業中に関連美術館の紹介などを行うが、現時点で無理に足を運ぶ必要はない(授業での評価対象とはしない)。もし関心を持つ美術館があれば、将来是非訪問し、授業内容の更なる理解に役立ててほしい。

遠隔授業の形態:収録動画配信型(ナレーション入りパワーポイントファイルを配信)。なお詳細については備考欄を参照すること。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学習:アップロードされた参考テキストを読み、各時代の流れについて把握したうえで授業動画を閲覧する。
事後学習:授業のなかで学んだことをもとにレポート課題を設定し、それに対して考察を行うなかで授業に対する理解を深める。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考テキストをアップロードする
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
韓国近代美術の百年
著者
/Author name
金英那(著), 神林恒道(訳)
出版社/URL
/Publisher
三元社
ISBN
/ISBN
9784883032853
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
コメントペーパー60%、レポート40%
※コメントペーパー:毎授業中に指示する課題(造形観察課題、または文献テキストに対する感想文課題)に対してコメントペーパーを作成して提出する。
※いずれもオンライン上での提出となる。なお提出方法については授業で指示する。
関連科目
/Related Subjects
春学期の「韓国の芸術と文化a」は前近代を扱うが、それぞれ独立した講義であり、単独での履修でも内容の理解には差し支えない。
備考
/Notes
必要なツール:インターネットに接続可能なスマートフォン・タブレット・PC
※Microsoft Wordがインストールされていることが望ましいが、必ずしもその限りではない。別途教員に連絡すること。なお連絡方法について授業で指示する。
※授業の特性上、参考テキストや授業動画に図版が多数含まれる。そのためファイルサイズが大きくならざるをえない点に留意してほしい(毎授業10~100MB)。
到達目標
/Learning Goal
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 授業全体について説明を行う
2 前近代の造形文化概観(三国時代~朝鮮時代) 前近代においてどのように造形文化が展開したか概観する
3 日韓併合前後の伝統絵画 朝鮮時代後期の西洋画法受容にはじまり、伝統絵画における近代化の萌芽を概観する
4 「西洋画家」の誕生 日韓併合を経て新たに登場する「西洋画家」とその意義を概観する(高羲東、金観鎬など)
5 朝鮮美術展覧会と「郷土色」 1922年にはじまる朝鮮美術展覧会の役割と、それをめぐる「郷土色」の議論を概観する
6 モダニズムと前衛絵画 1930年代以降多様化する絵画表現を概観する(呉之湖、李仁星、具本雄、金煥基など)
7 外史:日本人と韓国の造形 近代期に韓国の造形に傾倒した日本人を紹介し、日本人との関係を考える
8 中間まとめ 第2~7回の授業内容をまとめ、造形の展開を俯瞰する
9 解放と朝鮮戦争 1945年の「解放」以後、韓国で展開する造形を概観する(劉永国、李仲燮、朴寿根、崔栄林など)
10 4・19革命と軍事政権 1950年代後半以降盛り上がるアンフォルメル、軍事政権下で韓国性を模索したモノクロームアート、民衆美術という二つの潮流を概観する(朴栖甫、徐世鈺、呉潤など)
11 外史:金煥基という画家について 1930~70年代の長きに渡って活躍し、絶えず新たな表現を模索した金煥基に焦点を当てる
12 1990年代以降の動向 「世界化」を掲げる文民政権が1993年に成立した後、現代に至るまで韓国の造形がどのように展開したか概観する(李咄、徐道濩、李秀京、梁慧圭など)
13 外史:李仲燮という画家について 現在韓国の国民的画家として評価されている李仲燮とその日本人妻に焦点を当て、日本人との関係を考える
14 まとめ 第2~13回の授業内容をまとめ、造形の展開を俯瞰する

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