基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	社会思想史a(教職)／HISTORY OF SOCIAL THOUGHTS(A)
開講所属 ／Course Offered by	大学免許／
ターム・学期 ／Term・Semester	2020年度／2020 Academic Year　　春学期／SPRING SEMESTER
曜限 ／Day, Period	火3／Tue 3
開講区分 ／semester offered	春学期／Spring
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	1,2,3,4
主担当教員 ／Main Instructor	白井　雅人

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
白井　雅人	言語文化学科／INTERDISCIPLINARY STUDIES

授業の目的・内容 ／Course Objectives	本講義の目的は、東洋という大きな文化圏の古代からの思想史を学ぶことによって、現代の日本における私たちの考え方や社会の特性への理解を高めることである。具体的に今学期は、日本にも大きな影響を及ぼした仏教と中国思想について、テキストを読みながら理解を深めていく。 私たち自身の考え方や私たちが生きる社会の特性を自覚することは、国際社会において活躍する際に強みとなる。各文化の芸術作品が美というものを多様な形で表しているように、多様性があるからこそ互いを補い世界を豊かなものにできるという意識をこの講義を通して養ってほしい。
授業の形式・方法と履修上の注意 ／Teaching method and Attention the course	オンライン授業として、基本的には資料配布型の形式をとります。また、資料を解説する短い動画も作成予定です。毎回の授業に簡単な課題を出しますので、課題を提出した場合に出席とします。課題は、簡単な小テストの予定です。
事前・事後学修の内容 ／Before After Study	資料をよく読み理解を定着させ、教員からのフィードバックをしっかり確認すること。
テキスト1 ／Textbooks1	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other 必要なテキストはPorTaIIにアップロードする。
テキスト2 ／Textbooks2	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト3 ／Textbooks3	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等1 ／References1	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title ブッダのことば―スッタニパータ 著者 ／Author name 中村元（翻訳） 出版社/URL ／Publisher 岩波書店 ISBN ／ISBN 4003330110 その他（任意） ／other
参考文献等2 ／References2	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other 世界の名著シリーズ、中公クラシックスで授業で扱う思想家についてのもの
参考文献等3 ／References3	書籍名/ｻｲﾄ名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
評価方法 ／Evaluation	毎回の講義で課す簡単な小テストの合計点（最大48点）と期末レポート（最大60点）の合計点を成績とする。小テストと期末レポートの合計が100点を越える学生も、100点として処理をする。レポートがインターネットを写したものであった場合、カンニングとみなし、0点とする。
関連科目 ／Related Subjects
備考 ／Notes
到達目標 ／Learning Goal	主要な社会思想家や各種の社会思想について理解し、人生観、世界観を養い、社会を批判的に洞察できるようにする。

回 ／Time	授業計画（主題の設定） ／Class schedule	授業の内容 ／Contents of class	事前・事後学修の内容 ／Before After Study
1	東洋とは何か？	授業全体の説明を行うとともに、「東洋」とは何かについて考える。
2	オリエンタリズム：エドワード・サイードの『オリエンタリズム』と逆向きのオリエンタリズム	西洋が「東洋」をどのように見てきたのか、東洋が「西洋」をどのように見てきたのか、その問題点を考えていく。
3	ブッダの言葉（1）：サイの角のようにただ独り歩め	最も古い仏教の古典の一つ『スッタニパータ』を読んでいく。まずは「蛇の章」の前半部分の重要な箇所をみていく。
4	ブッダの言葉（2）：一切の生きとし生けるものは、幸せであれ	『スッタニパータ』の「蛇の章」の後半部分と「小なる章」から、重要な箇所をみていく。
5	ブッダの言葉（3）：弟子との対話	『スッタニパータ』の「彼岸に至る道の章」の重要な部分をみていく。
6	仏教の展開	仏教はブッダの死後、大乗仏教へと展開していく。仏教がどのように発展していったのか、概説する。
7	孔子の言葉（1）：仁の思想	『論語』における孔子の言葉を、「仁」という言葉を中心にみていく。
8	孔子の言葉（2）：君子のあり方	『論語』における孔子の言葉を、どのように優れた人間になるのかということについてみていく。
9	老子の言葉：性善説と社会	老子の言葉を読み、社会をどのように捉えるべきかを考えていく。
10	荀子の言葉：人を縛るもの	法家とも呼ばれる学派の基となった荀子の言葉をみていく。
11	墨子の言葉：愛の思想	墨子の言葉をみていき、古代中国の思想の多様性を確認する。
12	老荘思想：無為自然	道教や禅仏教に影響を与えた、老荘思想についてみていく。
13	実施しません	実施しません
14	実施しません	実施しません