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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
人間発達科学特殊研究(ボランティア論)/SPECIAL STUDIES IN HUMAN DEVELOPMENTAL SCIENCE: VOLUNTEERING
開講所属
/Course Offered by
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
月3/Mon 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
中條 共子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
中條 共子 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
友人の困り果てた様子を見て、人ごとは思いつつ、つい「仕方ない、助けてやるか」と手を貸したことはないだろうか。結果、あまりにも大変な事態に遭遇し、それでも手を引くことができなくて、つらい思いをしたことはないだろうか。
私たちはときに、困難を示す他者の声や顔に突き動かされて、困難の渦中に身を投じる。そして他者を知り、仲間を得、それまで生きてきた平穏な世界への異なるまなざしを手に入れる。本講義が扱う「ボランティア」とは、そういう経験である。
本授業では、多様なボランティア実践を紹介し、この営みがどのような過程を通して生み出され、どのような意味を担ってきたのかを多角的に考察する。そして、受講生がボランティアの価値を見出す契機となることを目指す。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
教科書は使わず、毎回授業時にパワーポイント資料を配布する。講義を中心としつつ、必要に応じて体験的な演習やビデオによって学習を深める。
講義内容の理解を確認するために毎回授業終了時にリアクションペーパーの提出を求める。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
毎回リアクションペーパーにより講義内容の理解を確認する。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
市民社会論: 理論と実証の最前線
著者
/Author name
坂本治也ほか
出版社/URL
/Publisher
法律文化社
ISBN
/ISBN
4589038137
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
貧困のない世界を創る
著者
/Author name
ムハマド・ユヌス
出版社/URL
/Publisher
早川書房
ISBN
/ISBN
415208944X
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
リアクションペーパーの提出・内容(50%)、まとめのレポートの提出・内容(50%)により評価する。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
「人間発達科学研究科目群」の他科目では触れることが難しい分野や領域にわたって人間発達に関する諸科学を研究分析し、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ボランティアとは何か 阪神淡路大震災におけるボランティア活動の記録から、ボランティアの始原的な意味を考える。
2 人はなぜボランティアするのか 各種調査結果を手がかりに、ボランティアへの参加動機の多様性を学ぶ。
3 「つながり」の意味 障害者支援ボランティアの事例を通して、ボランティアを通して異質な他者とつながることの意味を考える
4 変革のビジョン 1970年代における環境問題を中心とする住民運動の事例を通して、ボランティアがはらむ変革ビジョンを考える。
5 子ども支援 子ども支援ボランティアの多様性と背景、生み出してきた成果を学ぶ。
6 貧困への取り組み 貧困者支援のボランティアの歴史と今日の取り組みを知り、その背景と意義を考える
7 在宅介護の「助け合い」 高齢者分野における「有償ボランティア」の歴史と今日の状況を知り、ボランティアの主体性を考える。
8 NPOとは何か 日本におけるNPO法人制度成立の経過と、NPO法人の実態、課題を学ぶ。
9 NGOとは何か 海外の大規模NGOにおける国際的支援活動の事例を通して、日本のNGOの課題を考える。
10 UKのボランティア UKにおけるチャリティーの歴史と今日の展開を学び、サードセクター概念への理解を深める。
11 アメリカのボランティア アメリカにおけるNPOの歴史と寄付文化を学び、サードセクターの発展の方向を考える。
12 ファンドレイジング 日本における寄付の実態・トレンドを知り、NPOにおける今後のファンドレイジング戦略を考える。
13 社会的企業 企業のCSRと社会的企業の活動事例を通して、それぞれの役割と協働を考える。
14 ボランティアと互助 ミャンマーと日本における互助文化を比較し、日本の今日の政策が推奨する互助活動の発展可能性を検討する。

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