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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
日本特殊研究(日本文化研究d)/SPECIAL STUDIES IN JAPAN: CULTURE (d)
開講所属
/Course Offered by
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
木4/Thu 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
荒木 優也

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
荒木 優也 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
日本文化と世界 ―ウタ・芸能・ことわざの文化史―

 新しい年号〈令和〉は、大宰府で開かれた梅花の宴に由来する。この宴は、〈梅〉という 東アジアで共有された文学テーマを取り上げることで、日本文化を世界に通用する普遍的文化に昇華させる行為であった。
  この事例からもわかるように、日本文化は古代から外国の文化を取り込み、対立を経過し、融和にいたることにより、あらたな文化を生み出してきたことがわかる。そして、その働きにこそ日本文化の誇るべき特質があることに思いが至るだろう。
 本講座では、古代から現代にいたる歌・和歌・能楽・浄瑠璃・俳諧・ことわざなどの韻文の歴史を概観することで、日本文化の特質を受講生とともに考えていきたい。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業の形式:講義形式
履修上の注意:高等学校卒業程度の古文の知識のあることが望ましい。
授業の形態:主にZoomを利用したオンデマンド型オンライン授業(音声配信)として実施する。具体的には、授業資料を見ながら講義音声を聞くという形で進める予定である。 
事前・事後学修の内容
/Before After Study
配布された授業資料をよく読み、自分が何を理解し、何を理解していないかを明確にする。
また、何に対して興味を持ったか、持てたかを自覚し、その興味を持った理由を考えてみる。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
・レポート〔1000字以上の小論文〕(40%)
・平常点〔毎回の課題提出〕(60%)
※毎回の課題提出をもって出席とする。なお、欠席が1/3以上になると、評価対象外となるため、注意されたし。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
・授業資料はPDFにて適宜配付する。
・授業内容・評価方法は、履修している学生に対して事前に説明があった上で、変更される場合がある。
・履修者の反応などによって授業進行を変える場合がある。
(・板書はできるだけ内容を整理して提示するつもりだが、履修者の反応によって適宜変更するため、やや煩雑になる場合がある。授業終了後、履修者それぞれが自分なりに整理して、自分なりのノートを作ってもらいたい。)
到達目標
/Learning Goal
「日本研究科目群」の他科目では触れることが難しい分野や領域にわたって日本を研究分析し、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 『万葉集』大宰府梅花の宴
2 世界の中心で愛を叫ぶ 『万葉集』柿本人麻呂「泣血哀働歌」
3 純粋な愛はあるのか 『万葉集』山上憶良「子らを思へる歌」
4 なぜ人は歌を詠むのか 『古今和歌集』仮名序
5 歌は真実の言葉なのか 和歌陀羅尼観と狂言綺語観
6 歌の道と仏の道とは一致するのか 藤原俊成・西行の和歌
7 風景を詠む方法とは 『為兼卿和歌抄』と空海の詩学
8 草木も成仏するのか 世阿弥・金春禅竹の能楽
9 松のことは松に習え 松尾芭蕉の俳諧
10 許されない恋は救われるのか 近松門左衛門の心中物
11 もののあはれとは何か 本居宣長と明清詩学
12 心と言葉はどちらが重要か 国学者の言語観
13 海外の文化を取り込む方法とは 西洋文化・ことわざの翻訳と漢籍
14 まとめ 日本文化と世界

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