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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
韓国社会論Ⅰ/KOREAN SOCIETY Ⅰ
開講所属
/Course Offered by
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
月2/Mon 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
羅 一等/NA Ildeung

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
羅 一等/NA Ildeung 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
本講義の目的は、韓国の大衆音楽であるK-popについてその歴史と社会・文化的背景を学び、K-popにまつわる社会現象を文化人類学の観点から分析する力を身につけることである。
講義では、まず韓国の近現代史を概観し、議論に必要な基本的な知識を習得する。そして、韓国の大衆音楽史を時代区分と代表的なアーティストを中心に解説し、K-popが世界的に市場を拡大した経緯を理解する。それから、政治経済的な分析を通して韓国社会の不連続性と記憶喪失、圧縮的近代化と輸出指向産業化のメカニズムでK-pop現象を解読する。最後に、K-popアイドルの労働問題と受容者研究についても考察する。
この講義でK-pop通史を学習することにより、K-popにまつわる社会現象を体系的に理解し、なお自分の見解を提示する能力を養うことができる。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
履修者はK-popファン(もしくは自分)を調査対象者にして、K-pop受容に関する聞き取り調査を行い、その結果をレポートにまとめて提出する。発表とディスカッションにおいては積極的な姿勢が求められる。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
授業前は、前もって配布される講義資料を精読しておくこと。授業後は、講義内容を踏まえてK-pop受容に関する聞き取り調査に取り組むこと。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
指定しない。レジュメを配布する。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
K-Pop: Popular Music, Cultural Amnesia, and Economic Innovation in South Korea
著者
/Author name
John Lie
出版社/URL
/Publisher
University of California Press
ISBN
/ISBN
978-0520283121
その他(任意)
/other
2014年発行
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
レポート(100%):K-pop受容者の聞き取り調査の結果をまとめたレポートを学期末に提出する。聞き取りの内容を忠実に文章化しているか、考察は講義内容を踏まえたものになっているかを評価する。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
この授業では、Google ClassroomとZOOM(https://zoom.us/)を利用した同時双方向型授業を行います。オンライン授業を受けるための機器(PC、タブレット、スマホなど)とネット回線を前もって準備しておいてください。授業開始日前に PorTa II をチェックし、オンライン授業の接続方法を確認してください。
到達目標
/Learning Goal
朝鮮半島情勢を含めた、韓国社会をとりまく事象について分析し、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション:K-popという社会現象 K-popを社会現象として扱うことの意義を理解する。講義の概要と進め方を把握する。
2 社会について考えるための質的調査法:聞き取り調査 K-pop受容に関する聞き取り調査の実施方法と注意点を理解する。
3 韓国近現代史1:朝鮮時代末期から朝鮮戦争まで 日本の植民地支配と戦争による南北分断課程を理解する。
4 韓国近現代史2:戦後から民主化まで 戦後の高度経済成長と独裁政治から民主政治への移行課程を理解する。
5 K-pop前史1:西洋音楽の流入とアメリカの影響 日本統治時代における国楽の衰退と唱歌と流行歌の流入、解放後に米軍によってアメリカの音楽が輸入された課程を理解する。
6 K-pop前史2:軍事独裁政治下の大衆音楽 軍事独裁政治による大衆文化の取り締まりと、トロットを中心とする大衆音楽の発展課程を理解する。
7 K-pop史:ソテジからBTSまで ヒップホップ音楽がK-pop市場を拡大していった経緯を理解する。
8 韓流文化産業の展開1:SMエンタテインメント 韓流文化産業の展開をSMエンタテインメントの事例で理解する。
9 韓流文化産業の展開2:YGエンタテインメント 韓流文化産業の展開をYGエンタテインメントの事例で理解する。
10 政治経済的分析1:不連続性と記憶喪失 韓国社会が近代化の過程で経験した断絶と忘却がK-popの誕生に与えた影響を理解する。
11 政治経済的分析2:圧縮的近代化と輸出指向産業化 圧縮的近代化の過程で生まれた輸出指向産業化がK-popの発展に与えた影響を理解する。
12 K-popアイドルの労働問題と受容者研究 文化産業の労働構造とアイドル練習生の置かれた現状について理解する。K-popがアジア諸国に伝播していった課程を、受容者側の観点から理解する。
13 ※実施しません ※実施しません
14 ※実施しません ※実施しません

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