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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ブラジル研究/BRAZILIAN STUDIES
開講所属
/Course Offered by
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火2/Tue 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
E.ウラノ/Edson URANO

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
E.ウラノ/Edson URANO 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
この講義の目的は、受講生がブラジルについて積極的に考え、独自の視点を身につけることである。そのために、ブラジルに関する基礎知識を勉強していただくとともに、社会科学をベースとした思考能力を高めることを目指す。
この授業では、「未来の大国」ブラジルがもつ可能性と挑戦的課題を、社会・経済・政治面から解説する。例えば、これから持続可能な成長を成し遂げるためには、どのような改革や社会政策が必要なのか、激変するブラジルの政治的シナリオをどう解釈すれば良いのかなどを課題として取り上げる。
近年目立つ出来事として、BRICsやG20などを通じた多極的外交、経済成長、格差の是正による新中間層の形成、ブラジル企業の多国籍化、油田開発などがあげられる。こうした変貌はどのような基盤により実現されているのだろうか。日本とブラジルは、今後、経済・文化・外交面でどのように関係を強化していけるのか。また、2019年に誕生した新政権により、今後ブラジルはいかなる方向に進行しうるのかを議論する。
講義形式の授業ではあるが、双方向のコミュニケーション、学生のプレゼンテーションなどを通じて積極的な参加が期待される。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
この授業は講義形式を基本とすると同時に、学生によるプレゼンテーション、グループワークなど、学生が主体的に考え、学習するアクティブラーニングも実施する。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
書籍、新聞、ニュースなどからブラジル関連の情報を自分でピックアップして、内容について予習をすること。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
ブラジル―跳躍の軌跡  岩波新書
著者
/Author name
堀坂浩太郎
出版社
/Publisher
岩波書店 2012年
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
現代ブラジル論ー危機の実相と対応力
著者
/Author name
堀坂浩太郎・子安昭子・竹下幸治郎
出版社/URL
/Publisher
上智大学新書 2019年
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
平常授業における課題レポートと参加度(20%)、 プレゼンテーション(20%)、 期末試験(60%)
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
テキスト:文献は授業時に紹介する。
到達目標
/Learning Goal
ブラジルの経済・社会などを体系的に理解し、各種の問題について論理的に分析のうえ、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション:世界のなかのブラジル ブラジルの世界での位置付けについて紹介、分析します。
2 「失われた80年代」、90年代、インフレーション、経済安定化 1980年代、90年代の政治経済について解説します。
3 2000年代、経済成長への道 2000年代にブラジルが成し遂げた経済成長について解説します。
4 格差社会の是正に向けて: Bolsa Família、新中間層の誕生 新たな社会政策がもたらした格差是正について語ります。
5 人種による不平等:クォーター制度と是正の試み アファーマティブアクションであるクォーター制度について解説します。
6 2010年代の経済停滞と政治混乱 2010年代に、ブラジルは再び経済停滞を経験し、その要因などについての講義です。
7 映像から見たブラジル ブラジル映画を上映して、ブラジルの文化、習慣、社会について学生たちに感じていただき、考えていただきます。
8 映像が語るブラジルという国 ブラジル映画を上映して、ブラジルの文化、習慣、社会について学生たちに感じていただき、考えていただきます。
9 左から右へ:2019年新政権誕生が持つ意味 近年の政権交代によるブラジルの社会情勢について分析します。
10 好景気から転落、さまよう政治 新政権誕生の背景にある2010年代の政治経済の動向を再考します。
11 危機下で挑んだメガイベント 2014年のサッカーワールドカップ、2016年のオリンピック開催はどのような影響をもたらしたのかについて考えていただきます。
12 ブラジルの現在と未来 ブラジルが直面している諸問題、今後の展望と課題について考えます。
13 学生のプレゼンテーション 学生によるグループプレゼンテーション。テーマは授業コンテンツから選択していただきます。
14 学生のプレゼンテーションとまとめ 学生によるグループプレゼンテーション。テーマは授業コンテンツから選択していただきます。

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