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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
国際政治特講(ドイツ古典哲学における戦争と平和と政治 b)/INTERNATIONAL POLITICS, SPECIAL LECTURE
開講所属
/Course Offered by
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火3/Tue 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
杉田 孝夫

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
杉田 孝夫 法律学科/LAW
授業の目的・内容
/Course Objectives
本講義では、18世紀後半から19世紀前半における戦争と平和と政治をめぐる議論(テクスト)の文脈(コンテクスト)の分析を行う。対象となる時期は、ほぼ200年ほど前の1780年代から1830年代までの時期であり、イギリス産業革命、アメリカ独立革命、フランス革命、ナポレオン戦争と神聖ローマ帝国の終焉といった歴史的事件が集中した時期である。まさに世界史的な構造転換が起こった時期である。ドイツ古典哲学の著者たちが同時代をどのように読んだのか、そこに表れたかれらのテクストの歴史的制約とその制約に条件づけられた普遍性を析出することが本講義の課題である。秋学期はフィヒテを検討する。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
授業形式:オンライン授業
使用システム:Manaba: 講義ノートの配布、リアクションペーパーの送受信、質問への個別応答コメント
           講義日前日夕方までに講義ノートをアップロードする。
       Zoom: 毎週火曜日13時30分-14時15分
           講義内容の論点説明とリアクションペーパーへの共通応答コメント
事前・事後学修の内容
/Before After Study
まずは毎回講義に出席し受講するという当たり前のことをしっかり実行してほしい。
講義日の前日(月)夕刻までに講義資料をアップロードするので事前にじっくり読んでほしい。疑問点を整理する。講義日(火、13時30分‐14時15分)にZoomで論点説明とリアクションペーパーへの共通応答コメントをする。
講義日の翌日(水)までにリアクションペーパーを書き上げ送信するようにする。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
フィヒテ全集2 初期政治論
著者
/Author name
フィヒテ(田村一郎、井戸慶治訳)
出版社
/Publisher
晢書房、1997年)
ISBN
/ISBN
4-915922-31-6
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
フィヒテ全集6 自然法論
著者
/Author name
フィヒテ(藤沢賢一郎、杉田孝夫、渡部壮一 訳)
出版社
/Publisher
晢書房、1995年
ISBN
/ISBN
4-915922-35-9
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
フィヒテ全集17 ドイツ国民に告ぐ 政治論集
著者
/Author name
フィヒテ(早瀬明、菅野健、杉田孝夫 訳)
出版社
/Publisher
晢書房、2014年
ISBN
/ISBN
4-915922-46-4
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
啓蒙・革命・ロマン主義 近代ドイツ政治思想の起源 1790-1800
著者
/Author name
フレデリック・C.バイザー(杉田孝夫訳)
出版社/URL
/Publisher
法政大学出版局、2010年
ISBN
/ISBN
978-4-588-00932-7
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
フィヒテ 「二十二世紀」の共和国
著者
/Author name
熊谷英人
出版社/URL
/Publisher
岩波書店、2019年
ISBN
/ISBN
978-4-00061320-0
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
毎回のリアクションペーパーの内容に対する評点を累積して総合的に評価する。
リアクションペーパーの内容は小テスト・感想・質問からなる。
毎回のリアクションペーパー5点満点(AA5点・A4点・B3点・C2点)×14回+基礎点32点
関連科目
/Related Subjects
前期開講の「国際政治特講(ドイツ古典哲学における戦争と平和a)」を合わせて受講することが望ましい。
備考
/Notes
テキスト:講義資料を毎回配布する。
参考文献:毎回配布する講義資料に記載。
到達目標
/Learning Goal

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 フィヒテにおける啓蒙とフランス革命(1) はじめに
2 フィヒテにおける啓蒙とフランス革命(2) 思想の自由の返還要求
3 フィヒテにおける啓蒙とフランス革命(3) フランス革命論
4 カント哲学との遭遇(1) あらゆる啓示に対する批判
5 カント哲学との遭遇(2) 批判哲学と知識学
6 イェーナのフィヒテ
カント「永遠平和のために」の論評と自然法論
知識学の原理と自然法論
7 自然法論(1)自由の相互承認として法・権利関係 根源的権利と強制法
8 自然法論(2)自由と安全と生存権 公民契約と民事契約: 
監督官制度のもとでの共和制
9 自然法論と道徳論 
法と道徳の分離
10 自然法論と閉鎖商業国家論 平和の政治学としての閉鎖商業国家論
11 ベルリンのフィヒテ(1)
 ナポレオンに抗するフィヒテ
現代の諸特徴と祖国愛とその反対
 フィヒテのマキアヴェッリ発見
12 ベルリンのフィヒテ(2)
    ドイツ国民に告ぐ
ドイツ国民という理念における過去と未来
 
13 解放戦争のさなかで(1)
 
1812年の法論と道徳論
14 解放戦争のさなかで(2) 1813年国家論

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